またしても!のんびり礼文島


今年初の礼文島行きです。でも恒例の9月は都合で行けなくなってしまったので8月末に行く事にしました。8月は航空運賃が高いので避けたかったのですが仕方ないですね。でも帰りの9月1日はANA・ANKの超割の日だったのでもちろんそれを利用!ANAが10,000円、ANK離島路線が7,000円と安い運賃で乗る事ができました。


2000/8/28(月)

ANA707便
11番スポットで待機中の
ANA707便 新千歳空港行き
五丈原
札幌 「五丈原」

雨の中待ってる人もいました。
(店の中でも並んでます)
おいしかったですよ!

さあ、待ちに待った日がやってきました。今年は花の時期に礼文へ行けなかったので約1年礼文へ行けなかったんだなぁ。さて、いつも通りJRとバスを乗り継いで名古屋空港へ。チェックインを済ませ2階の売店で弁当を買って屋上の展望デッキへ行く。既に11番スポットには新千歳行きのB63が入っていた。今回はあまり時間が無かったので急いで弁当を食べて待合室へ入るとちょっと雰囲気が違う。待合室が広くなって搭乗ゲートが増えているのだ。???と思って周りを見るとANAとJALのラウンジが無くなってる!。なるほど、スーパーシートに縁の無い名古屋空港はラウンジは必要ないので無くしてゲートを増やした訳か!それで納得。

ANA707便に乗り新千歳に向かって飛び立つ。新潟を過ぎる頃までは上空からの景色が楽しめたがその後は前線の影響で雲が出てきて飛行機も揺れてくるようになった。高度が下がり始めるとずっと雲の中を進み、着陸直前になってやっと北海道の大地が見えてきた。でも窓には流れる雨が・・・。14時23分、滑走路上に水飛沫を上げながら着陸。飛行機を降りて、とりあえず空港内のレストランでビールを一杯!おいしかったのでもう一杯・・・約2時間ほどいるとお腹いっぱいになったので空港内のお土産屋を見たりしてうろうろ歩いてちょっと運動。空港内は夏休みも終わりに近いせいかけっこう混んでいる。そして本屋へ入って道内時刻表と札幌ラーメンの本を買い、地下のJRのりばへ。稚内までのきっぷを買って、快速列車で札幌へ移動する。

札幌に着いて荷物をコインロッカーに預けてから、空港で買った本を参考にして札幌市内の「五丈原」とゆうラーメン屋に行く。このラーメン屋は前にテレビでも見た事があっておいしいらしい。地下鉄南北線に乗って約5分で中島公園へ。雨の中、ちょっと迷子になりながらもなんとか「五丈原」に着くことができた。店の中に入ると12〜3人座れるカウンター席はいっぱい。その後ろには10人ほどが並んで待っていた。20分ほど待ってやっと椅子に座る事が出来た。チャーシューがおいしいと聞いていたのでもちろんチャーシューメンを注文!う〜ん!とってもおいしいです!。またここにはライスがあるのだが、普通のライスではなく細かく刻んだチャーシュー入りのおにぎりがライスになっているのだった。私は空港でビールを飲み過ぎたせいでお腹一杯だったので、このおいしそうなチャーシューおにぎりを諦める事になってしまったのが残念。

札幌駅に戻ってからは近くのコンビニで明日の朝食を買ったりコンコースの待ち合いコーナーで時間をつぶす。そして22時50分過ぎに特急「利尻」が8番線に入線してきた。が、今夜は函館地方の大雨の影響で接続の特急列車が遅れたため、23時発の「利尻」も出発が30分ほど遅れるそうだ。そのおかげで11月まで特別の車体色になっている「利尻」の車両をゆっくり見てから車内で出発を待つ。今回は指定席車に乗ったのだが、自由席車と比べて座席の間隔が少し大きくなっているので足元が少し広くなった感じだ。それと窓の下には座席ごとにコンセントの差込みが付いているので携帯電話の充電に使ってしまおう。そして函館からの遅れの特急が到着して、特急「利尻」は32分遅れて出発。雨の中を北に向かって動き出した。

