全日空から1月末の超割の案内ハガキが来て、これは行かなくては!と思い立ち、暖かい沖縄の島めぐりも考えたのですが、21世紀最初の旅はやはり北海道でしょ!と心は北に向いてしまいました。普段は早割の設定されていない女満別へ飛び、久しぶりに道東へ行こうと決めました。そして11月末には申し込みも完了。正月も過ぎ、1月中旬には網走に流氷接岸のニュースが!10年ぶりの流氷も楽しめそうです!
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長野・新潟県境付近を飛行中
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能取湖上を大きく左旋廻
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女満別空港に着陸
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出発一週間前になって職場の上司が入院。勤務の都合でもしかして行けなくなるかも・・・と少し諦めかけていたのですが、無事に出発できることになった。市バス、JR、名鉄バスを乗り継いで名古屋空港へ。展望デッキで弁当を食べてから、ANA327便女満別行きに搭乗。離陸してからは少し雲が出ていたが、長野を過ぎた頃から雪山が見えてきて、野沢温泉スキー場もはっきりと確認できた。新潟付近で右へ旋廻。ここからは雲がかかってしまい地上の景色も楽しめなくなってしまった。
1時間ほどしてエンジンの出力を絞る音が聞こえてきた頃、雲の隙間から北の白い大地が見えてきた。だんだん下降して雲の下まで来ると、右前方に網走の街とオホーツク海が!海面はすっかり白く凍り付いているのが判る。凍って真っ白な能取湖上を左へ急旋廻してから、定刻より少し早く、女満別空港に着陸した。
空港からは網走行きのバスに乗る。でも直接網走の街へは行かず、途中の網走湖畔温泉に寄ることにした。15分程バスに揺られ『網走湖荘』バス停で下車、『ホテル網走湖荘』日帰り入浴専用?の玄関へ。大きな荷物を持っていたので、受付のおばちゃんが「荷物はこっちに置いておけばいいよ」と預かってくれたので、風呂セットだけ持って風呂場へ。温泉の内風呂は広くてのんびり!でも露天風呂は小さくて少しぬるかったが、その分だけ長湯してのんびり・・・。ホテルの玄関を出ると目の前には全面氷結している網走湖が。湖面に下りて歩くと雪原の上にいるようで、まさか湖の上にいるとは思えない。100メートル程先にはワカサギ釣りのテントが多数見えていて、近くまで行きたかったけれど、バスの時間が迫っていたので諦めた。
路線バスに乗って網走バスターミナルへ。ここで二ツ岩行きのバスに乗り換えて約10分でユースホステル近くの明治入口に到着。同じバス停で下りた女の子もユースに行くとのことで、一緒に雪で真っ白になった急な坂道を進んで、丘の上の『網走流氷の丘ユースホステル』に着いた。受付を済ませて部屋に入る。薄暗くなってはいるが窓からはオホーツク海が見え、流氷もかすかに見えて、ちょっと嬉しい。
18:30になって夕食。テーブルの上には待望の?ズワイガニ足が目をひく。今夜のお客さんは埼玉から来たKさんと二人だけ。超割利用者で混んでるかと思ったが意外だった。夕食後は一旦部屋に戻るが、20:00から食堂でミーティング。明日は北浜駅へ行くのと、流氷観光船オーロラ号に乗ろうと考えていたのだが、Kさんとペアレントさんがクロカンのツアーに行くとのことで、その話を聞いていたら楽しそうだったのと、自分もクロカンをしたことがなかったのでいい機会とゆうことでツアーに参加することにした。今シーズン初のクロカンツアーだそうで、ヘルパーさんのコース下見も兼ねているそうだ。ミーティングが終わってからヘルパーさんと30分ほど話しをしてから部屋に戻ってベットで横になった。
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全面凍っている網走湖。見にくいですが、
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ユースの夕食
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本日の移動 名古屋〜女満別〜網走湖畔温泉〜網走 (万歩計 5143歩)
