タイトルはまともなんだけど・・・

TRACK MEET

Produced by (c) ヒロ
1992.02.14 発売 (\.3800)

シドニー五輪開催を間近に控え、メディアのみならずゲーム界も盛り上がっている (のかな?) 訳ですが (コナミは全機種でハイパーオリンピックをリリースしてますし)、本ページではバルセロナ五輪の頃に発売された陸上競技ゲームをご紹介。


競技の内容もツボを押さえてる

システムはハイパーオリンピックを踏襲した連打系のスポーツゲームで、7種類の競技 (100m、ハードル、ヤリ投げ、棒高跳び、走り幅跳び、円盤投げ、重量挙げ) でCOM (あるいは2P) と勝負します。ハイパーオリンピックとちょっと違う操作間隔なので最初は戸惑うかもしれませんが、ボタンのレスポンスも悪くないし非常に遊びやすいです。


Dr.中松も真っ青 (^_^;)

ここまでを読むと何故バカゲーのページで紹介されているか疑問が浮かぶでしょう。そう、ここまでは普通のゲームです。このゲームのキモはズバリ個性的というにはあまりにも荒唐無稽な挑戦者 (COM) の存在そのものなのです。とにかく、誰1人として真面目に競技に取り組みません (^_^;)。ルールを知らないので競技を棄権 (マジ)、あからさまな反則を使う、驚異的な才能を発揮するといったことを当たり前のようにやってしまう連中ばかりなのです。その選ばれし5人を紹介しましょう。


リッキー・ザ・バーバリアン

強靱なパワーとナメクジ並のIQの持ち主。重量挙げ以外はルールも知らないので成績は無いに等しい (ただし、円盤投げは適当に投げるにも関わらず異常に飛ぶ)
スワミ・バストラミ

ヨガの師匠?空とぶ絨毯でハードルを越え、ヘビを呼び出して棒高跳びを飛び越える。見てて面白いけど、反則ばかりなので負けると腹が立つ。
ケンイチ・カタナ・ニンジャ

外国人が考えうるもっとも誤った認識に基づく忍者 (^_^;)。円盤投げは手裏剣の様に投げるし、棒高跳びは棒無しで3m以上!飛ぶ。何かにつけて回転するのも変!?
アーウィン・ビー・シェーテイン

野生児そのものの外見から分かる通り運動神経は抜群。しかしながらセコい反則ばかり使う (地面に突き刺した棒を昇ってバーを越えたり)。かなり強い。
ジャック・ストロップ

とりあえず、本ゲームの最終ボス。真面目に競技に取り組んでくれるのは良いが、マッチョ特有のナルシストっぷりに対戦意欲が無くなる可能性大 (何故ゲームボーイを?)

これじゃ、ヘビ高飛び!?

とにかく真面目に競技するのが馬鹿らしくなってきます (っていうか、相手がどんな技を使ってくるのか魅入ってしまう (^_^;))。このゲームの作者は陸上競技をどんな目で見ていたのでしょうか?!少なくとも正常な見方をしていなかったのは確かでしょう (ま、そのおかげでこのゲームが世に出たんだから・・・)


アイム、チャンピオン!!

もっとも、マンガの世界ではこれくらいのことは当たり前なので、作者の狙いもそこにあったのかもしれません。そう考えると、結構良く出来たゲームに見えてくるから不思議です (何だかんだ言いながら最後まで遊んだし (^_^;))。ぜひ続編を作って欲しいですね!?


お買い得度:★★★★☆(4)
このバカゲーテイストについてこれるか?