特急 利尻
特急「利尻」稚内行き

寝台車を除いた3両に
イラストが入ってました。
車両ごとに絵が違っています
中間車は派手です

8/29(火)

香深港
礼文島 香深港へ到着
利尻富士
午前中はこの景色を
ずっと眺めてました
桃岩歩道看板
午後からは知床から
桃岩まで歩きます

うとうとしていると旭川に到着。札幌を約1時間前に出た特急「オホーツク」がこの列車の接続のために止まっているのが見えた。そして旭川をすぐに発車し、幌延到着までずっと寝てしまった。この辺りは晴れ間が見えていて、抜海〜南稚内間では無事に利尻・礼文島を見る事が出来た。特に利尻山は雲がまったくかかっていないので山の形がクッキリ!。こりゃ朝から縁起がいいぞ!。稚内に着いて、いつもの近道を通って稚内フェリーターミナルへ急ぐ。今日の礼文・香深行き一便は「ニュー宗谷」。さすがにこの時間の船は空いている。荷物を船室に置いてから後部のデッキへ出るときれいな青空が広がって昨夜の雨天が嘘のようだ。6時20分に出航、ノシャップ岬にさしかかるころに船室に戻って礼文到着まで寝る。

到着30分前に起きて外へ出ると、横には雲のかかっていない利尻山が、前方には礼文がはっきりと見えている。入港の放送があり、接岸する側を見ているといつものように桃岩荘のお迎えの旗が見え、ツアー客の列、そしていつもの場所になぎさの宿主文夫さんの姿を見つける事ができた。接岸して船を下りて「ただいまー」と文夫さんに声を掛ける。「おかえりー、あれ?連絡なかったね」と言われてしまう。そういえば8月初旬に一度電話して29日頃に行くって事を伝えただけで直前に電話するのを忘れていた。でも断られる事もなく泊れるのがなぎさのいい所!。今年のヘルパー、チンさんとも久しぶりに会う。今まではお客さんとして会っていたが今年はGWからヘルパーをしているそうだ。そしてもう一人のヘルパーさっちゃんにも挨拶。前にここでヘルパーをしていたたっちゃんのいとこだそうだ。かぁさんも遅れてFTから出てきた。「ただいまー、かぁさん!」「あら〜、おかえりなさい」と久しぶりの再会。そして逆に島を出る人達を見送ってから恒例のジャンケン大会。いきなり負けるのはいやだなと思っていたが・・・無事に勝ちました。賞品の缶コーヒーを貰ってから一服してなぎさ号でなぎさへ。

なぎさに着いてからは天気がいいって事で宿の前に出てテトラポットに登って利尻を見ながら横になる。朝に比べると少し雲が出てきたが山の形がくっきりと見えている。何時の間にか寝てしまっていたが、ヘルパーのさっちゃんが「おーたさん、お昼ですよ」と声をかけてくれた。ホントは街へ出て何か食べるつもりでいたのだが私の分までお昼ご飯を準備してくれていたのだった。いきなり初日から食事をお世話になってしまい、ちょっと申し訳ないです。ご飯をおいしく頂いてから桃岩に行く事にした。海沿いの道を知床まで歩くが適度の海風があって気持ちいい。知床からは緩やかな坂道を登る。周りを見ながら歩くとリシリブシやチシマリンドウ、ウメバチソウ他の花々が咲いているのが見える。そしてなぎさ仲間で通称”29番”と呼ばれる花畑の入り口に到着。今までは立ち入り禁止扱い?でしたが今年から道沿いにロープが張られてちょっとした散策路が出来ていた。こちらも花が多数咲いており、まだまだ花の浮き島気分を味わえる事が出来た。その後、元の道に戻って桃岩に向かう。さすがにこの時期はお客さんがあまりいなくてすれ違う人もまばらだ。そしてなぎさを出て約2時間で桃岩展望台に到着した。

