John McLaughlin


Title/Release Tracks Impression Total Impression

The heart of things
1999
1Acid Jazz
☆☆☆
2Seven Sisters
3Mr.D.C.
4Fallen Angels
5Healing Hands
6When Love is far away
Coolな演奏が続く。
(June 11, 2000)

The Promise
1995
1Django
☆☆☆☆☆
2Thelonius Melodius
3Amy and Joseph
4No return
5El Ciego
6Jazz Jungle
7The wish
8English jam
9Tokyo dicadence
10Shin jin rui
11The Peacocks
豪華セッション集第2弾。Johnの素晴らしさを認識できた作品。各共演者も、熱い。
1 Jeffとの共演。Blow by BlowでみせていたJazz Tuneに再チャレンジのJazz
も弾くJeffと、Rockも弾くJohn演奏は、まずまず。途中のブルースは愛敬。
2 Guitar、Organとも、爽快、ご機嫌4ビート。3 Patの世界?美しいバラッド。
4 ミディアムスローなリズムに、Miles風フレーズ。5 懐かしいSuper Guitar Trio。
6 Michael Sax。曲名のJungleどおり混沌としたアドリブしたい放題。
Milesの世界に近い。7 Sitar奏者などとの共演。JohnのユニークなGuitarの
弾き方は、このSitar奏法からではないかと、感じた。8 Stingと競演、
Jazz Rockという感じ。10 新人類? David Sunborn A-Sax。Coolで落ち着い
た曲。メンバーからして「The heart of things」の基か。11 ゆったりした
美しい作品。リード演奏は凄い。
(June 11, 2000)

Live at Royal Festival Hall
John McLaughlin Trio
1989
1Blue in green
☆☆☆
2Just ideas〜Jozy
3Florianapolis
4Pash's love
5Mother Tongues
6Bleus for L.W.
1 原曲は、Miles & Billの共作。Coolなナンバーからスタートで肩透かし。
2 3 Radio landからのナンバー。Guitar Syntheを上手く使いかなりの再現ができている。
3は、ベスト。5 長いので疲れるが、Bassソロは、快演。6 終奏の決めの応酬が圧巻。
(June 10, 2000)


Adventures in Radio Land
J.McLaughlin
and Mahavishnu
1986
1The wait
☆☆☆☆
2Just ideas
3Jozy
4Half man- Half cookie
5Florianapolis
6Gotta dance
7The wall will fall
8Reincarnation
9Mitch match
1020th Cenury LTD.
Mahavishnuを再び名乗っての2作目
1 中間部は、まさにMahavishnuの再演。しかし、私にはフィットしない。
2 3 メドレーであるが一曲と考える。穏やかなイントロから、for Joe Zavinul
に恥じない W Reportを意識した展開。4 万華鏡のような曲。Gは、Jeff Beck風
5 軽快なリズムに乗って、A Guitarのソロが素晴らしい。6 泣きのテーマが好き。
Drumsソロが、なんかアンマッチで減点。7 凄みを感じるベストトラック。
John、Bill(Sax)とも快速フレーズを繰り出す。8 たおやかなベースラインが和ませる。
9 細かいリズムに大きく乗る。聴き様によっては、PMGサウンドに聞こえなくもない。
(タイコは、初期PMGのDanny Gottriebである。)
(June 9, 2000)

