まんまるカービィの勇姿

カービィのきらきらきっず

Produced by (c) 任天堂
1997.01.25 発売 (\.3000)

ポケモンが出てくるまで任天堂が力を入れていたカービィとその仲間達をフィーチャーした落ちモノパズル。このゲームが出る頃には既に落ちモノパズルは市民権を得ており、それと同時にシステムが複雑化。ちょっと敷居が高いゲームが多くなってきた頃に初心者でも簡単に楽しめ、かつ上級者のプレイにも耐えられるようなシステムのゲームを、ということで開発された。


さてゲームの始まりだ!

プレイヤーに課せられた使命は画面上に散らばる星を集める (消す) こと。星を集めるには同じ仲間 (リック、カイン、クーの3匹) 同士で星を挟めばOK。また、星を消したり仲間を消す (同じ仲間同士が隣り合うと消える) ことで連鎖的に他の星や仲間が消えたら御褒美の星が空から降ってくる。降ってくる星の数は連鎖の大きさによって変わり、大量に降らせた星がまた連鎖に繋がると更に増えて・・・という風になり、画面上にきらきらとたくさんの星が現れる様子はモノクロながらもかなり派手な演出になっている。


花よりダンゴ!?

ルールが単純なため大量の連鎖をするのもそれほど難しくないし、フィーリング連鎖もしやすい。そのため初心者には非常にとっつきやすいゲームになっている。キャラクタの可愛さも含めて低年齢層のユーザーにも安心して遊んでもらえるだろう。逆に上級者にとってはどうかというと、おそらくほとんどの人がすぐに高得点を出せるようになるだろうと思われる。


デデデ大王をやっつけろ!

ただそれだけですぐにこのゲームがダメだと決め付けるのは早計である。このゲームには4つのモードがあり、特にタイムアタックはノーマルモードを極めた上級者にとっては非常に挑戦しがいのあるモードで、様々なテクニックを駆使して少しでも高い点数を取るというもの。
まさに、己の限界を極めるにはもってこいのモードであろう (笑)


お買い得度:★★★★☆(4)
見た目の幼稚さに騙されてはいけない