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急な上りは横になってカニ歩き |
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ペアレントさんが道を作っていきます。 |
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視界が開けると
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道道からの能取岬 |
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能取岬 |
目が覚めると窓の辺りが明るくなっていたのでカーテンを開けてみると、雲でぼやけているが知床連山の向こうから朝日が昇ったところだった。朝食を済ませて9時に玄関先に集合。今回は自分とKさん、ペアレントさん、ヘルパーさん、ペアレントさんのペットの犬『ポー』の4人+1匹のツアーだ。レンタルの防寒具(上下で200円!)やクロカン用の靴、板(ツアー代に含む)のサイズを合わせてから宿の車に乗り、能取岬の入り口まで移動する。ここから先の道道(北海道なので県道ではありません)は冬期閉鎖中でゲートが閉じられている。ここで板を履いてレクチャーを受けてから、9:45にスタート!ペアレントさんを先頭に、道道を離れ、林の中へ入っていく。
林の中は雪がいっぱいで動物の足跡があちこちに残っていた。最初こそ平らな所を進んでいくが、ちょっとした坂でスッテンコロリン!一回目の転倒で全身雪まみれになってしまった。その後はなんとか転ばずに進み、緩くて長い下り坂を下りたと思ったら今度は上り。でもゲレンデ用のスキー板と違い、軽くて登りやすいのがいい。登りきるとスタート地点から続く道道まで出てきた。道道をまっすぐ来るとここまではかなり早く着くらしいが、林を抜けた方が断然楽しかった。ここで小休憩をとってから今度は山道へ入る。
長い登り坂を進んで途中から林の中へ。途中にはエゾシカがかじって皮のめくれた木々が多数あった。登りが続いて黙々と進んでいたが急にペアレントさんが「ごめん、道を間違えたみたい・・・」。あららら(^^;。ペアレントさんも久しぶりのクロカンでまだ感が戻っていないようです。今来たルートを戻り、正規のルートへ。アップダウンを繰り返して進んで行くと林を抜けて長い下り坂へ。すると遠くに真っ白なオホーツク海が見えてきた!坂道を下り終えると広い平原に出た。ほぼ平らな道を進んでいると何かを引きずった跡と赤い点々が。なんだろ?と思ったらペアレントさんが「銃で撃って仕留めたエゾジカを引きずった跡だね」と教えてくれたが、赤い点々が生々しいです・・・。
道道まで出てくるとすぐ目の前には一面凍り付いたオホーツク海が。風の音も聞こえなくて本当に無音の世界だ。ペアレントさんの「オジロワシだ!」の声で上を見上げるとオジロワシが大きな羽根を広げて悠々と飛んでいた。海沿いの道を進んで、すっかり凍り付いた能取湖へ到着。ここでは『オオワシ』も見ることが出来た。海と湖の繋がるところにある岬?に12:15に到着。ここで昼食のおにぎりを食べる。ジっとしていると寒くなってくるが、温かいお茶をもらうと生き返るようだ。この辺りでは運がいいとクリオネが見えるそうだが、今日は厚い氷のおかげでまったく見えなかった。
12:45に岬を出発。今来た道を戻るが途中で小さな丘に登り、てっぺんから一気に下ってみる。さすがにペアレントさんは上手く滑っていったが、自分は・・・もちろんコケました(^^;。海沿いの道を戻るのだが、本当ならこのツアーには流氷で作る梅酒オンザロックが出るそうだが、今回は都合で無しだったのが残念。
写真を撮ったりしながら進むが、一部区間は雪が少なくて板を外して抱えて進むことになった。しばらく歩くとペアレントさんが流氷の塊を拾ってきてビニール袋に包みリュックにしまう。ジャリ道を登っていくと朝の出発地点が見えてきた。最後の数百メートルは雪があったので最後の滑りを楽しみ、14:45無事にゴール。板を片づけてから車に乗り、能取岬に寄ってから15:20に宿に戻った。宿に帰ってからツアーに参加してよかったとつくづく思いました。そーいえば、今日は何回ころんだかなぁ?(^^)。
