アーケード同様シンプルなオープニング

クイックス

Produced by (c) 任天堂
1990.04.13 発売 (\.2600)

オリジナルはタイトーが開発したアーケード版で、別名テニスコートといわれる陣取りゲーム。
アーケードでは続編もリリースされ、PCエンジン等にも移植されているが、GBの性能ではオリジナル版の移植が限界だった!?


Bボタンで囲んだ方が高得点!

ルールは至ってシンプル。マーカーと呼ばれる自機を、放物線状のクイックスやフィールドの縁に沿って動くスパークを上手く避けながら (ちなみに、コイツらはやっつけるどころか、動きを止める事すら出来ません) 動かしてフィールドを囲むと、囲んだ部分 (クイックスがいない方) の色が反転し自分の領地になります。各ステージで決められたクオリファイ (画面左上の%表示がソレ) 以上の面積を獲得するとステージクリア。
マーカーはA/Bボタンで移動スピードが異なり、Aボタンの方が素早く動け敵の体当たりから逃れやすくなっています。一方、Bボタンの方は動きが遅くスパークはともかくクイックスの動きに太刀打ちできません。しかし、Bボタンで移動して囲んだフィールドはAボタンで同じ面積を囲んだ時の2倍のポイントが得られるので (囲んだフィールドが濃く表示される)、ハイスコアを狙うにはBボタン移動は必須と言えます。


99%クリアを目指せ!!

このゲームでは最高99%までフィールドを占領することが出来ます (フィールドには必ずクイックスが1つ以上存在するので、フィールドを100%占領することは出来ない)。ステージクリア時には、クオリファイと獲得した領地の差分がボーナスとして入るのですが、99%を獲得した時はスペシャルボーナス (5万点) が入ります。
これは単純に『98%の時:(98−75)×1000=23000』という点数上の違いだけでなく、1UPにも深く影響してきます (5、10、20・・・毎に1UP)
実際、このゲームはクオリファイを目指すだけならばそれほど難しくはありません。しかし、あえて危険を冒してまで99%を狙うところにこのゲームの真の面白さ?があるのです (^_^;)


倍率ドン!更に倍 (^_^;)

ハイスコアを狙う上での重要なテクニックをもう一つ。ステージが進むとクイックスが2つ以上出てきます。コイツらを上手く分断して閉じ込めると SPLIT QIX となってステージは終了、ボーナスはとなってしまいます。しかし、次のステージのボーナスが2倍になるのです。しかも、連続して SPLIT QIX を決めていくと、ボーナスも2倍3倍4倍と増えていきます。
これを利用して、ボーナスの倍率を増やしてからクリアすると、かなりの高得点が期待できます。ただ、最後の最後でドジ (75%ちょうどでクリアしちゃったとか (^_^;)) を踏まないように気を付けなければなりませんけどね。


アディオス、アミ〜ゴ!

元々が古いゲームなので仕方が無いのですが、ゲーム画面も地味で演出もほとんどありません (一応、4ステージクリアごとに画面に花火が上がったりしますけど)。
ただ、ゲームオーバー時のスコアによってマリオが色んなコスプレして出てきます (ま、ヒゲオヤジのコスプレ見てもアレですけどね (^_^;))


お買い得度:★★★☆☆(3)
画面の地味さでアイディアの面白さに気づかない人が多いかも