K(KLAX)の部分が凝ってますね

クラックス

Produced by (c) ハドソン
1996.10.26 発売 (\.3000)

落ちゲーブーム真っ只中の頃、アタリが送り込んできた (正確にはテンゲンが開発) アクションパズル。GB版の他に、MD、PCE、LINX版などがあったが、個人的にはPCE版の出来がイチバン良かったと思う。


ステージの選択画面。Kの字の手形がカーソル代わり

オリジナルはカラフルなグラフィックと、キッチュな効果音 (迫り来るタイルは喋りながら動くし、落ちる時は悲鳴を上げる (^_^;)、上手くステージ (WAVEと呼ぶ) クリアをすれば拍手が沸き起こり、ゲームオーバーになると溜息がもれる等々) が魅力だったが、GB版では当然のごとく省略。ただ、ゲーム性自体は損なわれていない。
基本ルールは非常に簡単で、まず画面の上部から降りてくるタイルをパドルを操作して受け止める (パドルは最高5個までタイルを受け止めておくことが出来、十時キーの上を押せば上に押し返すことも出来る)。そして、下のフィールド (5×5) に落とし、同じ模様のタイルが3個以上並ぶ (タテ・ヨコ・ナナメ可) と消える (これをKLAXと呼び、4個は2KLAX、5個は3KLAXとしてカウントする)。これだけである。


なおこの画面は自動的に・・・

ただ、これだけじゃないのがこのゲームのキモ。各WAVE開始時に、メッセージが出てくるのだが、これがそのWAVEのクリア条件になっており、このクリア条件を満たさない限りはどんなに高度な消し方をしても意味が無いのである。クリア条件には以下のようなものがある。


1.YOU MUST GET ○ KLAX.・・・○個のKLAXを作る (タテ・ヨコ・ナナメ可)。
2.YOU MUST GET ○ DIAGONALS.・・・○個のナナメのKLAXを作る。
3.YOU MUST GET ○ POINTS.・・・○点取る。
4.YOU MUST GET ○ TILES.・・・○個のタイルをパドルで受け止める。
5.YOU MUST GET ○ HORIZONTAL.・・・○個のヨコのKLAXを作る。

大ツミコミで一気にクリア!?

基本的にタイルの数が多いほど、そしてナナメのKLAXを作るほどクリア条件を達成しやすい。特に、ナナメ5個のクラックスを2個同時に作るBIG−Xは非常に強力で、ほとんどの面は1発でクリアできます (その分、作るのは非常に難しいけど)。ちなみに、6面・11面でコレを作ると各々51面・56面にワープします。

あと、たまに降りてくるタイルの中にKLAXと書かれているのがありますが、これはワイルドカード的役割で、どの色としても扱えます。BIG−Xを作るには欠かせない存在です。

全100WAVEのこのゲーム、はたしてあなたはクリア出来るでしょうか (ちなみに、私は何とかクリア出来ました・・・フリーコンティニューだからねぇ (^_^;))。


お買い得度:★★★★☆(4)
見た目の貧弱さを補って余りあるゲーム性がグ〜!