オホーツクライン北上


前回は日本海側の「日本海オロロンライン」を北上しましたが、次は反対側の「オホーツクライン」だ!ってことで、7月に名古屋に帰ってすぐにルート調査と女満別行きの飛行機のチケットを手にしてしまいました。途中、稚内市の東浦から大岬までの間は路線バスが無いので徒歩で行く事にして、その為に大きなザックも買ってしまいました。


1996/9/10(火)

能取湖
能取湖のサンゴ草
サンゴ草群落地看板
観光バスも多数来てきた

今回も地下鉄とバスを乗り継いで名古屋空港までやってきた。チェックインを済ませてから国内線と国際線を結ぶ無料バスに乗って国際線ターミナルへ行く。ここのとある建物で働いているNさん(前回なぎさで会った人)に会う為だ。事務所を訪れてNさんに会い、ビル内の喫茶店で話しをしながら前回の写真を渡す。

国内線ターミナルに戻り、10:40発の女満別行きに乗り込む。今日はちょっと雲が出ているが隙間から山々が見える。新潟の手前で右旋回して蔵王を越え、しばらくすると太平洋上に出た。しばらくして北の大地が見えてきたかな?と思ったら雲ってきてしまい、着陸態勢に入って高度が下がると牧場等が見えてきた。一旦空港の上を通り過ぎて網走上空で左旋回。能取湖をかすめて女満別空港に着陸。でも着地が下手でかなり衝撃があった。

空港からはバスで網走BTへ向かうが、途中から大粒の雨が降り出してきた。でも網走ではでは止んでいたので歩いて街をブラブラする。そして14:30発、中湧別行きバスに乗り、卯原内で下りて歩いて10分ぐらいで、さっき上空から見た能取湖に着く。ちょうどサンゴ草が赤くなる時期で一面赤いじゅうたんを敷いたようだった。観光バスもたくさん止まっていて観光客も沢山いた。

次のバスまで時間があるのでバス停の前にある交通公園でのんびりする。ここにはSLや元駅舎があってちょっと見学。16:30発のバスで浜佐呂間へ向かうが、海の方を見ると真っ暗で時々稲光が何本も海へ落ちているのが見える。あの雷はどこへ落ちているのだろうか?。そのうち強い雨も降り出していやだなぁと思っていたが、常呂を過ぎると弱くなって浜佐呂間に着く頃には止んでしまった。

バスを降りて今日の宿『さろまにあん』に向かう。思っていたより小さくて普通の民家のようだ。中へ入ってみると客層はほとんどライダーだった。夕食を食べていると近くに雷が落ちたようでものすごい音が響く。

食後はみんなでサロマ湖温泉へ行く事になり、宿の車で送ってもらう。約10分程走ったところにあるホテルの温泉に入る。露天風呂(一部が女風呂と繋がってました)もあってけっこう大きな風呂だった。宿に戻ってビールを飲むがライダーが多いせいかバイクの話が多くてよく分からないので23時頃に寝る。



9/11(水)

雄武バス停
雄武バス停。
某事件でこの町は有名になってしまいました。
でも一切関係ないですよ。
夕日
宿の裏手にクッチャロ湖があり、
その向こうに沈む夕陽が綺麗でした。

5:40に目が覚めるが周りの人達がまだ寝ていたのでしばらくジッとしていたが我慢出来なくなって外へ出てみる。しかし小雨が降っていたので談話室で朝食を待つ。朝食のあとはバスの時間までたっぷりあるので先に出発するライダーを見送ったり、談話室でアドレス交換をしたりして時間をつぶす。でも天気がよくないのでどこにも行かない人も多い。

宿を出て9:39発のバスを待っているとちょうど晴れ間が出てきて雨上がりの道路がキラキラ輝いていた。バスに乗り込み、佐呂間を過ぎてサロマ湖をかすめて中湧別に到着。ここは元国鉄「中湧別駅」があった所で今は「道の駅・中湧別」になっていた。バス停の横には客車や緩急車が置いてあり、ちょっとした資料館?があったが中には入れなくて残念。

次は11:11発の名士バスで紋別へ向かう。この辺りは左右に牧場が広がっていて沢山の牛がのんびりしていた。

約45分で紋別に到着。お腹が空いたのでコンビニで弁当でも買おうと思っていたが、バスターミナル前の食堂『かにっこ』の『かに定食』の看板にひかれて入ってみる(何かの本でこの店の名前を覚えていたってのもあった)。ズワイ足のフライがメインでとてもおいしかった。店長?が名古屋の事をよく知っていたので(理由は忘れましたが)いろいろ話をしながらいるとあっという間にバスの時間がきてしまった。