展望台でしばらく休憩したあと香深へ向かって急な坂道を降りる。個人的にはこの道は登るのはつらいので降りるだけの方が好きですな。香深に着いてさざ波のソフトクリームでも食べようかとも思ったが今回はパス。港を抜けてなぎさに向かって歩いていると前からなぎさ号が。文夫さんが窓から顔を出し「すぐに戻ってくるから」と言って街へかっとばしていった。別に急いでいる訳ではないのでそのままのんびりと歩く。差閉の漁港の辺りでクラクションが鳴って振り向くと助手席にかぁさんを乗せたなぎさ号が来た。かぁさんは美容院に行ってきたそうだ。なぎさに戻ってお茶を頂いてから早めの風呂へ。居間でのんびりしているが他にお客さんの姿が無いのでちょっとさみしい。でも今朝の時点では私を入れて2人しかいなかったのだが、最終の船からのお客さんが来たので5人になった。さて久しぶりの夕食!今夜は珍しく肉料理が一品付いた。

夕食後に外へ出てみると星空がとてもきれいだ。さぁ明日はどこへ行こうかな。

8/29夕食
8/29の夕食
左上から

ガヤの煮物
ブタの角煮
春巻
ホタテ
カニ抜き身とわかめの酢の物
イカソーメン
イガイ・ソイの汁

8/30(水)

早朝の利尻富士
かぁさんは用事で
一便で島を離れました。

今朝は早起きして朝日を眺める。朝食後、FTへ見送りに行くがかあさんが用事で島を離れるので一緒に見送ることになった。かあさんがいなくなるのがちょっと残念だ。荷物が重たそうなので、一緒に船に乗り込み1等船室まで運ぶ。でも稚内に着いてからは大丈夫だろうか、ちょっと心配。

一便を見送ってからバスに乗ってスコトン岬へ。岬ではちょうどツアー客がいたがすぐにいなくなって風の音だけが残った。岬の先まで行ってから海を眺め、ベンチの上で横になって昼寝。1時間ほど寝ただろうか、おなかが空いてきたのでおにぎりを食べる。やっぱ外で食べるおにぎりっておいしいですね。お腹がいっぱいになったところでまた横になる。ホントは少し歩こうかと思っていたけれど、けっきょくここが気持ち良くて居座ってしまった。バスの出発時間が近づいてきたので、売店に入って最北限の牛乳を飲む。久しぶりにこの牛乳を飲むが良く冷えておいしい!。

バスに乗って香深へ戻るが途中の金田ノ岬に今年はアザラシが来ているとゆう話を聞いていたので探してみると、岬からちょっと先の岩場にアザラシがいるいる!移動しながらの確認だったので正確ではないけど10頭ほどいたんではないだろうか。

それから香深の街へ入るが、終点のFTまで行かずに香深のバス停で降りる。商店でちょっと買い物をしてから宿まで歩いて戻ろうとすると、前方からなぎさ号が。文夫さんが顔を出して「終点で待ってたのに、バスから降りてこなくて探してたよ」と言われてしまう。わざわざ迎えに来てくれていたことにお礼を言って車に乗り込む。宿に戻ってのんびりしながら外を見ていると、風の影響か利尻に不思議な形の雲がかかっていたので写真に撮る。風呂に入ってから夕食になったが、今夜のおかずに殻付きの生ウニが!この時期はムラサキウニなのが残念だがおいしく頂いた。

8/30の夕食
左上から

ガヤから揚げ
おから
蟹爪フライ
カニあんかけ茶碗蒸し
ところ天
生ウニ(キタムラサキウニ)
カジカ汁

8/31(木)

