一年ぶりの礼文旅 


今年は諸事情で花の時期に礼文へ行けませんでした。
秋も行けるか怪しかったのですが、なんとか行けることになりました。
二週間前に宿へ「11日に行きますよ」と電話したときに、「久しぶりだねぇ、今年は二泊しかしないの?」言われてしまった。


2003年10月10日(金)

切符
今回使った切符
札幌駅
ちょいとボケておりますが・・・

朝まで仕事して、昼食を食べてから自転車で家を出て最寄駅へ。大きく重いザックを背負っていたので、周りの目にはとても不恰好だったろう。JRとバスを乗り継いで名古屋空港に到着。平日の昼間なのにメチャ混んでるやん!三連休前日だからかなぁ?。ガラガラの自動チェックイン機でチケットを受け取り、大行列の荷物預けの列へ。名古屋空港の手狭さを実感する。でも再来年には中部新空港へ移ってしまうので、それも解消されることだろう。家から遠くなってしまうのが残念だけど・・・

いつもなら展望デッキへ行って飛行機を眺めるところだけど、お土産を買うのに時間がかかってしまい直接搭乗口へ。札幌行きの搭乗口付近は混んでたので遠くの空いてる席に座っていると「本日のANA709便、札幌・新千歳行きはオーバーブッキングの為、次の便に搭乗を変更されるお客様には一万円を差し上げます」(たしかこんな感じだった)と放送が入る。おっ!どうせ札幌に着いても時間あるし一万円貰えるなら・・・と席を立つが、すでにカウンターには申し出る人が数人いて断わっている状態だった。もっと近くで待ってればよかった・・・(最終的には座席調整が出来たのか、全員乗れたようだ)

新千歳行きは20分ほど遅れて離陸。雲も少なく御岳山や乗鞍岳、遠くには富士山も見える。新潟を越えたころからウトウトしていて、目が覚めたら秋田を過ぎた辺り。十和田湖周辺の山々は紅葉が始まって赤や黄色くなっていた。高度が下がりはじめ、苫小牧が近くなってきたので先日のタンク爆発現場は見えるかな?と思っていたが、今日は北側からの着陸コースに入ってしまい見れなかった(左側の席なら見れたかも?)。遅れを取り戻せず20分遅れのまま新千歳空港に到着。

ターンテーブルから荷物を取り、とりあえず地下のJR窓口へ行き今夜の特急『利尻』の混雑状況を聞く。連休前なので禁煙席は混んでるかと思ったが、かなり空いているそうだ。それならと夜行列車往復割引きっぷ(10,200円)を買うことにした。稚内までは今年から運行を始めた夜行バス(往復10,000円)にするか迷ったが、空いてるなら列車の方が広くていい。

3階の土産物屋で頼まれていた土産を買って宅急便で送っておく。そして札幌行きのバスのりばへ。JRより時間はかかるが、特に急いでいないので運賃の安いバスで札幌へ向かう。予想通り?高速を降りるまでは順調だったが、国道36号線は夕方のラッシュにはまってしまった。中島公園を経由して約1時間30分かかって札幌駅前に到着。今年完成したJRタワーを下から眺める。展望台に行こうかとも思ったがヤメ。荷物をコインロッカーに預け、狸小路まで歩く。今回の夕食はバスの中にあった冊子に載っていた『初代一国堂本店』で味噌ラーメンを注文。ん〜...まぁまぁの味かな?

地下鉄大通駅まで歩き、東西線に乗って本郷13丁目駅で降りる。昨年も来た『南郷の湯』へ。のんびりと露天風呂に入ってから休憩室でゴロゴロ。携帯を見ると留守電が入っていたのでメッセージを聞くと『なぎさ』の宿主・文夫さんからだった。「明日はどの船で来るの〜?、電話待ってま〜す」。そーいえばこの前は11日に行くと電話したけど、どの船で渡るか言ってなかたっけ。早速電話するが今は風呂に入っているそうだ。

一時間ほど仮眠してからもう一度電話すると文夫さんが出たので明日一便で渡ることを伝える。それと他の人から13日の朝でお客さんはすべて追い出すと聞いていたので、それも確認するとやはり営業は13日の朝までだそうだ。21時半に南郷の湯を出て地下鉄で札幌駅へ。とりあえず近くのコンビニへ行って明日の朝食を買ってから駅構内へ。なぎさのお客さんはいないかな〜とウロウロしてみたが誰も見つからなかった。

7番ホームに上がって『利尻』の入線を待つ。『利尻』が入線して自分の席に荷物を置いてからコンコースまで下りて売店でサッポロクラシックを買う。この時間はホームの売店は閉まってるんだよなぁ・・・。後で知ったが、この時隣のホームから出る釧路行き特急『まりも』に北海道フリークのほくとさんが乗車していたそうだ。

23:02に札幌を出発。いつからか知らないけど、『利尻』の出発時間が2分遅れになっていて、『まりも』(23:00発)との同時出発じゃなくなってたんだなぁ。平和辺りまでの並走ってけっこう楽しかったんだけどな。それにしても斜め後ろに座っているサラリーマン二人のおしゃべりがうるさい!酔っ払ってるのかな?