すぐに風呂に入りたかったが、夜に近くの温泉に行くとのことなので入れなかった。夕食を待つ間はマンガを読んだりして部屋でゴロゴロすごす。今日は16時と17時のバスで他のお客さんが来た。夕食時に全員集合して男3人女2人の計5人になり、昨夜よりは賑やかになる。食後のミーティングでは昼間に取ってきた流氷を使って梅酒オンザロックが出ておいしく頂いた。飲み終わるとみんなで『ホテル網走湖荘』の温泉に入りに行く。う〜ん、行くのが判ってたら昨日は他の温泉に行ったんだけど・・・。温泉から帰って消灯時間を少し過ぎるまで食堂で雑談してから寝た。
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能取岬から眺める |
一部は蓮状になってます |
本日の移動 網走滞在 (万歩計 13023歩)
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宿前からの朝日です |
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美幌峠からの屈斜路湖
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斜里岳もよく見えました |
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屈斜路湖 砂湯 |
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硫黄山 硫黄分を含んだ蒸気が
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摩周湖 第一展望台
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釧網本線 茅沼駅
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今朝も朝日が昇るところを見ることができた。朝食を済ませて宿の周りを散歩してから、荷物を片づける。今朝は三人が宿を離れる。今日もクロカンのツアーが出るので、近くのバス停までツアーの車に便乗させてもえることになった。
バス停でツアーに出かける三人を見送り、残った三人は路線バスで網走駅へ出た。ここで天保山行きのバスに乗る一人と別れ、釧網線の北浜駅へ行くKさんと駅の中へ。オレンジカードを買ったりして時間をつぶしてからKさんと別れて、10:14発の遠軽行き普通列車に乗り込み、網走湖畔沿いを進んで10:45美幌駅到着。
美幌からは、阿寒湖温泉行きの路線バス『阿寒パノラマコース』に乗る。このバスは路線バスでありながら、沿線の観光地に停車して観光できるのが特徴で、前から気になっていた路線だ(ちなみにバスガイドは乗りません)。駅前の阿寒バス営業所で乗車券を買ってバスの到着を待つ。しばらくして鶴をイラスト化したちょっと古めのバスが到着。一番前の席に女満別空港からの先客が一人だけ乗っていた。
11:10に美幌駅前を発車する。国道243号線を南へ進んでいくと、最初の停車地『美幌峠』の案内放送が。ここでは15分の休憩。バスを降りるが峠の頂上なのでさすがに寒い。でも一面凍り付いた屈斜路湖が見えてくると、寒さなんて感じないほどの感動。晴れているので知床連山も良く見える。反対側を見ると遠く大雪山系もかすんで見えていた。ゆっくり見ていたかったがバスの発車時間だ。峠を一気に下りて屈斜路湖畔へ出て、『屈斜路プリンスホテル』に止まった。
ここでは昼食の時間も兼ねているので、約40分停車。さすがにプリンスホテルのレストランだけあって安い食べ物が無い・・・。仕方なく安めの1000円のチキンカレーライスを食べる。ホテル内のコンビニで何か買った方がよかったかも。
出発時間まで少しあったのでホテル裏の屈斜路湖を見に行く。「ガ〜ガ〜」と声がするので何だ?と思って近づいてみると凍った湖面の上に30羽ほどの白鳥が集まっていた。湖の上に立ってみると広々とした雪原の上に中島がポッカリと浮かぶ。バスに戻ると、ここから1名乗車。計3人になった。
