月着陸なのに何故かスペースシャトル

ルナランダー

Produced by (c) パックインビデオ
1990.09.21 発売 (\.3200)

直訳すれば月面着陸。パソコンの世界では結構昔からあったゲームですが、いくら単純なゲームだからといってGBに移植しようという英断を下した開発者には頭が下がります (笑)


このゲームで一番の難関といえる打ち上げパート

このゲーム、まずはシャトルの打ち上げから始まります。カウントダウンが終わりシャトルが上がったら、右に並ぶメーターの真ん中にあるコンプレッサー (COMP) の値に注目。このメーターの値が低いとシャトルはナカナカ上昇しません。コンプレッサーを上昇させるにはAボタンを押すのですが、あまり押しすぎると燃料 (FUEL) の減りが激しくなり燃料切れで墜落してしまいます。また、画面右上に矢印が表示されることがあります。この場合、その矢印と同じ方向に十字キーを入れないとシャトルが打ち上げ軌道から外れてナカナカ上昇しなくなります。コレ、こうやって書くと非常に簡単ですけど実はこのソフト説明書ナシで買ったので最初は何をどうしたら良いか全く分かりませんでした (苦笑)。試行錯誤を繰り返して何とか操作を理解したものの結構燃料がシビアでストイックな操作を要求されます。操作方法が分かっても上手く操作出来なくてクリア出来ないという。月面着陸ゲームでありながら月にすら辿り着けないゲームって (苦笑)


隕石の突撃を避けて月面に着陸せよ

さて、シャトルが無事に宇宙に飛び出すと舞台は一気に月面に変わります。まずマップ画面で降りるポイント (8個所ある) を決めたら第2ステージの開始。まずは月着陸船の姿勢を制御しながら画面下方の穴の空いている部分に降りていきます。この時、何処からとも無く隕石が飛んできますので、ジェット噴射で上手く着陸船を制御して隕石を避けながら降下します。上手く穴に入ると画面は一転して着陸船がアップで表示されます。この時、打ち上げがシャトルの割にナゼ着陸船が古いカタチなのかなどと気にしてはいけません (笑)。ここでも、着陸船の姿勢を制御しジェット噴射をしながら、月の表面に作られた着陸ポイントに着陸します。この時、着陸ポイントからハミ出していたり、降下スピードが速すぎると月面に激突してミスになります。この月面降下モードではジェット噴射の量が少ないほどボーナスが多く入りますが、着陸しない事には次のステージに進めないので、あまり欲張らずにサッサと着陸した方が無難です。


月には人類よりも先にロボットが存在した!?

無事に月面に着陸するとまた画面が変わり、今度は着陸船の前に宇宙飛行士が現れます。このステージでは宇宙飛行士を操作し、制限時間以内に月に埋まっている5種類の鉱石を集めて着陸船に戻ってくるのが目的となります。野性の勘に頼って闇雲に動き回っても良いのですが、幸いにも宇宙飛行士は探知器を持っています。画面下の方の縞模様のバーがそれで、鉱石に反応して動きが速くなります。動きには3段階のレベルがあり、もっとも速い動きをしている時に右か左を掘ると鉱石が現れます。ちなみに、掘った穴は埋めないとその上を通ることが出来ないのでチョット厄介です。というのも月面にはロボットが徘徊していて宇宙飛行士を捕まえようとしているです。ロボットに捕まると酸素が減り活動時間が短くなります (たまに地面を掘った時に出てくる花・・・何故月面に花が咲く?・・・を見つけると酸素が増えます)。このステージは、最初のエリアは移動出来る範囲が狭いので良いのですが、エリアによってはかなり歩き回る事になり、せっかく鉱石を全部集めたのに着陸船まで戻ることが出来なくてゲームオーバーという憂き目にあうこともままあります。


正直、最初のシャトル打ち上げが一番難しかったりする訳ですが、やり方を知らなかったから難しく感じたという話も無きにしもあらずです (苦笑)。そういう意味では、あまり操作が難しいゲームという訳ではないのかもしれませんが、離陸時のボーナスとか如何に高いスコアのエリアに着陸するかを狙うようになると難易度はグンと上がるので、まぁここで紹介するのもあながち間違いではないでしょう?!

お買い得度:★★★☆☆(3)
3つの異なるステージを楽しめるのはオトク?
ただ、単調作業になりがちなので飽きるのも早そう