本日の移動 家〜新守山〜勝川〜名古屋空港〜新千歳空港〜札幌〜(特急利尻)〜 (万歩計 ****歩)

10月11日(土)

特急 利尻
稚内駅に着いた『特急 利尻』
久種湖
紅葉と久種湖
牧場
ポニーと共に
タコ公園
タイヤに乗って遊んでるのは・・・(^^)

1:00ちょうどに旭川に着いて20分停車する。うるさいサラリーマンも下りていった。ちょっと外に出ているうちに車内は減光され薄暗くなっていた。旭川を出てからは寝てしまい、目が覚めたら豊富を出発したところだった。まだ外は暗いが、雲が多いようだ。いつもなら抜海付近から見える利尻山も曇って見えない。

稚内に着いて列車の写真を撮ろうとカメラを出したら・・・手がすべってカメラを落としてしまった。ちょっとあせったがレンズカバーが少し割れただけで済んだ。でもビックリした〜。

歩いてフェリーターミナルへ行くと、昨夜の夜行バスで先に着いていた文吉さんがベンチに座っていた。FT内はツアー客でけっこう混んでるな〜ときょろきょろしていたら、後ろから「おーたさん」と声をかけられ振り向くとなぎさの常連さんで札幌のKさんが。『利尻』の寝台車に乗っていたそうだ。

外を見ると礼文行きの通路にツアー客が並び始めていたので、混む前に乗ってしまおうかと団体さんの前に出た時にちょうど改札が始まったので乗船。今日の礼文行きは今年の新造船『ボレアース宗谷』だ。バリアフリー対応だそうで、これまでの船とは少し内装が変わっていた。横になれる分の場所を取って出航を待つ。エンジン音が大きく聞こえてきて稚内を離れる。30分ほど起きていたがその後は寝てしまった。

到着30分前に目が覚める。利尻島は裾が少し見えるだけ。礼文島は北部が明るくなっているが雲のかかっているところもある。香深港に到着する前にFt前を見ると長髪の男性がなぎさの旗を持っていた。誰だろ?と思いつつ下船。FT前には文夫さん、かぁさん、そしてなぎさの旗を持っていたのはヘルパー横井さんだった。昨年会った時は髪が短かったから全然分からなかった(^^; 「ただいま〜!」

今日のお客さんが揃い、文夫さんから「明日は天気が悪くなりそうだから、今日のうちに北(島の北部)へ行ってきなさい」と言われ、おにぎりを受け取る。北へ向かう前に恒例のじゃんけん大会が始まる。計11人いたので三つのグループに分かれてじゃんけん。よし、今回の旅を占う意味で勝負だ!と思ったがいきなり負けてしまった・・・。売店のおばちゃんに「お久しぶりです」と挨拶を兼ねてジュース代480円を支払う。

「さあ行くよ〜」の声で車に乗って北へ向かう。船泊を越え、浜中から『礼文森林の丘』への砂利道を進む。かなりのデコボコ道でなぎさ号もお腹を擦っているようだ。『礼文森林の丘』の入り口で車を下りて、後は8人で歩いていく。途中の木々が赤く染まっていて秋を感じさせる。花はほとんど見なかったな(見つけられなかっただけ?)。

最初の展望台に着と、ここからは久種湖や遠くにトド島も見ることができた。少し歩くともう一つの展望台。こちらには駐車場もあって車で来ることもできるようだ。高い資金を出して作った風力発電を使ったバイオトイレは電力不足?で使えなかったのはどうしたものかと・・・

久種湖への道を下って、あとは湖沿いを元牧場方面へ。前から三脚を抱えた人達とすれ違う。よく見ると礼文や利尻関連の写真の本を出している宮本さんだった。昨日、湖にコハクチョウが飛来していたそうで、見にいくそうだ。道路まで出ると向かいの牧場にポニーが一頭つながれていた。皆で近寄ると向こうも寄ってきて靴をかじってました。お腹空いてたのか???。私たちも昼食タイムってことで、そこでおにぎりを食べる。