途中、『和琴半島』等で数名お客を拾いながら次の観光地『砂湯』へ到着。予想外に自家用車も多数止まっている。ここは湖沿いの砂地を掘ると温泉が出てくるくらいの場所なので湖も凍っていない。白鳥も100羽以上集まっていて暖をとってる?みたいだ。売店横には小さな湯船があるが、さすがに観光客が多いので入るのは・・・夜なら入れるだろうか?。
『川湯温泉』を通過して、次の観光地『硫黄山』へ進む。ここは何年か前にも来たことがある。相変わらず硫黄臭い蒸気を噴き出していた。次も久しぶりの『摩周湖第一展望台』。さすがに有名観光地でツアー観光客が多い。摩周湖はまだ完全には凍っていなかったが、湖面に写る周りの景色が美しい。展望台周辺をウロウロしていたら、クロカンを履いたグループに会う。ユースのツアーだろうか?。展望台を出発して、15:00に弟子屈・摩周温泉に到着して、ここでバスとお別れ。
さあ、温泉に入ろう。温泉ガイドマップを持って『弟子屈公衆温泉』へ行くが、玄関には雪の山が!。いや〜な予感がして玄関の張り紙を見ると、昨年のうちに閉鎖されているようだった。仕方なく、摩周温泉で唯一露天風呂があるとゆうホテルへ行ってみる。フロントで500円を払って風呂へ。
しか〜し!風呂の中へ入ると、おじいさんが大きな掃除機?を湯船に浮かべて掃除しているではないか!。自分が入っていっても何を言わないので「入ってもいいですか」と聞いてみるが、小さな声で何か言っただけで訳がわからない。まぁいいかと洗い場に行ってみるが、体を洗おうにも蛇口からはお湯が出ない・・・。
ちょっと雰囲気が悪いので、露天風呂へ行ってみる。でもこれがまた小さな風呂だ。足を入れるとビックリ!メチャ熱い!。横にかきまぜ棒があったので、かき混ぜて入る。唯一良かったのは底が小さな丸い石が敷き詰めてあったのが気持ち良かったくらいかな。でもジっとしてると熱くなってくるので、お湯の中で手を動かしていなければならないので忙しいったらありゃしない。だんだんイライラしてきて、そそくさと出てきてしまった。
摩周駅まで歩き、17:03発の釧路行き列車に乗り、40分で茅沼駅に到着。摩周温泉のリベンジってことで『茅沼温泉』へ行く。この駅は無人駅で、改築されてきれいになってるとはいえコインロッカーも無いので、一応荷物を全部持って温泉まで歩くことにした。
温泉マップによると徒歩で約20分とある。この時期の17時台の北海道は真っ暗。道路には街路灯もほとんど無いので、月あかりだけが頼りだ。満点の星空を見ながらトボトボ歩いて温泉施設らしき建物まで来るが電気が点いていない。もしかして公休日か?本で確認してきたのに・・・と思いつつ玄関へ。そこには改装の為休業の張り紙が(*_*)。今日はついてない・・・。今来た道を戻るが、寒さが余計に身にしみてきた・・・。
駅で19:23発の釧路行きを待つ。暖房もない駅舎で1時間以上待ち時間が・・・。駅に置いてある楽書き帳(落書き帳ではない)を見たりするが、だんだんと寒くなってきて、駅舎内をウロウロと歩く。フイに外の駅前広場を見ると3頭のエゾシカが!距離は10メートルも無いだろうか。ジっとこちらを見ている。カメラを出そうかと動いたら走って逃げてしまった。
なんとか普通列車に乗り込み釧路へ。さすがに列車内は温かいなぁ。20:00に釧路駅に到着。ユースに泊りたかったが時間が遅くなることが判っていたので、昼間に予約しておいた駅前のビジネスホテルにチェックインしてから荷物を置いて外へ食事に出る。和商市場周辺を歩くが結局ホテル近くのラーメン屋へ。食後はコンビニでビールを買ってホテルに戻った。
本日の移動 網走〜美幌〜美幌峠〜屈斜路湖畔〜砂湯〜硫黄山〜摩周湖〜摩周温泉〜茅沼〜釧路 (万歩計 16381歩)
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和商市場 おーた風勝手丼 |
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鶴見台
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釧路湿原展望台より
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釧路市丹頂鶴自然公園
