東京ディズニーシーって、どうよ (笑)

ミッキーマウス5・魔法のステッキ

Produced by (c) ケムコ
1993.12.22 発売 (\.3900)

何だかんだ言いつつも、世界でイチバン有名なネズミ・ミッキーマウスとその仲間が登場するアクションゲーム。タイトルから分かるように、これ以前に1〜4も出ているのですが、どれも似た様な内容だったので (何処が変わったのか良く分からない (笑))、とりあえず最新版だけ押さえておけばOKかな、という訳でイキナリ5の登場となりました (笑)


お馴染みの面々が勢揃い

森に遊びに来たミッキー御一行が、魔女ヤシジャーのお城を発見。おしゃべりをしているうちにヤシジャーが目を覚まし、安眠妨害の腹いせに仲間達をお城の中にさらってしまうという強引な展開でゲームの幕が上がります。つーか、こんなデカイ城にいながら喋り声がウルサイって・・・壁がベニヤ板ででも出来てるのかね (笑)
ちなみに、このようにミッキー達のグラフィックが表示されるのは最初のデモと、最終ステージをクリアした後の画面のみ。キャラゲーとしては、いささかパンチに欠ける気がします (それなりにグラフィックが良いので、なおのことそう感じるのかも)。


ピピルマピピルマ・・・(苦笑)

早速救出に向かったミッキーは入り口で不思議なステッキを発見。これを振ると、水晶が溶けて中からアイテムやパネルが現れます。このステッキは、ステージが進む毎にパワーアップし、水晶を溶かすだけでなく、水を凍らせたり、空中に氷のブロックを作り出したり、果ては氷のブロックを投げつけることが出来るようになります。なぜ、ヤシジャーが自分のお城の中にこのような便利グッズを置きっぱなしにしてたかは謎 (笑)。ま、何はともあれここからミッキーの全40ステージに渡る冒険が始まります。
序盤のステージはエリアも狭く障害物も敵も少ないので、まずはミッキーの操作に慣れましょう。ミッキーはステッキを振る他にジャンプすることが出来ます。ちょっと慣性が付いているというかすぐ隣にジャンプして飛び移るというような時は飛び越さないように注意が必要です。落下してもダメージは受けませんが、水の中に落ちてしまうとダメージを受けます。また、しゃがむことは出来ないので狭い通路は迂回しなければなりません。


ここまでくれば誰だか分かるよね?

水晶はすぐ隣でステッキを振らないと溶かすことができません。ステージが進むにつれ足場のない所に水晶があったり、周りがブロックに囲まれてたりして一筋縄ではいきません。上手くブロックを作って足場を作ったり、邪魔なブロックを破壊して足場を確保する必要が出てきます。この辺のパズル要素が簡単すぎず、かといって難しくもなくナカナカ良いカンジです。1回失敗したら手詰まりということは無く何回でも挑戦出来ますし、またライフ制+残機制を併用しているので、手順をミスって敵に接触したり、罠に落ちたりしても即死にはならず、また回復アイテムもあるので滅多なことではゲームオーバーにならないのもマル。ま、ここら辺はこのゲームの対象年齢を考えて難易度を下げたんでしょうね (個人的には良いと思います)。水晶を溶かすと、アイテム (敵をやっつけたり、体力を回復したり) の他に、パネルが出てきます。このパネルを全て集めると、1枚の絵になり (画面右下参照)、絵を完成させることでステージクリアとなります (ステージによっては完成させるべき絵が2枚あることも)。


ちなみに、コイツは最後のボスの最終形態

10ステージクリアごとにボス戦のステージになります。どのボスも攻略法が異なっていて、なかなか一筋縄ではいきませんが何回か戦っているうちにクリア出来るでしょう (ちなみに、前述のステッキのパワーアップは各ボスを倒す毎に行われます)。
キャラゲーとしてみた場合、もうちょっと演出 (ステージ間デモとか) などに凝っていても良かったかなと思いますが、基本的なアクションゲームとしては良く出来ている方だと思います。少なくとも、キャラゲー=ク○ゲーというのは、このゲームでは当てはまらないですね。まぁ、もう続編を作ることは無いと思いますけど、もう少しパズル要素が強いステージを増やしてカラーに対応したグラフィックが満載のゲームにすると結構良いんじゃないかなと思います。Loppi の新作とかで発売しないですかね (無理)
そういや、このシリーズってパスワードが独特。4文字のアルファベットの組み合わせなんだけど、全部英単語になってる。適当に単語を入れてみたらイキナリ最終ステージなんてことも?!


お買い得度:★★★☆☆(3)
アクション初心者でも気軽に遊べるのが良いカンジ
もう少しステージ数とグラフィックが多ければ良かったかな?