13:02発の雄武行きのバスに乗る。オホーツク海に沿って沙留、興部を過ぎて雄武に到着。某宗教団体と同じ呼び方をするので有名になった町だ。ここで今日の宿に電話して空いているのを確認してから予約する。次に14:30発、枝幸行きの宗谷バスに乗る。ここからは宗谷バスのエリアに入り、稚内に近づいたことを感じる。しばらく走っているとまた空が暗くなってきて雷が鳴り出す。おかげで海はまったく見えなくなるし、車内も少し寒くなってきて長袖のシャツを着るまでになってしまった。

枝幸に着いても大雨が降り続き、枝幸ではバスターミナルの外へは出れなかった。16:00発の浜頓別行きバスは高校生でけっこう混んでいたが、枝幸から離れると車内も空いてくる。浜頓別バスターミナルに到着すると今日の宿『トシカの宿』の人が車で迎えにきてくれていた。ちょっと遠回りしてクッチャロ湖沿いを走ってもらってから宿に着いた。

宿の周りは林になっていて建物のすぐ裏手にはクッチャロ湖があった。風呂に入ってから外に出てみると、雨も止んでとても明るいので湖の方を見るとちょうど夕日が沈むところだったので急いでカメラを撮ってきて写真を撮る。客もそろったので夕食が始まった。ここの夕食は一泊目がジンギスカン限定で二泊以上連泊すると連泊メニュー(38種だったかな?)が食べる事ができるシステムになっている。

食後は紅茶と手作りケーキをいただきながら、旅の話で盛り上がる。ここの宿帳を見ると『なぎさ』で知っている人の名前も多数あって、かなりの常連なんだなぁと感心する。23時になり、消灯になった。

9/12(木)

トシカの宿
トシカの宿です
天北線跡
JR天北線跡はサイクリングロードに
なっていました
国道238号線
徒歩で宗谷岬を目指します。
丘を過ぎると海が見えてきました

今朝も5時台に目が覚めるがまた寝てしまい7時頃に起き上がる。朝食を済ませ、車で来ていた二人連れが出発し、ライダーの二人も次々に出発していった。今日は青空が広がって、「徒歩で最北端に立つ!」(最後の14〜5キロ歩くだけですが)という目的?にはピッタリの日だ。宿の前にサイクリングロードがあったのでちょっと歩いてみる。どうもこれは元JRの『天北線』跡のようだ。何年か前にここにあった線路の上を走ったんだよなぁ。

宿に戻って車でBTまで送ってもらい10:00のバスで鬼士別へ。ここでおにぎりを買って東浦行きの村営バスに乗る。他にお客さんがいないので運転手さんと話しをしているとオホーツク海が見えてきてその先にサハリンの島影も見える。そして終点の東浦に到着。

運転手さんから「がんばってな!」と声援を受けて12:02に北に向かって歩き出す。いきなり急な上り坂で大変だったがなんとか進む。途中何台かのチャリダーが「がんばって!」と一気に抜かしていく。こっちも「ガンバレー」と声をかける。他にもチャリダーやライダーが”ピースサイン”で挨拶してくる。こうゆうのって嬉しいですね。

30分も進むと周りに家も無くなり熊笹の山に囲まれてどこも同じ景色に見えてきてしまう。6キロほど歩いただろうか?ちょっとした丘があったので登って昼食にする。すぐ横は車はビュンビュン走っているが周りの緑を見ていると心が安らぐ。15分ほど休んでから出発。少し歩くと海が見えてきた(もうちょっと歩いておけば海を見ながら休憩できたのに〜!)。この先もまだまだアップダウンが続いてまだ大岬は見えない。

やっとの事で海沿いまで下りてきた。この辺りまで来るとなんで自分はこんなことしてるんだろ?って思えてきて、疲れてきた証拠かなぁ?。左に山、右に海とサハリンを見ながら黙々と進んで行くと291キロポスト(網走基準?)辺りから街らしきものが見えてきた。大岬の集落だ。よしっ!時間はたっぷりある、宗谷岬まで行こう!。大岬小学校前で地元の小学生が「こんにちは」ときちんと挨拶してくる。こっちもなんだか嬉しくなってしまった。都会ではこんな事ないですもんね。

そのうち土産屋が増えてきて、その先に最先端の碑が見えてきた。15:16宗谷岬に到着。「やったーーーーー!」思わず声が出てしまう。すべての疲れが吹っ飛ぶ感じだ。ちょうど碑の周りには団体が居なかったのでライダーに写真を撮ってもらう(団体がいると写真を撮るのも大変なんです)。

