すっかり準レギュラーのワリオも登場

ピクロス2

Produced by (c) 任天堂
1996.10.19 発売 (\.3000)

前作の好評を受けて作成された第2弾。タイトルにマリオと付いていないのは、難易度の高いワリオモードも入っているから (このソフトの発売前にSFCで同仕様ソフトが発売されていた)


やさしいモードでもこの大きさをキープ

今回は、前作を遊んでいることを前提にしているためか易しい練習モードの問題でも15×15になっています。で、今回のウリは問題のサイズが30×30になったということ (最終問題は60×60)。ただ、これは大ウソ!というか言葉の使い方が間違ってます。表示される絵のサイズが30×30というだけで、実際には15×15の問題を4つ解くに過ぎません (4つを合わせて1枚の絵になる)。30×30の問題というのはヒントの数字が0から30以内になる問題を言うのであって、明らかにこの場合のうたい文句は間違いだといえるでしょう。前作よりも難しい問題が出来ると思って買った人は思いっきり拍子抜けしたに違いありません。30×30を4分割して1つずつ解くため、中にはほとんど真っ黒とかいう全然問題になっていないようなモノまで出てくるのですから・・・


いったい何が出てくるのかな?

そういった事も配慮してか、今回は背理法を使って解くワリオモードが収録されています。このモードの追加に伴い試し置きモードも追加され操作性はかなり良くなりました (ヒント数字の拡大機能も装備されたし、削ったマスのヒント数字をチェックすることも出来るようになった!)。ただ、マリオモードに比べればちょっと頭をひねりますが、やはり15×15ではそれほど難しい問題にはならないみたいです (まぁ、前作に比べて私自身のスキルが多少なりとも上がってたというのもあるでしょうが (^_^;))


絵のクオリティは確かに上がったかも?

個人的に今回の目玉はクイックピクロスだと思います。これは8×8の問題 (ひとつの文字が浮かぶ) が次々に現れ、それを繋げるとひとつの文章になるというもの。最後の問題まで解かないで途中で答え (文章) を入力しても良いんですが (というか制限時間を考えると最後まで掘ってる時間はあまり無い)、この文章がナカナカ笑える!『うらのハタケでポチが・・・』ときたら正解は『うらのハタケでポチがなく』だと思いますが、実は『うらのハタケでポチがなくなくはたらいている』だったりするのです。他の問題もざっとこんな調子。ピクロスを楽しむというよりは文章を楽しんでる感じですが面白いので良しとしましょう!?


色々と書いてきましたが、前作よりも操作性は改善され、問題数も3倍に増え (まぁ、どうしようもないくらい簡単なのもあるけど)、グラフィックの質は良くなっていますので、現在買うならばこちらをオススメします。願わくば続編の開発をお願いしたいですね>任天堂

お買い得度:★★★★☆(4)
いつでも好きな時に手軽に遊べるパズルの良作です