アメリカンなタッチのイラストですね (って元々海外で開発されたソフトみたいだけど)

1942

Produced by (c) カプコン
1999.??.?? 発売 (\.4500)

現在ではスト2バイオのイメージが強い同社ですが、昔は硬派なアクションやシューティングをリリースしていました。本作は194xシリーズ (全4作) の記念すべき第1弾をGBに移植したモノです。なお、日本未発売 (海外版) です。


自機の右側にあるPowはパワーアップアイテム

システムは当時としてもオーソドックスな縦スクロールシューティングです。自機も敵機も戦争中の実在の飛行機をモチーフにしており渋味のある統一感がありますね。自機は十字キーによる8方向移動、Aボタンで機銃掃射、Bボタンで宙返りをします。この宙返りというのは、いわゆる無敵状態のことで1ステージにつき3回まで使えます。最初のうちはまず使うことはありませんが、後半はこの宙返りを如何に使いこなすかが攻略のカギとなります。基本的に出現する敵をドンドンやっつけていくだけでボムなどの派手な演出はありません。非常にストイックな作りといえます。


護衛機 (オプション) を従え、いざ行かん!

敵機の攻撃の中で色の違う5機編隊が飛んでくることがあります。この編隊を1機残らず撃ち落とすとPowマークが現れ、これを取ると自機がパワーアップします (色によって、画面上の敵を一掃する、機銃がパワーアップ [max 4連射]になる、護衛機 [オプション] が付く)。普通の戦闘機よりも大きい中型戦闘機などは耐久力も高い (しかも、後ろから突然出てくるので画面下で動いているとアッという間にやられる) のでパワーアップは確実にしてゲームを進めていきたいところです。


1機目のボス、デカイ・・・

ステージ数は全部で32。4ステージ毎にボス (大型戦闘機) が出てきます。コレを無事に撃墜するとGB版ではパスワードが表示されます。たしかに32ステージといったら結構長丁場ですからねぇ。コンティニュー出来るのは良いと思います。
後半になると弾除け (っていうか敵機除け?) が結構キツくなってきますが、これぐらいの展開が無いとメリハリが無さ過ぎて飽きてしまうかもしれません。何ていうか、やっぱりシステムがオーソドックス過ぎて盛り上がりに欠けてるんですよねぇ (GBの小さな画面でチマチマやってるから余計にそう感じるのかもしれないけど)。忠実に移植するのも良いけど、GBなりのアレンジをして1945とかにして発売した方が良かったんじゃないかな〜、と思います (つーか、今からでも遅くないから出して欲しいな)。


お買い得度:★★★☆☆(3)
非常にオリジナルに忠実な移植ではあります