着ぐるみマリオのダンシング

ポケットカメラ

Produced by (c) 任天堂
1998.02.21 発売 (\.5500)

世界初・遊べるカメラの触れ込みで発売されたポケットカメラ (以下、ポケカメ)。単なるカメラとしてではなく、ユーザーに如何に遊んでもらうかを重視して作られているだけあって、普通のデジカメとはちょっと違う、ユーザーのアイディア次第で面白くもなりつまらなくもなるという実にソフト然としたハードに仕上がっています。


気分はケント・デリカット (^_^;)

お手軽な値段の割に色々な機能があるのですが、それは折りを見て説明していくとして (近々、ポケカメの攻略本?も発売されるみたいですしね)、ここではとりあえず私の作品なんかを掲載してみますね。
まずは、基本的なところから。レンズを180度回転させて自分を撮り、スタンプ機能で加工を施したものです。スタンプには例のような顔のパーツとかマンガの吹き出しのようなモノまで色々と用意されています。さらに、ペイント機能によってフリーハンドで線を描いたり消したりする事も出来ます (画面下部のミミズが這ったようなのがソレです (^_^;))


ピッ、ピカチュウ

スタンプには他にもポケモンとか、ひらがな・カタカナ・数字・記号・漢字などの文字があらかじめ用意されており、伝言メモ作りも可能になってます。
左の写真がポケモンスタンプを使った例。ちなみに、ポケモンスタンプはポケカメ内蔵のボールというアクションゲームで高得点[100点毎に何段階かある]を取ると増えます (ミュウとかが使えるようになる)。
また、スタンプではないのですがシューティングゲームで高得点を出すとポケモンの隠しグラフィック (ミュウツーとかラッキ〜とか) が見られるようになります。


うーん、著作権が心配!?

これは画面分割 (モンタージュ) を使った例。画面の縦・横を分割して各々に好きな画像を入れる事が出来ます (憧れの人とのツーショットとかも可 (^_^;))。ちなみに、画面の写真は上下分割を用いてます。解像度が低いポケカメですが、例の様にマンガの1コマを接写する事も可能です。
ちなみに、下の台詞の文字もスタンプ機能で作ったものです (文字スタンプにはゴシックと手書き風の2種類があります)。


憧れのダブルネックベース

これは特殊レンズ (鏡像反転) を使った例。例のような左右反転の他に上下反転もあります (注意:正確にはレンズを90度傾けて撮影しているので、上下反転・左右反転というのが正解)。
この他にも、パノラマ写真 (縦あるいは横方向に画面4枚分の大きさの写真が作れる) や、連写機能 (コマ間隔時間も設定可能) によるアニメの作成、HTMLのクリッカブルマップ (と言うよりMacの Hyper Card)) のようなモノ (ピクトリップという) を作ることも出来ます。
そうそう、画像を見てもらうと分かると思いますが写真にはプリクラの様にフレームを設定する事が出来ます。通常の16パターンの他に、オマケのフレーム (プリントモードでセレクトを押すと出てくる) が6種類あり、マリオやヨッシーなどが出てきます。


感涙のスタッフロール

最後にこれだけは書いておきたいということをひとつ。スタートボタンで現われるスタッフロールも色んな効果を使っていて遊び心満点なのですが、その中に故・横井軍平氏の名前が載っているのに感動。本機の開発スタッフのモノ作りの姿勢 (思想) が見えるような気がしました。

最後に任天堂さんへのお願いなんですが、見る&編集の部分だけに特化したROMを出して欲しいですね (100枚くらい画像を保存できるような)。従来のポケカメで写真を撮って、このROMにケーブルでデータを転送して編集・保存する、という訳です。特に編集はSGBを使った時にSFCマウスが使えるようにして欲しいですね (十字キーで絵を描くのはかなり慣れが必要ですから)。


お買い得度:★★★★★(5)
是非ポケットプリンタも御一緒に!