Produced by (c) アスキー
1990.03.30 発売 (\.3090)
FCで人気を博した対戦ゲームのGB移植版。最近、某ゲームラボにて『どこでもいっしょ wars』というのが紹介されていたので若いユーザーでも知っている人は意外に多いのではないでしょうか?
ゲームはお互いに相手のコートにボールを投げ合い、全てのボールを相手のコートに入れるか、タイムアップ時に相手のコートに6個以上ボールを入れていれば1セットゲット。3セットマッチで2セット先取すると次のゲームに移ります (ボーナスゲーム=時間内にどれだけボールを投げ込めるか=が始まる場合もある)。キャラクタはぺんぎんくんの他に、うしさん、コウモリくん、ねずみさん、ウサギさんという個性のある (移動スピードが速いけど、球足が遅いとか、気絶からの回復が早いとか) キャラクタが揃っています。自分の選んだキャラ以外とトーナメントを行ない優勝するのが目標となっています。
各キャラには特性があるので、それに見合った戦い方が必要になりますが、特に球足が遅いキャラに有効なのがパワーショット (溜め撃ち) です。Aボタンでボールを拾ったらボタンを押しっぱなしにします。そうすると、キャラクタがブルブル震え出すのでボタンを離すと目にも止まらぬ (ってのは大げさ) パワーショットが撃てます。球足が遅くても移動速度が速ければパワーショットの連続で相手を気絶させて勝つことが出来るでしょう。
ただ、時間が経過すると画面上にオジャマキャラが出てきてボールの進路を妨害します (ぶつかると戻ってくる)。時間が無いという焦りからえてして適当にボールを投げてしまいがちになります。たしかに、適当に投げて予想出来ない軌跡で飛んでくると相手もパニックになり戦術的には有効だと思いますが、自滅する可能性も非常に大きくなるので注意が必要です。この辺、ちょっとゲームバランスとしてのツメがアマイような気がして残念です。
このゲーム、COM相手だと結構すぐにクリアしてしまうんですが (2周目は別として)、何といってもアツイのは2P対戦。つーか、このゲームは2P対戦があることに意義があるような気がします (言い過ぎ (^_^;))。誰でもすぐにルールが理解出来て、すぐに対戦が出来るゲームっていうのは良いですね。特に、このゲームの場合は相手の性格が良く反映される (ガムシャラになげる人、パワーショットで一発必中を狙う人・・・) ので一種の心理戦が楽しめます。ぜひ2つ揃えて遊んでみましょう!
あっ、ちなみにペンギンゲームとしての可愛さはあまり感じられないと思うのであしからず (^_^;)
お買い得度:★★★★☆(4)
対戦相手がいる人のみオススメ (苦笑)