出発間際にまたポニーをからかってから?船泊の方へ歩き始める。久種湖畔の歩道を進み、横野商店へ。残念ながら今日はたいやきは無いそうだ。仕方なく、文夫さんが迎えに来るまでタコ公園(総合公園)に行って遊んだり寝転んだり・・・。

迎えの車に乗ってあとは『なぎさ』まで直行。『なぎさ』に着いて、再度「ただいま〜」と玄関に入る。内装はそれほど変わっていなかったが、台所は春の水漏れで大改装したそうだ。あとで見ることにしよう。

順番に風呂に入っていると、最終便で川崎のTさんもやってきた。そしてお待ちかねの夕食タ〜イム。今夜は海鮮丼にガヤのから揚げに・・・とても美味しくいただきました。

食後は片付けを手伝いながら文夫さんに「14日の最終便で島を離れたいのですが・・・」と相談。「いいよ〜、泊まっていきな〜」とあっさり返事をいただき、ちょっと拍子抜け。その後は安心して?居間でゴロゴロしていると文夫さんからみんなに自家製の果実酒をいただく。けっこう美味しかったです。さぁ、明日の天気はどうなんだろ?

10月11日の夕食

本日の移動 〜稚内〜香深FT〜礼文森林の丘〜久種湖〜総合公園〜なぎさ (万歩計 ****歩)

10月12日(日)

三角山付近
スキー場
スキー場より
利尻山
唯一、頂上が見えた時
誕生日会
横井さんの誕生日にカンパ〜イ!

朝5時ごろに一度目が覚める。でも外は曇っているようで朝日も見れなさそうだ。朝食は7時だったよなってことでもう一度寝てしまい、今度は横井さんの「朝食で〜す」の声で目が覚めた。既にほとんどのお客さんは食堂に揃っていて、すぐの朝食になった。

さて今日はなぎさのお客さんで島を出る人も来る人もいないそうだ。ちょっと寂しいかな。外は曇っているけど雨は降っていない。文夫さんから「9時になったら港に行くよ〜」とのこと。それまでは居間でのんびりする。9時になって車でFTへ。まずはじゃんけんでしょ?ってことになり、今日も分かれてじゃんけんをする。今日は勝つことができてホッ・・・。

文夫さんが林道まで送っていくよと皆を誘っている。今日の行動は特に決めていなかったので、一緒に送ってもらうことにする。9人で香深側の林道入り口へ。そこから三角山経由で香深に下りることになった。林道沿いの木々もけっこう色が付き、いい感じだ。でもちょっと風が強いのが辛いところか。

ウスユキソウ群生地で少し休憩。手前の小山でもだけど、まだ監視員が駐留していた。こんな時期でもいるんだなぁ。林道から三角山への道に入る。ここへ入るのは初めて。でも道はしっかりしていて歩きやすい。利尻山の見えるガレ場を越え、林を抜けてスキー場のてっぺんへ。正面には頂上に少しだけ雲がかかった利尻山が見える。晴れてたらきれいだったろうな。スキー場の斜面を下りて香深の街へ戻る。

昼食はどうしようかってことで、ちゃんちゃん焼きの『ちどり』へ行くが定休日(第2・4日曜が休み)。それなら『たけちゃん寿し』にしようと決まり、FTへ歩く。ちょうど12時すぎで混んでいたが、全員座ることができた。この店は初めて入るけど、けっこうメニューがあるんですね。でも次に来ることはあるかな???

食後は近くの店で土産を買ったりしてから、セイコーマートに行くことにした。ここでセコマに行く人と宿に帰る人と別れる。FT前からだと約30分ぐらいでしょうか、けっこう歩きます。買い物を済ませFTに戻りぶらぶらしていると、文夫さんから「今どこに居る?」と電話が。FT前に居ることを伝えるとすぐ近くまで来てるので迎えに来てくれるそうだ。すぐ近くの言葉の通り、ものの1分もすると車がやってきた(^^)。

宿に戻り、先に戻っていた人達とコーヒーを頂く。そして順番に風呂に入り、私の番になってゆっくり風呂に浸かっていると文夫さんが「夕日を見に行くから早く出て〜」と声がかかる。急いで風呂から上がり着替える。髪も濡れたままなのに・・・。既に横井さんの運転する車は出発していて、文夫さんの運転する車だけが待っていた。急いで乗り込み知床へ向かって動き出す。ちょっと雲が多いから見えるかな〜?と思いつつ、中島みゆきの曲「銀の龍の背に乗って」のPVにも出てくる知床集落の細い道を進む。駐車場に着くが、やはり陽の沈む辺りは雲が多い。周りは雲の無いところもあるのに・・・。しばらく見ていたが寒くなってきたので帰ることになった。