思ったより早く着いたので丘に登って”祈りの搭”や”旧海軍望楼”に登ってサハリンを眺めたりする。17:27発のバスで宗谷岬を離れて稚内へ。駅前BTに着く頃にはすっかり暗くなってしまった。今回も『モシリパYH』に宿泊。夕食は『ひとしの店』でいつものかにめしを食べる。食後の運動?にちょっと街を歩いてからYHに戻り、『なぎさ』に明日行く事を伝える。

サハリン遠望 最北端の駐在所
遠くにサハリンが見えます
日本最北端の駐在所
最北端の碑 宗谷岬からのサハリン
やっとのことで
宗谷岬に到着しました
宗谷岬からサハリンまでは、
たった 43Km(だったかな???)

9/13(金)

ノシャップ岬
ノシャップ岬。
きれいに整備されたばかりのようです
ニュー宗谷
礼文行きの「ニュー宗谷」
総トン数3178トン、1989年就航

またしても起きたのは5時台。どうして早起きしてしまうのだろうか?。一便で渡ってもよかったが特に慌てていないので、7時から朝食を食べてバスに乗ってノシャップ岬へ行く。この岬は船からは何度か見ていますが来るのは初めてだ。灯台や水族館があるけど、時間が早いので人もいなくて静かだった。

バスターミナルへ戻りYHに預けてあった荷物を持ってフェリーターミナルへ歩くとちょうど港に礼文からの一便が接岸するところだった。船から下りてくる客を見ていたら昨年『なぎさ』で会った横浜のOさんがいた。

折り返し10:25発の33便「ニュー宗谷」に乗船する。今日は曇っているのでサハリンは見えず、利尻も雲がかかってしまい頂上が少しだけ見えるだけだった。礼文が近づいて横のデッキから島を眺める。港へ入って駐車場を見るとなぎさ号が止まっているのが見えるが中は無人。定時に接岸して船を下りるとちゃんといつもの所にヘルパーのPが立っていた。「ただいま〜!」。横には浜松のNさんも「お久しぶり〜」。

とりあえずヘルパーPに荷物を預けて『さざ波』へ行ってミソチャーシューメンとソフトクリームを食べる。満腹満腹!。なぎさ号が次の船の出迎えに来るまでFTで待つ。なぎさ号が来たので乗り込み動き出すと、外に昨年会った新潟のSさんがマウンテンバイクに乗って走っているではないか。車から手を振るが気づいてもらえなかった。

そして『なぎさ』に到着。宿主Fさん、母さん、ヘルパーTちゃんと2ヶ月ぶりに再会。「おかえりなさ〜い」「ただいま〜」。宿帳を見ると昨年9月に一緒だった東京のKさんが今日の一便で来たそうだ。さすがに9月は常連が多い。今日はもうどこにも行く予定が無いのでコーヒーを頂いてのんびりしていると、先程のSさん、Nさん、Kさん、三重のOさんが帰ってくる。今日は他にもたくさんいて賑やか!。

さて夕食!!。今夜はムラサキウニやイカ刺しが出る。う〜ん、うまい!!。食事も終わって居間でテレビを見ていると、今夜はミーティングがあるそうでテーブルが片づけられた。明日は兵庫のYさん、Tさんさんが逆24時間コースに出るそうだ。先日、小樽のOさんも完歩したらしい。最後に写真を撮って消灯になった。


9/14(土)

24時間に出た二人を応援に行くツアー
が企画されました。
ツアー出発地のスコトン岬です。
さあ出発
さあ出発!

6時に起きて、少ししてから朝食。24時間組は朝早く出発したそうだ。今日は天気がいいので洗濯をする。さて、今日はどこへ行こうかと考えていたら、みんなで24時間組を応援に行く事になり、とりあえずなぎさ号でFTまで行ってから9:55発のバスでスコトン岬へ向かう。スコトン岬では観光客が多かったが隙をみてみんなで写真を撮る。今回の「応援ツアー?」は9人グループなのでワイワイと賑やかだ。ゴロタ岬まで登って、上から二人の姿を探すが見つからない。

岬を下りてゴロタ浜を歩いているとその先に二人の姿を発見!。二人はこっちの団体?を見てビックリしていた。12時半をまわっていたのでここで昼食にする。おにぎりを食べて約20分の休憩。二人は応援ツアーの歩いてきた道を歩いていった。こちらも鉄府に向かって歩き出す。誰かが「海岸に何かが上がっている!」と叫び、そこへ行ってみるとイルカ?の死体があった。体中傷だらけで何だか可哀相だけど、僕らにはどうにもならない。

