bemani pocket -Anime Song Mix.2-

ご存知、仮面ライダー変身ベルト!

ミレニアム第1弾のビーマニポケットシリーズは、昨年発売と同時に大きな反響と人気を得たアニソンミックス (永井豪&ダイナミックプロ編) の続編で、藤子不二雄赤塚不二雄らとともに日本のマンガ界の礎を築き上げ、ヒーローモノの元祖といわれた故石ノ森章太郎先生の作品をフィーチャーしたモノ。
細かいことを言うと本機に収録された作品はアニメではないのでアニソンではないのですが、そんなことを言うとバチが当たるってくらい良い出来です。前述の AnimeSong Mix1 同様、ゲーム中に表示されるアニメ (ドット絵) も雰囲気出てるし、サウンドも上手くアレンジされています。しかも今回はヴォイスが入ってる曲が多いし、音自体も厚みがあります (特にドラムの音がリアルになっている!!)。
前作と比べてハード的に変わった所はペイントだけで (仮面ライダーのボディカラーと変身ベルトをモチーフにしている)、パワーアップもしていなければパワーダウンもしていません。ビーマニポケットとしては後は収録曲の内容を充実させていくという方向に向かうしかないという所まで進化してしまったのかもしれませんね (これ以上小型化すると遊びにくくなっちゃうだろうし・・・)。
という訳で第3弾は『円谷プロ編』か『タツノコプロ編』でお願いします (^_^)/>コナミ


Practice Mode

1. レッツゴー!!ライダーキック・・・難易度☆☆☆☆☆
御存知、変身ヒーローモノの元祖・仮面ライダーの主題歌で、藤 浩一・・・というより子門真人といった方が通りが良いか・・・が唄っていました。通な方なら主演の藤岡弘さんが当初この曲を唄っていたというのは常識ですね。TVでは子供向けということもあり単純にアクションがカッコイイという感じでしたが、原作では本郷猛が殺されたりする (脳みそだけで生きている) かなりショッキングなモノでした。
スコア的には特に難しいことは無いのですが (白鍵とスクラッチだけだし)、このイントロが流れてきただけで感涙モノ。さらになんと『ジャンプ!』『キック!』などの声が出る!!コイツは1曲目からメチャクチャ期待させてくれるナンバーです。
グラフィックはまるで番組のオープニングを見ているかのよう。変身ポーズから始まって、サイクロンで疾走する姿、キックやパンチも曲の歌詞に合わせて繰り出されます (懐かしいクモ男が出てくるのもグ〜!)。
余談ですが先日TVで新シリーズ・クウガが始まりました。そのうち旧ライダー集合なんてのがあるのかな?!

2. ゴーゴー・キカイダー・・・難易度★☆☆☆☆
左右非対称、しかもメカむき出しの奇抜なデザインでブラウン管に登場した異色のヒーロー人造人間キカイダーの主題歌です (唄:秀 夕木)。死神博士・・・じゃなかった、プロフェッサーギルの吹く笛の音を聴くと狂ってしまうという不完全さと、人間とロボットとの関係、心の葛藤を描いた子供番組ながらなかなかシリアスな番組でした (原作ではもっと深くダークな内容になっている)。
この曲も3つしかキーを使わないので簡単そのもの。2コーラスと長丁場ですが、その分ミスを挽回するチャンスも多いと考えましょう (この曲も喋る部分があるからそれを聴くのも楽しいですしね)。
グラフィックは、原作 (コミック) に忠実な感じですね。キカイダーの変身シーンはもちろんですが、プロフェッサーギルやハカイダー、敵ロボットもそう。更に、デン・ジ・エンドが炸裂するシーンも収録。見応えアリ!!

3. 誰がために・・・難易度★★☆☆☆
メンバー全員が何かしらの得意技を持つというサイボーグ009。しかし、腹に原爆かかえてちゃマズイだろ、ヤッパ (^_^;)。この曲は続編新サイボーグ009の主題歌で成田 賢が唄ってました。そういや本機唯一のアニメ作品ですね (1度も見たことが無かったりするのですが)。
曲自体はアニメタルのCDで聴いたことがあったんですが、まぁ当然アレンジが違っており最初聴いた時はちょっと違和感がありました (っていうのも変なんだけどね)。キーを3つしか使わないにも関わらず、スコアの感覚が狭く連打が多いのと、右へ左へ細かくラインチェンジするのもクセモノ。まぁ、今までのビーマニシリーズで遊んできた人ならば初見でもクリア出来ると思いますが・・・。
グラフィックは、9人のサイボーグのアップと各々の特技を披露するというモノ。これを見ながら『そうそう、コイツはこんな技を持ってた!』と懐かしく思う人も居るのでは無いでしょうか?

Normal Mode

4. レッツゴー!!ライダーキック・・・難易度★★☆☆☆
曲もグラフィックも STAGE.1 と同じです。従来のシリーズと同様、スコアがより細かくなり難易度が上がってますが、STAGE.1 で既にスクラッチも出てきているのでそれほど難しくなったという印象はありません。というか、これぐらいが普通のレベルなのかも!?