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丘珠行き ANK836便
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8時頃に目が覚めて、支度してから和商市場へ行って朝食。もちろん勝手丼を食べるためだ。市場内の店でごはんを買って、あとは他の海鮮物店でその丼の上に好きなおかずを載せていくものです。店のおばちゃん達に半ば強引に誘われて?、ごはんの上にはウニ、イクラ、タコのマンマ(タコの卵です)を載せ、別にさしみの盛り合わせを買って市場内のテーブルで食べる。合計で2000円ぐらいだろうか。ウニは礼文で生の味を知ってるだけにどうかな?と思ったけど、まあまあのお味でした。
和商市場を出て、前にも利用したことのある駅前のレンタカー屋へ行き、安い車が空いてるか聞いてみる。スターレットが12時間5000円ってのがあったので借りることにした。ホテルに寄って荷物を車に載せてから9:40出発。釧路市街を抜けて北へ向かう。
約45分で鶴居村の鶴見台に到着。観光バスも止まって混んでいる。最近の北海道は台湾からの客が多いそうだが、ここに居る人達の言葉を聞いているとそちらの方に人達のようだ。さて、鶴はとゆうと、100羽くらいいるのかと思ったが、最大でも28羽しかいなくてちょっと残念。飛んでるところの写真を撮りたかったが、タイミングが悪くて一枚も撮れなかった。
鶴見台を出て鶴居市街にある『グリーンパークつるい』へ移動して温泉に入る。のんびりお湯につかってから昼食にしようと思ったら、食堂は12時から営業との看板が。時間がもったいなかったので、そこで食べるのは諦めた。釧路方面へ戻りながら、鶴見台近くのパスタ店がおいしいと聞いていたが、反対車線だったのでなんとなく通過してしまい、『釧路湿原展望台』に寄ってそこの食堂で食べることにした。ここの展望台は正直言って湿原の眺めはいまいちだが、遠望だけならまあまあかな。
展望台を出て、今度は阿寒町のタンチョウ観測センターに行く。国道240号線を走り、『道の駅
阿寒丹頂の里』へ寄る。最初は休憩だけのつもりで寄ったのだが、タンチョウ観測センターもここにあるそうだ。地図だともう少し先にあるもんだと思っていたでの少し拍子抜け。でもなんとなくドライブしたくなって、観測センターを見るのはやめて、釧路市にある山花温泉に行くことにした。この『山花温泉
リフレ』は釧路市動物園に併設されていて、けっこう大きな施設だ。平日なのにお客さんもたくさんいて混んでいた。
15:00に温泉を出て、最後に『釧路市丹頂鶴自然公園』に行ってみる。ここでは丹頂鶴の飼育が行われていて、全部で18羽いるそうだ。横に柵はあるが、屋根は無いので鶴は自由に出入りできるのでどこかに飛んでいってしまいそうだけど・・・。鶴より、おこぼれの餌目当てのカラスの数がめちゃくちゃ多かったです。
公園を出て、約5分で釧路空港に到着。レンタカー営業所へ車を返す。走行距離は124キロだった。チェックインカウンターへ行ってから空港内を散策。けっこう新しい建物のようだ。展望デッキに行くと、ちょうどYS−11が着陸の旋廻中。スポットインを見てから搭乗ゲートへ行く。
搭乗開始のアナウンスで丘珠行きのYS−11に乗り込む。今日は40人ほど乗っているようだ。定時にスポットを離れて4分後には離陸。今回は右窓側後方席に座り、窓からの景色を楽しむ。かなり薄暗くなってきているので、街の明かりがとてもきれいだ。でもこの機体はエアコンの調子が悪いようで、めちゃくちゃ熱くなってきた。他のお客さんからも「熱いよ〜」と声が上がり始めて、フライトアテンダントさんに暖房を切るように頼む。まぁ、古い機体なので仕方ないかな。でもこんなアクシデントなら許せる範囲です。降下が始まり、何度か大きく旋廻しながら丘珠空港に着陸した。
札幌は雪模様で、太平洋側の釧路との天候の違いを実感。札幌駅前行き連絡バスに乗って、途中の地下鉄麻生駅で降りる。ここからは歩いて『なぎさ』宿主の文夫さん宅まで。雪があるのでとても歩きにくいが、約10分で着いた。「いらっしゃーい!」と文夫さんと母さんの歓迎を受けてお邪魔する。夕食に特製カレーを頂いて、昨年、なぎさ玄関前で写した写真を見たりしながら、たくさん話しをして就寝となった。