鉄府の集落を抜けてスカイ岬への登り道を進むが、道がかなりぬかるんでいて歩きにくい。なんとか西上泊の集落に到着。ここも観光客が多かったが売店で人が空くのを待ってスカイ岬へ行く。岬には他に誰もいなかったのでベンチに寝転んだりして休憩。ここでNさんのモンキーダンスで大笑いなんてのもありました。

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうもので、西上泊16:19発のバスで香深に帰る。帰りのバスでは自分を含めてほとんどの人が寝てしまったようだ。FTに着くとヘルパーPが迎えに来てくれていた。『なぎさ』に帰ってすぐに風呂に入り、夕食になった。今日はイクラ丼!。今夜は昨日とメンバーが一緒だったのでミーティングは無かったが、宿主Fさんがみんなにアイスクリームを出してくれたので頂く。

そして兵庫のBさんが24時間組の二人がどこまで来てるかバイクで見に行く。しばらくして帰ってくると”手然”の辺りまで来ているというので宿主Fさんが車を出してくれてみんなで応援に行く事になった。”津軽町”の辺りで二人を発見!。周りは真っ暗で一人だと恐いなぁ。小樽のOさんは女の子一人でよく行ったもんだとつくづく感心してしまった。『なぎさ』に帰って消灯になったが、BさんとOさんは二人が帰ってくるのを待つそうだ。自分はちょっと眠いので・・・

24時間組 ツアー参加者一同
ゴロタ浜近くで二人に会えました
二人を囲んで

9/15(日)

今朝も5時台に目が覚める。今日の朝食はちょっと早くて6時からだった。そして車で来ていた家族連れを見送る為に外へ出たが、ここでハプニング!。その車のタイヤがパンクしているではないか。宿主Fさんたちが急いでタイヤを取り替えて、何とか出発していった。一便で三重のOさんが島を離れるのでみんなでFTへ見送りに行く。相変わらず一便は団体客が多くてのりばは混んでいる。一便を見送ってから、いつものジャンケン大会だ。今回も無事に勝って缶コーヒーを頂く。

なぎさ 9/15
前日24hに行った二人に
みんなで寄せ書きをして贈りました。

宿に戻るが特に予定も無く、二便の出迎えに。そこからは一人で『Book愛ランドれぶん』(図書館兼本屋です)へ行って図書室で本を読んで時間をつぶす。12時近くになって、何故かカレーうどんが食べたくなり、『さざ波』へ行って食べていると岐阜のKさんとMさんもやってきた。食べながら店の2階から外を見ていると東京のKさんが『ちどり』に入っていった(ちゃんとチェックされてますよ〜)。きっとホッケのチャンチャン焼きを食べるんだろう。

ソフトクリームを食べながらFTへ戻ると何故かなぎさメンバーが集まっていて、みんなでなぎさ号に乗って宿に戻る。帰ってもやる事が無いのでテレビを見たりしてゴロゴロ...。ちょっと早めに風呂に入って夕食を待つが、今日はホントにゴロゴロで終わってしまったなぁ。

夕食のあと、今夜はミーティングはあるそうだ。しかし、今日来たとある二人(一人旅が二組です)がちょっとクセ者で、ヘルパーPやお客さんも影でブツブツ...(こんな事言ってはいけないかな)。なんとなく居間に居づらくなってしまい、何故か常連のみなさんは外に出てしまっていたのでした。

でも今夜は星空や、遠くにはイカ釣り船の漁り火がすごく明るく見えてとても綺麗でした。

9/16(月)

香深港見送り
一度離れた船が戻ってきてしまい大笑い。
紙テープが伸びてしまってます。
天気悪かったので・・・
宿内でおにぎりを食べました

目が覚めると風と波の音が大きい。外へ出てみると大波だ。これだけ風が強いとどこにも行けないなーと思いつつ朝食。しかし昨夜のクセ者の一人は8時間コースに出かけたそうだ(怪我しなきゃいいけど)。

今日の一便で浜松のNさんと兵庫のYさんが島を離れる。今までNさんには見送られる方だったが始めて見送る側になった。タラップが離れて出港。Nさんも泣いている。「行ってらっしゃーい!」。そして船が10メートルぐらい離れたと思ったらナ、ナント!戻ってくるではないか。「あれれ???」そしてみんなで「おかえり〜」と大笑い。大波で欠航かと思ったが実は客の一人(無人航送のトラック運転手?)が降り遅れたのでした。