今夜の夕食はおでん。寒い時期だけに出るなぎさのメニューだ。美味しくてけっこう人気もある。でも今回は大鍋じゃなくて一人一人個別に分けて出してあった。

食後は居間で雑談。ちょうど今日はヘルパー横井さんの○○歳の誕生日だったのでワインでお祝い。グラスでなく、湯のみってのはご愛嬌?。川崎のMさんが昼に買ってきた、FT前にある『うのず商店』の、あんドーナツ(だったかな?)も一緒に頂いた。

今年の営業最終の夜なので、今夜は夜更かしかぁ?と思っていたけど、いつも通り22時の消灯だった (^^;



10月12日の夕食

本日の移動 なぎさ〜FT〜林道(ウスユキソウ群生地)〜三角山下〜スキー場〜香深〜なぎさ (万歩計****歩)

10月13日(月)

見送り
行ってきま〜す!
文夫さん
利尻を眺める文夫さん
かあさん
かあさん

朝方に目が覚めると屋根に雨の当たる音が聞こえる。今日は一日降るんだろうか?。もう一度寝る。

再度目を覚まし、下へ降りて外を見るとまだ降っているようだ。朝食後は居間でのんびり。他のお客さんは今日の一便で島を離れるので荷物の整理に忙しそうだ。恒例の記念写真は雨が降っているので室内で撮影。その後、港へ向かった。

天気が悪いので紙テープが無いのが残念。タラップを上がる東京のMさんから「おーたさんは乗らないの」「実はもう一泊・・・」なんてやりとりも。

船上から文夫さん達に「いってきま〜す」「また来年来ま〜す!」等々の声がかかる中、船は港を離れていく。文夫さん、かあさん、横井さんと共に大きく手を振って見送る。船が見えなくなり、FTへ戻る。そして今年最後のじゃんけんをしようと、4人でじゃんけん。そして最後の締めは文夫さんが決めてくれました(^^)。

さて、今日は天気も悪くて歩けそうにないので、どうしようかと考えていると、文夫さんが車のタイヤを替えに行くから来る?ってことで付いていく。街の中の小さなタイヤ屋?に入って、ノーマルタイヤをスタッドレスタイヤに交換する。夏の間はスタッドレスをここに預けているそうだ。北海道ではもうこの時期になるとスタッドレスのテレビCMも始まってるし、この時期になると店も忙しくなるんだろうか?

交換後は宿に戻ってちょっとお手伝い。廊下の雑巾がけ程度ですが・・・。晴れてたら布団干しとかを手伝いたかったなぁ(後で電話したら15日に晴れたので干したそうです)。皆、忙しそうにしてるなか、私はほどほどで切り上げてしまいました。

昼食のあとは、居間で本を読んだりしながらゴロゴロ。このとき、寒くなってきたのでストーブを点けて昼寝タイムに突入。

目が覚めて外を見ると利尻山の中腹から上が雲の隙間から見えてきて白くなっているのが分かる。礼文では雨だったけど、利尻山の方では雪が降ってたんだぁ。横井さんの話だと、10月はじめにも一度積もったそうで、今シーズン2回目だそうだ。

厨房で一緒に夕食を頂き、文夫さん達も早めに風呂からあがって、居間でのんびりテレビを見る。

外はまた雨が降り出したようで、また利尻は雪になってるんだろうか。昨夜までと違って、とても静かな夜になった。











本日の移動 なぎさ〜FT〜なぎさ〜香深FT〜利尻・鴛泊FT〜利尻富士温泉〜鴛泊FT〜香深FT〜なぎさ (万歩計 ****歩)

10月14日(火)

利尻山
なぎさ号の先には・・・
レブンソウ
文夫さんとかあさん
車の中は暖かい
利尻山
上半分が白くなった利尻山
見送り
見送り
稚内駅

なぎさ最終日の朝、利尻は昨日よりも積もってる範囲が多くなって上半分は白くなっていた。これで晴れてたら申し分ないんだけど、残念ながら頂上は雲がかかっている。今日も天気ははっきりせず、降ったり止んだりの繰り返し。南の方を歩きたかったけど・・・。