5. ゴーゴー・キカイダー・・・難易度★★☆☆☆
この曲も STAGE.2 のバージョンアップ版です。クセのあるパートも少ないし、クリアするのに特に問題は無いと思います (難易度2だしねぇ)

6. ハカイダーの歌・・・難易度★★★☆☆
キカイダーの永遠のライバルハカイダー。TVの続編キカイダー01では下っ端扱いにまで落ちぶれてしまったが、その後オリジナルビデオで主役として復活。デザインもさる事ながらV−MAXで爆走する姿はメチャクチャカッコ良かったです。そんな彼がTV放送時、劇中に登場した時に流れていたのがこの曲。水木一郎アニキの声とハカイダーの悪のイメージが見事にリンクしてて最高でした。
他の曲と違い、1コーラスしかなくその分1回のミスが致命傷になるのがイタイです。しかもスライドと同時押しが絡んでくるパートも多いのも困り者。まぁ、そう言いながらも1回でクリア出来ましたけどね (^_^;)
グラフィックはシブくて良いですねぇ。ナイフを使って変身するシーンとか、キカイダーと対峙するシーンとか。重厚なドラムの音と相俟って非常にカッコイイ曲になっています。個人的にはイチオシ!!

7. 戦えイナズマン・・・難易度★★★☆☆
超能力者による新たな世界の構築を企む悪の組織に立ち向かう正義の超能力者イナズマンの活躍を描いたアクション番組。2段変身という新たな趣向は面白かったのですが、サナギマンの状態でのあまりの無力ぶりにブラウン管の前でやきもきしていた子供たちはかなり多かったのではないでしょうか (少なくとも私はそうでした)。TVでは造詣技術の問題からか変態マッチョみたいなイメージが大きいですが、原作では蝶 (蛾のような気もするが) のイメージがかなり出ています。現代の技術でリメイクしたらどうなるか見てみたいものですね (真・仮面ライダーみたいになったりして)。この主題歌を唄っていたのは子門真人。『およげ!たいやきくん』だけじゃなくヒーローモノの主題歌では欠かせない存在でした。
この曲、途中でリズムがマーチになったりして非常に面白い曲だったんですが、本作でもその辺りはバッチリ再現。最後の最後でBPMが変わるなんていう荒業も見せてくれます。しかし、この曲はムズ過ぎ!!難易度3は絶対ウソ (^_^;)。個人的には本機に収録されている中ではイチバン難しい曲だと思います。スライドや同時押しはもちろんですが、タイミングのずれる連打なんかも絡んできてて、初見でこの曲をクリアするのはかなり難しいでしょう。それだけにクリア出来た時の喜びもひとしおです。頑張ってクリアしましょう。
グラフィックは原作ではなく、テレビの特撮版を採用しているようです。イナズマンの正面のアップ変すぎ (^_^;)。サナギマンのアップ怖すぎ\(^_^;)ぉぃ

8. ロボット刑事・・・難易度★★★★☆
悪の組織バドーの野望を防ぐために何者かが警視庁に送り届けたロボット。それがロボット刑事K。実は組織の首領の姉が弟の暴走を止めるために送ったものと後に判明。何のことはない、他人様を巻き込んだ身内同士の喧嘩だったと言う訳ですな (^_^;)。怒ると目が黄色から赤色に変わり、シリーズ後半では全身にミサイル爆弾を装備するというアブナイパワーアップもしたりしますが、マザーの像の前で涙を流すなど人間臭い所も多かったように思います (格好からしてベレー帽にブレザーですしね)。曲はアニキこと水木一郎が熱唱、全体的にズシリと響く曲調です。アニキ独特の絶叫が無いのが残念!?
この曲もドラムの音が良い感じで鳴ってます。ちょっと全体的に音が甲高くてオリジナルの雰囲気が・・・って所もありますが、まぁそれは仕方ないでしょうね。前述の イナズマン よりも難易度が上がってますがコレは絶対ウソ \(^_^;)ぉぃ。こっちの方が簡単です。1発でクリア出来ましたもん。別に難しいパートも無いし、2コーラスあるから復帰も簡単だし・・・どういうランク付けしたんだろ>コナミ。
グラフィックの方ですが、先ほども書いたマザーのドアップから始まり、パワーアップして全身からミサイル発射!なんていうシーンまで収録されています。個人的には、哀愁感漂う一人歩きのシーンが好きです (もともと、ロボットと人間の関係を描いたドラマでしたしね)

9. 誰がために・・・難易度★★★★★
STAGE.3 のバージョンアップ版です。正にテクニックの集大成という感じで、さすがに難しいです。ただ、無傷でクリアというのは難しいですが、クリアするだけならばそれほど難しくないという曲だったりします。事実、イナズマンより先にクリア出来ましたから>私 (^_^;)。一見スゴイことやってるように見えますが、Auto Play で良く見てみると同時押しをスライドするだけとか、結構単純なことをやってるだけです (テンポも一定だし)。これをクリアすればいつもの『All Stage Clear』になります (いいかげん、エンディングくらい付けてくれないかなぁ>コナミ)。頑張ってクリアしましょう!!