Elecctric Guitarist
1978
1New York on my mind ☆☆☆
2Friendship
3Every tear from every eye
4Do you hear the voices you left behind ?
5Are you the one? Are you the one?
6Phenomenon:Compulsion
7My foolish heart
1970年代の総決算的豪華セッション集。バラエティーに富む作品。
1テーマに続くけだるいリフが、New Yorkへの想いを掻き立てる。Syntheは、Jan Hammer
に似ている。Synthe ソロと、Violinソロが素晴らしい。2 Santanaとの再演。親しみやすい
メロディーに乗せて、お互いのソロをややルーズに披露している。以前のような緊張感は、
ここには無い。Santanaはいつものように自然に軽やかに、Johnは、Rock風フレーズを
ややぎこちなくプレイする。3 静かなバラッド。リズムを感じにくい曲。4 Chick、Stanley、
Jackとの快速4ビート。Guitarは、図太いサウンドで豪快に弾く。Chickは、E-Pでスムーズ。
Stanleyの軽やかなソロから、Jackのソロ、ChickのSyntheソロを廻し、テーマで終了。
5 Jack Blues、Tony WilliamsとのRockセッション。トーキングモジュレータ使用?
6 フランジャーを過剰に掛けて過激なソロに挑む。Drは、Billy Cobham 元祖手数王
Johnのフレーズにぴったりと合わせたプレイ。7 一転、静かな作品。ソロでしっとり締める。
(June 9, 2000)

Love Deovotion Surrender
Carlos Santana
Mahavishnu John McLaughlin
1973
1Love Supreme ☆☆☆
2Naima
3The life devine
4Let us go into the house
of the lord
5Meditation
Carlos Santanaとの共演。
「キャラバンサライ」、「火の鳥」と各々の話題作発表後のSession。
1John Coltraneの名曲にチャレンジ。冒頭から迫力ある掛け合いが続く。
Neimaで一転穏やかに。でも、単なるバラッドでは無いのは、原曲のせい?
3は、あたかもMahavishnu OrchestraにSantanaが参加した、というような曲。
テンションが非常に高い状態で、前半Carlos、後半Johnのソロをフューチャー。
4は、まずCalrosが長いフリーなイントロをGuitarで語る。テーマ部(?)にはいると
Carlos作品得意の軽快なリズムが鳴り出し、Breezin'のお遊びフレーズも飛び出す。
Organソロを間に挟み、Johnのソロ。当時の力がはいった演奏そのまま。
最後はふたりの掛け合いも少しはいり終曲。
Carlosのスムーズで自然な演奏に対して、Johnは、緊張感高いフレーズ多し。
(June 7, 2000)
Sessions & Guest appearances
Title/Release Tracks Impression Total Impression
Spaces
Larry Coryell
1970
1Spaces(Infinite) ☆☆
2Rene's theme
3Gloria's step
4Wrong is right
5Chris
6New Year's Day in Los Angeles
from Planet end 7Tyrone
8Planet end
John、Larry Coryell、Billy Cobhum、Miroslav Vitous、Chick Corea
という新進オールスター参加の歴史的作品。フリージャズとクロスオーバーの架け橋。
時代の音を反映して硬派なサウンドである。美しいとか、優しいメロディーやコード進行は、
わざと?解体され自由に解釈されて、奔放なあるいは淡々としたクールな演奏が続く。
1は、チェロのテーマの提示がダークで、いつも飛ばして2曲目から聴いていた。
BillyのDrは、Rock、Jazzの切替が速い。テーマを過ぎれば、Bassは4ビートが快調。
リズムに乗れなくなってもLarryは、リーダー作の特権、強引に弾き通す。
2 Duo Johnの先発ソロもなかなかだが、後発Larryソロが、名演。Larryは、バッキングでも
煽り方が素晴らしい。3 チェロソロをフューチャー。4 チェロソロから、Larryへ。
快調に飛ばす。Johnソロは、何かしら細かく弾いているが割と小さな音で目立たず勿体
無い。遠慮しているのか。5 ChickがはいってQuintet演奏。Guitarが美しいメロディー
を弾いているが、Chickのバッキングは、Milesでの影響が大の演奏。EPソロは、美しくも
クールに奏でられる。その後のGソロは、弾きたいようにやっている。
7 Spacesの次作プラネットエンドから、の作品。ワウワウ?のJohnソロと、
Chickの執拗なパーカッシブなフィルインコードに割ってはいるLarryのGuitarが迫力。
(June 9, 2000)


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