bemani pocket Dance Dance Revolution
-Finger Step-

ステップボタンのフロアは鏡面仕立て

今までのビーマニは形態こそ違えど、手で操作するという点では同じモノと言えましたが、本作のオリジナルは知っての通りで操作するモノだった訳で、それをハンディマシンに移植して楽しいのだろうか?という疑問が少なからずありました。
で、実際に遊んでみた感想ですがコレが意外に面白いです。もちろん、両手使っちゃうと結構簡単に出来ちゃうんですが、片手の人差し指と中指を足に見たてて遊ぶとコレがナカナカどうして、気分は正にフィンガーダンシング!ってなもんです。
画面がチョット小さくなってますが、PERFECT, GREAT, GOOD, BOO, MISS の表示はもちろん、COMBO 数のカウントも表示されます。もっとも、スコアは無いのであくまで参考程度のモノですけどね (笑)
難易度もオリジナル同様 EASY, NORMAL, HARD, ANOTHER (HARD クリアで出現),MANIAC (ANOTHER クリアで出現) となっていますが、フィンガーダンシングというコトを考えると、ANOTHER あたりが NORMAL というカンジですね。


1. HAVE YOU NEVER BEEN MELLOW (THE OLIVIA PROJECT)
・・・難易度:E1/N1/H−/A2/M5
オリビア・ニュートン・ジョンが大ヒットさせた70年代ポップスの香り漂うナンバー。たしか『そよ風の誘惑』とかいう?な邦題が付いていたような気がしますが、独特の高音ヴォーカルが心地良い曲でした。
本ゲームでは、ヴォーカルの雰囲気はそのままに4分打ちのビートを強調した現代風のダンスナンバーにアレンジ。どのレベルにおいても難易度がイチバン低いことからも分かるように非常にやさしく誰でも楽しめる曲です。この曲でフィンガーダンシングの基礎をつかみましょう。

2. THAT'S THE WAY -I LIKE IT- (KC&THE SUNSHINE BAND)
・・・難易度:E2/N2/H−/A3/M5
最近 (と言っても既に2年前になるけど) のクラブシーンで定番と言えるほど有名になったナンバーですが、オリジナルはKC&ザ・サンシャインバンドで、全米チャートでNo.1を獲得したほど有名な曲。上手くリミックスされていて、イントロと『AHA!AHA!』というシャウトは1度聴いたら忘れられないほどインパクトがあります。
本ゲームでは、ノイズ混じりながらもシャウトするし、サビの部分の繰り返しが上手くアレンジされていてゲームとして非常に良く出来ています。非常にテンポがゆっくりしているナンバーなので簡単そうですが、逆にテンポが取りづらく、MANIAC あたりでは結構手こずるかもしれませんね。

3. KUNG FU FIGHTING (BUS★STOP)
・・・難易度:E2/N2/H3/A3/M5
タイトルにある BUS★STOP が98年に大ヒットさせたナンバー (全英チャートNo.8) ですが、コレはリミックスナンバーで、オリジナルは74年に カール・ダグラス が大ヒットさせたモノ (全世界のチャートでNo.1を総ナメ) です。
残念ながら本ゲームでは独特のラップはフィーチャーされていませんが、サウンドは上手くアレンジされています。テンポは遅くもなく早くもなくといったところですが、休符が多用されていてナカナカタイミングが取りにくいクセモノなナンバーに仕上がっています。特に難易度が上がってくるとそれが顕著になってくるので、高難易度に挑戦する前に低難易度で練習して体でリズムを覚えておきましょう。

4. Butterfly (SMILE.dk)
・・・難易度:E3/N3/H3/A4/M6
98年にデビューした女性デュオ SMILE.dk が大ヒットさせたデビューシングル。アップテンポでノリが良いナンバーながらバタくさいというか何処か古臭さをカンジさせるサウンドと『アイ、アイ、アイ・・・』の掛け声はCMでもお馴染み。グループでカラオケで唄うと大盛り上がりの1曲である。
本ゲームでも例の『アイ、アイ、アイ・・・』の掛け声は完全再現 (^_^;)。ノリも良いし、難易度の割に動きに余裕を与えてくれている足譜構成など、初心者のみならずベテランにも人気が高いナンバーです。私のイチバンのお気に入りでもあります。

5. MAKE IT BETTER (mitsu-O!)
・・・難易度:E−/N−/H5/A6/M8
聴いたことが無いので、おそらくコナミが作ったオリジナルナンバーだと思われます。ジャンルで言えばテクノポップに近いかな?跳ねるようなビートと全編にわたって4分・8分の連打が配置されているのが特徴。特に、MANIAC あたりになると連打じゃないところの方が少ないくらいで油断してるとすぐにゲームオーバーになってしまうシビアさ。明るいイメージとは裏腹に意地悪なナンバーですね (まぁ、楽しいっちゃ楽しいんですけど (^_^;))

6. TRIP MACHINE (DE-SIRE)
・・・難易度:E−/N−/H6/A6/M8
これも、おそらくコナミが作ったオリジナルナンバーでしょう。おっそろしいまでに淡々と刻まれる無機質なビートと、追い立てられるように流れてくる譜面は、表示されている難易度以上の難しさを感じさせます。HARD はともかく、ANOTHER, MANIAC の難しさは尋常じゃ無いです。指でコレだけ難しいんだから足でやるとしたら・・・考えただけでめまいがしそうです (^_^;)
残念ながら未だに MANIAC モードをクリア出来ていないのですが、おそらくクリアしても CONGRATURATION!! のメッセージだけで終わるような気がするのであまり気にしてなかったりします (^_^;)。ビーマニポケットシリーズ全般に言えますが、もう少しエンディングにこだわって欲しいですねぇ・・・