本日の移動 釧路〜鶴見台〜鶴居〜釧路湿原展望台〜道の駅『阿寒丹頂の里』〜山花温泉〜釧路丹頂鶴自然公園〜釧路空港〜丘珠空港〜麻生BT〜文夫さん宅 (万歩計 7850歩)
ちょっと遅めに目覚め。朝食を頂いてから、文夫さんの運転する車で石狩温泉に行くことになった。でも外は大雪で、ホントに恐縮です。温泉の駐車場に着くと「今日は車が少ないなぁ」と文夫さん。札幌に近いせいか、いつもはもっと混んでるそうです。建物は番屋風でとてもおしゃれだ。中の風呂も広くて気持ちよかった〜。露天風呂も雪が降り込む中、熱さと寒さが交じり合って?ちょうどいい加減です。風呂を出て2階の展望休憩室へ。ここからは日本海を眺めながら休憩できるのですが、今日は吹雪いてるので、そんなに遠くは見えなかったです。風呂上がりのデザートにソフトクリームを食べてから札幌へ戻る。
部屋でのんびりしてから昼食を頂く。外は相変わらず雪が降り続いているので、文夫さんがバス会社へ運行状況確認の電話を入れてくれた。高速道路も通れるようで、遅れは無いそうだ。これが名古屋だったら交通機関は大混乱だろうなぁ。16:10頃に文夫さん宅を出る。文夫さんと母さんが麻生バスターミナルまで見送りに来てくれた。「また礼文でお世話になります」と言って新千歳空港行きのバスに乗り込み、16:30出発。札幌北ICから高速道路に入るが、やはり雪と風が強いせいかスピードはあまり出ないようだ。途中の輪厚付近の情報板には、気温0度、風速8メートルと出ていた。でも千歳に近づくとみぞれに変わり、気温1度、風速は1メートルまで落ちていた。
定刻より少し遅れて新千歳空港に到着。出発までまだ時間があるので、荷物だけ先に預けておこうとチェックインカウンターへ行ってみると、大混雑している。掲示板を見ると、かなりの便で欠航や遅れが出ているようだ。自分がここに着いたのが17:35だが、名古屋行き16:35発の便がまだ出発していない。自分の乗る最終便は大丈夫かな?と思いつつ、3階の滑走路が見えるレストランでビールを飲む。外では滑走路の除雪や、機体の雪落し作業でかなり混乱しているようだ。
18:45に荷物検査のゲートをくぐって7番搭乗口へ。遅れるだろうと判ってはいたが案内も何も無く、19:00すぎになってやっと名古屋行きが遅れるとの放送が。最初は30分遅れだ、今度は45分だ・・・と、どんどん遅くなっていく。他のゲートの大阪・伊丹行きは伊丹空港運用時間の影響で行き先が関西空港に変更とも言っている。富山行きも現地の雪のせいで降りられない場合は羽田に変更だそうだ。もっとかわいそうなのが広島行きで、やはり広島空港の運用時間が22:00までの為、間に合わない場合は羽田に向かうとのこと。修学旅行の高校生がたくさんいたけど、無事に広島まで行けたんだろうか。さて、自分の乗る名古屋行きは無事に出発することになり、定刻より約1時間20分遅れの20:28にゲートを離れた。雪の積る滑走路を離れ、厚い雲を抜けると特に揺れることもなく、遅れた為か飲み物等のサービスがいつもより多めの飛行だった。
何度か旋廻しながら高度が下がり、左手に名古屋の夜景が見えてくる。いつもなら東山スカイタワーやテレビ塔、名古屋城のライトアップが見えるのだが、22時をすぎているのでもう場所が分からない。そして22:15、名古屋空港に着陸した。荷物を受け取り外へ出るが、勝川駅行きのバスは既になく、タクシーで家に向かった。
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電光掲示板は遅れや欠航の情報が多く出てました
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これを撮影した時は20:00を過ぎてます
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本日の移動 文夫さん宅〜石狩温泉〜文夫さん宅〜麻生BT〜新千歳空港〜名古屋空港 (万歩計 ****歩)
『冬と遊ぼ!』と題名を付けましたが、実質遊んだのは2日目だけかな。でも自分的には冬の北海道を満喫したと思っています。夏もいいけど冬こそ北海道!ってところですかね。今回は万歩計を持っていったのですが、正直言って正確な数字ではないような・・・。最終日はチェックするのを忘れてしまいました。次回の旅からも持っていきたいなと思っています。