何となくファンタジック?

倉庫番伝説・光と闇の国

Produced by (c) J・ウィング
1999.12.23 発売 (\.4300)

久々にGBで登場した倉庫番。光の国の騎士が闇の国の魔王にさらわれた姫を救出するために魔王の仕掛けたトラップ (=倉庫) を突破して行くというストーリー。


さて、どうやって移動しようか?

今回のシステムで新しい点は荷物以外に敵が出てくるということ。この敵は止まっているものも居れば動き回っているものも居ます。いずれにしても邪魔な存在なのですが、これらの敵を利用しなければクリア出来ません。というのもステージには所々に穴が空いています。もちろん、この穴の上は通ることが出来ません。ではどうするかというと、この敵に魔法弾をぶつけて動きを止めて動かし穴に落として塞ぐのです。最初のうちは敵と穴の数が一致してるのであまり悩みませんが、後のステージでは穴の数も増え、どの穴を塞ぐかまで考える必要が出てきます。このようにして通路を確保しながら人形を魔方陣の上に移動させるとステージクリアとなります。


時折挿入されるヴィジュアルシーン

このシステムの凄いところは、通常の倉庫番では当然の事ながらステージ開始直後に全ての荷物およびプレイヤーが然るべき位置に配置、すなわち絶対に解くことが出来るようになっています (倉庫番パーフェクトでは一部解けない問題がわざと混入されてますが)。それに引き換え、本ゲームではゲーム開始時の配置が解ける配置ではない、すなわちプレイヤー自身が解ける問題に作り替えなければならないのです。これは新しい!下手すれば最初の一手が間違っているのに絶対に解けるはずだと無駄足を踏むことにもなり兼ねないのです。


オリジナルモードはこんな感じ

ただ、残念なことは一手戻し機能が無いことと操作の反応が少し鈍いこと。ゲームの根幹に関わってくる部分なので気になります。ただ、オリジナルモード (ストーリーモードの様なギミックの無い純粋な倉庫番) ではこれらの問題が解消されているので、アクション性を追加した際の副作用なのでしょう (ま、調整すべきだとは思いますが)。個人的には非常に面白いアレンジだと思ったのですが (FCの涙の倉庫版スペシャルのようなフザけた変更は無いし (^_^;))、問題数が50面と少ないのがイタイかも。もっとも、現在はロッピーで安価に書き換えが出来るので割高感は薄くなりましたね (私は定価で買っちゃいましたからねぇ (苦笑))


お買い得度:★★★★☆(4)
ロッピー書き換えなら、この評価 (定価買いなら−1)