これといった感想も無いオープニング

カルトマスター
ウルトラマンに魅せられて

Produced by (c) バンダイ
1993.03.12 発売 (\.3800)

円谷プロが生み出した永遠の巨大ヒーロー・ウルトラマン。GBではバンダイ (バンプレスト)からアクションやシミュレーションゲームがリリースされているが、本作はクイズゲームである。ちなみに、初代ウルトラマン以外の兄弟は出てこない (ゾフィー除く) ので要注意!?


おなじみピグモンのシルエット

まずオープニングに感涙。当時のテレビのオープニングそのままに、ウルトラQ〜ウルトラマンの画面になった後、BGMに合わせてシルエットの怪獣達が次々と登場します (モノクロだと分かり難いですが背景の色も微妙に変化しているという凝りよう)


こんなのは一般常識!?

ゲームモードは2つで、その一つが1ステージ150問毎にクオリファイ以上の正解数を上げて、全8ステージ (すなわち、問題総数1200問!) クリアを目指すカルトキングモードです。クイズは4択形式ですが、とにかく出てくる問題がハンパじゃないです。タイトルにあるカルトという言葉通り、テレビを見てたってだけじゃ答えられないようなマニアックな問題が目白押しです。一応、1問毎に正解が表示されるので、それを覚えていけば全問正解も夢では無いのですが、はっきり言って1200問もどうやって覚えるんだ!って感じですね (しかも1問毎に制限時間はあるし (^_^;))


被災地に急向せよ!!

もう一つ用意されているのが、スゴロクのようなマップの上をサイコロの代わりにクイズに正解する (問題の難易度によって動ける距離が異なる) ことによって移動し (ちなみに、間違えると怪獣が侵攻する)、科特隊本部を怪獣の侵攻から守りつつ壊された博物館の復旧に向かうという1Pモードです。
問題によって択一数が減ったりするのですが、シルエットクイズや足跡当てクイズ、モンタージュクイズなどの多彩な問題が (序盤から) 出てくるのと、怪獣とのバトルには制限時間 (1問ごとの制限時間ではなく、敵を倒す=一定以上の正解を出すまでの制限時間) があるので、非常にスリルがあって楽しいです。


これだけで分かる人もいますけど (^_^;)

当時ウルトラマンに夢中になった人でも、かなり難しい問題ばかりですが、逆にそういった人達の方が楽しめるソフトかもしれません (一般人には理解不能 (^_^;)?)
ただ、残念なのは問題の表示がトロイこと。普通のゲームだと、Aボタンを押すなりなんなりすると一気にメッセージが表示されるのですが、このゲームでは1文字ずつトロトロ表示されるだけで、一気に表示することが出来ません。しかも誤ってボタンを押してしまうと問題の表示が途中で止まってしまって回答モードに入ってしまいます。これは、お手軽さを身上とするGBにはちょっと不向きな仕様 (1ゲームに時間がかかる) だといえるでしょうね。


お買い得度:★★★☆☆(3)
レアではあるけどお買い得かどうかは・・・