朝の恒例の写真撮影です。

今朝も晴れていい天気になりそうだ。一便を見送るが今日はのんびりしたくて宿へ戻る。午前中はテトラで昼寝したりしていたが、だんだん曇ってきたので宿内へ戻る。昼前になったので街まで送ってもらおう思ったら今日も昼食を用意してもらいホントに恐縮です。大盛りのミートスパゲティを頂いたが、なぎさでスパゲティを食べれるとは思わなかった。午後にはいって雲も多くなり結局どこへも出歩くこともなく一日が終わってしまった。











今年入った「新なぎさ」号です。
31日夕食です。
左上から

鱒とイガイの味噌バター焼き
フキとタケノコのキンピラ
ホタテフライ
アスパラベーコン巻
イカのマリネ
ソイとボタンエビの刺身
ご汁

9/1(金)

いつもは無い利尻行きの便で
見送りがありました。

ちょっとビックリでした。
利尻・鴛泊港で見つけた看板。
実物を見るとちょっと不気味・・・

今日もちょっと雲が出ていてすっきりしない天気だ。さて今日で私も島を出る日になってしまった。いつもは稚内行きの船に乗るのだが、今回は利尻・鴛泊行き船に乗るので稚内行き一便を見送ってからになる。一便を見送り、最後のジャンケン大会のあと利尻行きは見送りが無いため宿に戻る文夫さん、ちんさん、さっちゃんとお別れの挨拶。FTで残ったお客さんの笠松さんと話をしてから鴛泊行きの船に乗り込むと、なんと先ほどの3人が見送りに来てくれた。いつもなら利尻行きには見送りは無いはずなのに・・・。今回は歌も紙テープも無い見送りだと思っていたのでホントに嬉しかったです。

40分で利尻・鴛泊港に到着。歩いて利尻温泉に向かう。背中に大きなザックを背負っているのでいつもより遠く感じる。温泉に着いてのんびり。露天風呂にはいるが、利尻山が見えないのが残念だ。温泉からはタクシーで利尻空港へ。今回は利尻〜新千歳便のアイランド超割(7000円)を取っておいたので初めて利尻空港を利用することになる。チェックインを済ませ展望デッキへ上がるとちょうど雲の隙間から利尻山の頂上が!でもすぐに雲がかかってしまい飛行機のバックに利尻山!の写真は撮れなかった。後側は礼文が以外と近くに見える。晴れていて双眼鏡でもあればなぎさが探せるのではないだろうか。

少し遅れて新千歳からの飛行機が着陸するのを見てから搭乗ロビーに入る。ガラス張りの部屋から降りてくるお客さんを見ていたらそこに見覚えの顔が!なぎさの常連、大久保さんだ!向こうも気がついて手を振っている。慌ててロビーから外へ出て大久保さんを見つける。やはりアイランド超割を使って来たそうだ。時間がないので簡単な挨拶だけで別れる。そして搭乗のアナウンスがあり、歩いて飛行機まで。搭乗口から外へ出て歩いて飛行機に乗り込むのは初めてじゃないかな。定時から少し遅れて利尻空港から飛び立つ。左側の席を取っておいたので礼文が良く見えたが高度が上がりすぐに雲で見えなくなってしまった。

新千歳に到着してから空港内の本屋で立ち読みしたりレストランでビールを飲みながら時間をつぶす。そして新千歳〜名古屋便も超割(10000円)利用だ。そのせいかANA714便は満席のようだ。名古屋まではほとんど雲上飛行で景色は楽しめなかった。そして名古屋空港のに着陸。今回の旅が終わった。






新千歳行きANK492便
B737−54Kです。
搭乗口から飛行機までは歩きです。

晴れていれば後ろに利尻山が
見えているはずです。
利尻空港を離陸!

初めての8月はちょっとシーズンがはずれていたので以外と静かな時を過ごせました。またちょっと蒸し暑いってのも以外だったかな。でも少しですが花も残っていて楽しめました。


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