10分ほど遅れて再度出港。「今度こそ、いってらっしゃーい!」。今度は無事に出ていったが防波堤を過ぎるとかなり揺れているように見えた。

そして船が見えなくなって恒例のジャンケン大会だ。今回もしっかり勝たせてもらいました(^^)v。『なぎさ』に戻るが天気もよくないので残ったみんなでUNOやトランプで遊ぶ。結局午前中は室内だけですごしてしまった。昼食は前日おにぎりを頼んでしまっていたため、そのおにぎりと宿主Fさんから差し入れの肉じゃがを貰ってみんなで頂く。

午後からも部屋にいたのだがたいくつだったので男4人で裏山に登ってみる事になった。でもゴムスリッパで登るのは大変!。途中から女の子2人も登ってくる。しかし海からの強い風がまともに当たるので吹き飛ばされそうで早々に下りてしまった。

今日も早めに風呂に入って夕食を待つ。今日の夕食も”イクラ丼”が出た。さあ、今夜は最後の夜になってしまった。

ミーティングではいつも焼酎の番茶割りが出るのだが、今夜は東京のOさんが持ってきた日本酒「八海山」が出た。それぞれ紹介が終わってヘルパーのTちゃんの順番になったが完全に酔っぱらっていて顔を真っ赤にして喋りもめちゃめちゃでみんなで大笑い!最後の夜に相応しい?楽しい夜でした。あぁ、明日の夜はもう名古屋か...

9/17(火)

利尻富士
早朝の利尻富士
なぎさ見送り
恒例の見送りです。
下でヘルパー二人がハートマーク?
を作ってますが宿主Fさんの足が・・・

今朝は5:50に起きる。天気はまあまあで海も荒れていなくてよかった。朝食の後、早めに『なぎさ』を出発。FTではやはり団体客が多い。切符を買って出港10分ほど前に船に乗り込む。今日島を出るのは6人。宿主Fさんがなかなか来ないが出港時間ギリギリになってやっと来たので紙テープを投げる。「忘れないで・・・」歌が始まる。隣の子は感動で泣いているようだ。

船が動き出して「行ってきまーす!」大きな声を出し、手を振る。6人共デッキで小さくなる礼文島をじっと見つめる。客室は混んでいて座れないので後ろのデッキに移動して、しばらく話しをしていたが2時間はあっという間だった。

稚内に着いて、兵庫の二人と別れ、後の3人は新千歳行きの一緒の飛行機なのだが一旦別れてお土産を買いに駅前の『宗谷観光物産協会』へ行く。ここはYHの会員証を持っていると1割引になるのでよく使う店だ。『ひとしの店』でかにめしを食べて、BT11:35発のバスに乗るとすでに3人が乗っていた。全日空ホテル前から乗ったそうだ。空港へ着くが、到着便が遅れていて出発も20分遅れてしまった。

離陸して外を見ると利尻・礼文がよく見えた。しかし、新千歳に近づくにつれて曇ってくる。新千歳空港からは早い時間の名古屋行きに乗る3人と別れてJRののりばへ急ぎ、快速列車を乗り継いで南小樽へ行く。南小樽駅から歩いてヴェネツイア美術館で働いているOさんに会いに行く。

この美術館のある所は北一硝子やオルゴール堂がある所なのでものすごい観光客の数。さすが有名観光地だなぁ、と思いつつ美術館に入ってOさんを探す。やっと見つけるが制服を着ていたので全然イメージが違っていてビックリだった。ちょっと話しをしてから、名古屋の友人に買うお土産を一緒に選んでもらう為、北一のショップに移動するがたくさんのガラス製品があって迷ってしまう。ガラス製品はけっこう高い物が多いのだが、なんとか買えそうなグラスを探して買う事になった。

選ぶのに時間がかかってしまったので列車に間に合わなくなりそうだったのでタクシーで駅まで行って、快速列車で新千歳空港へ戻る。空港内のラーメン屋でラーメンを食べてから、18:45発のANA714便に搭乗、定刻に北の大地を離れた。


今回は「オホーツクライン」を路線バス&徒歩で進みました。時間があれば途中下車していろいろな所を見てみたいのですが社会人になってしまうと時間の制約が・・・。路線バスって地元の人が乗るバスだからけっこう楽しいですよね。会話とか聞いてると思わず笑ってしまう事もあります。オススメしますよ!もちろん礼文での時間を気にしないのんびり旅も最高です!


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