やたらと長いタイトルだ (笑)

空想科学世界ガリバーボーイ
空想科学パズル・プリッとポン

Produced by (c) バンダイ
1995.04.28 発売 (\.3980)

同名アニメを元にしたアクションパズル。といっても、実際に番組を見たことが無いのでゲーム中に出てくるモノが原作に沿ったモノなのかどうかは不明。ただ、少なくともこのメガネの少年がアニメの主人公ではなさそうだということは分かりましたが (笑)


ルールは、プリポン (狂牛病の原因・・・あれはプリオンか (笑)) と呼ばれる物体が2個1組で落ちてくるので、それを回転・移動させて同じ色同士を4つ以上くっつければプリオンが消滅するというもの。もう、落ちモノとしてはデフォルトのルールですね。このゲームが他の落ちモノと異なっているのは、お邪魔プリオンの挙動。たとえばぷよぷよだったらお邪魔ぷよに隣接するぷよを消滅させればお邪魔ぷよは消えますが、このゲームの場合には同様の事をしてもお邪魔プリオンは消滅しません。では、どうするかというとチェンジカプセルというのを使用します。

チェンジカプセルが出せるようになったぞ! チェンジカプセルをL字型に落とせば・・・ スチームプリポンの登場だ!!

左のメガネの少年の下にあるタル?に数字が書かれていますが、これはプリポンを消す度に減っていきます。そして0になると×印が氷、水、雲の絵に変わります (プリポンを消した数により随時変更していく:左端の画像では雲の絵が表示されている)。この状態の時に、十字キーの上を押すとチェンジカプセルが登場します (中央の画像のコップみたいなヤツ)。このチェンジカプセルを単独で落とした場合、落とした位置にあるお邪魔プリポンを一定量 (3ライン分) 消してくれますが、中央の画像の様にL字型の状態になっているプリポンに正方形の状態にして繋いで消すとスーパープリポンになります (右端の画像)

チェンジカプセルの状態 (氷、水、雲) によって次の3種類のスーパープリオンが作られ、各々性質が異なります。
ソリッドプリポン左右に動かすことが出来、自分の落ちた下にあるプリポンと下から2ライン分のプリポンを消し、自分も消える。
リキッドプリポン空いている隙間に入り込み、下から5ライン分の隙間とお邪魔プリポンをリキッドプリポンと同じ種類のプリポンに変化させる。
スチームプリポン全てのお邪魔プリポンを吸い取って自分も消える。
このゲームの場合、このチェンジカプセルの使い方がキモといって過言ではないでしょう。逆にいえば、このチェンジカプセルがこのゲームのガンでもあります。というのも、お邪魔プリポンの降ってくる頻度が高いので、プリポンを消してチェンジカプセルを落とせるようになっても上手くL字型の待ちが出来てなかったり (あるいはお邪魔プリポンで塞がれてしまったり) して、結局チェンジカプセル単体で落としてお邪魔プリポンを消して、またプリポンを消してメーターを貯めて・・・で、やっと溜まったと思ったらまたお邪魔プリポンが邪魔で・・・という繰り返し。他のアクションパズルでは我慢した後に大逆転 (大量消しとか、大連鎖とか) の快感があるのですが、このゲームの場合にはどうにもストレスが溜まるばかりで爽快感というモノがありません。さらにストーリーモードでは敵の攻撃という邪魔が入るので一層ツライです。

この問題が解けるかな?

本ゲームには上に述べたストーリーモード (COMとの対戦) の他に、フリーモード (1人でエンドレスで遊ぶモード)、パズルモード、タイムアタックモードがあります。パズルモードは、画面右端にあるプリポンを使ってフィールド上のプリポンを全て消滅させるとクリアになるというモードで、かなりアタマを使う問題が揃っています。ぶっちゃけた話、他のモードよりもこのモードで遊ぶ方が面白かったんですが・・・これって、モロになぞぷよと同じだったりするんですよね、余計なギミック (スーパープリポンとか) が無いから。このモードだけで出したら、他社が黙っちゃいなかったでしょう (だから余計なギミックを付けたのか? (ぉぃ))


イマイチ盛り上がりに欠けるなぁ

タイムアタックモードは、右端に次々に出てくるプリポンを使い、左のタルに書かれているノルマ数のプリポンを消すまでにかかった時間を競うというモード。出てくるプリポンの種類を見極めて如何に効率よく消していくかがポイント・・・というのは分かるんだけど、どうにも単調というか盛り上がりに欠けるモードです (まぁ、このモードに限ったことではないけど)。
キャラクタの特長を活かしているとも思えないし、かといってアクションパズルとしての面白味があるかというとそうでもない。どうにも中途半端な印象しかないゲームです。結構安売りしている所があったりしますが、あまりオススメは出来ませんな。


お買い得度:★★☆☆☆(2)
私がこのゲームの良さに気付いていないだけなのか?
最初から良い所が無いのか、どっちだ?!