文夫さんが「元地にでも行ってみようか」と誘ってくれて4人で車に乗り込む。まずは桃岩展望台まで行ってみる。途中に時期はずれのレブンソウが咲いているのが見えたので、横井さんとここで下りて撮影。その間に文夫さんとかあさんは先に駐車場へ。あとから駐車場まで行くと文夫さんは「寒いからここで待ってる」と車の中に入ってしまった。横井さんと二人で展望台へ上ってみるが、風が強くてめちゃ寒い。写真を撮るどころじゃないのですぐに駐車場に戻ってしまった。

それからトンネルを抜けて西海岸へ。風が強い分、海も波が荒々しい。元地の駐車場も車やバスは一台も止まってない。佐藤売店も閉まっているが、お土産屋は2軒ほど開いてたかな。まだ観光バスでも来るんだろうか?。車で行ける一番奥まで行くが外へ出ると寒いので、結局そのままUターンして宿に戻った。

午後からは晴れ間も見えるようになってきて、利尻山もかなり雲が取れてきたので写真を撮る。まだこの先、消えたり積もったりの繰り返しなんだろうな。

15時ごろに文夫さんは「最終便の時間までには戻ってくるから」と言って出かけていった。私も二階にあがって荷物をまとめる。

16時近くなっても文夫さんが戻ってこないので、横井さんが携帯に電話するとすぐ戻るとのこと。しばらくすると帰ってきたので港へ向かう。FTに着き、乗船名簿は既に書いておいたので切符を買い、近くにいた売店のおばちゃんにも「また来年来ます!」と挨拶しておく。

船に乗り込み、荷物を2等室に置いてから、いつもの見送られ場所?へ。かあさんはちょっと寒そうだ。FT前からは売店のおばちゃんも手を振ってくれた。船が動き出し、文夫さん、かあさん、横井さんが「いってらっしゃーい」と手を振る。こちらも「お世話になりました、また来年来ます!」と大きく手を振った。16時を過ぎているのと曇っているせいで、薄暗くてあっとゆう間に見えなくなってしまった。

後部デッキに移って遠くなる島を眺める。横を見ると利尻山も近く見えているので写真を撮っておく。その後は船室に戻って稚内まで寝た。「まもなく稚内港に到着します」の案内で目が覚める。外は真っ暗で、港内に入ると船のサーチライトで堤防や灯台を照らしながら進む。岸壁に近づき、180度転回して接岸。ツアー客に続いて船を下りる。

5分ほど歩いてバスターミナルまで。ここから稚内温泉まで行くのだが、既にバスの窓口が閉まっていて『バスと温泉の割引セット券』が買えなかった。仕方なくそのままバスに乗り込む。

ノシャップ岬を経由して約20分で稚内温泉へ。早速、風呂に入ってのんびり。客層は地元のお客さんが多いようだ。風呂を出てお座敷の休憩室に入り、文夫さんから貰ったおにぎりで夕食。食べながらテレビを見てゴロゴロ過ごす。

バスの出発時間が近づいたので、バス停まで来るとまだ『富士見5丁目行き』のバスが到着したところだった。稚内BT行きはこのバスが折り返すので、遅れるなこりゃ。バス停横の待合室で待っていたお姉さんも「駅方面のバスはまだですよね?」と心配していた。「あのバスが帰ってくるので大丈夫ですよ」と言っておいた。

少し遅れてバスが到着。この運転手さん、ゆっく〜り走るので後続車に抜かれてばかり。これだから行きも遅れたのかな?。道はガラガラなのに・・・

稚内駅に着き、荷物を駅の待合室に置いて駅前をウロウロ。でも雨がぱらぱらしてるので、駅前のロータリーを一周しただけで戻る。

ホームに特急『利尻』が入線して改札が始まったので荷物を持って列車に乗り込む。帰りも禁煙指定席車にしたけど、乗客は3人でガラガラ。寝台車に乗る人が多いのだろうか?。ホームで写真を撮ってから寝台車を見ると指定席車よりは人が多い感じだった。

22時に稚内駅を発車。次の南稚内駅では対向列車の行き違いで10分ほど停車。稚内より南稚内の方が街の中心なので、こちらから乗り込む人も多い。でも私の乗る2号車は2人増えただけだった。まぁ混んでるよりは全然いいけど。

その後は幌延駅を出発したのは覚えてるけど、zzz.....




















本日の移動 なぎさ〜香深FT〜稚内FT〜稚内温泉〜稚内駅〜(特急利尻)〜 (万歩計 ****歩)

10月15日(水)

小樽運河
小樽運河
札幌JRタワー
札幌駅JRタワー
ANA777−381
ANA 777−300
JAL747−446D
JAL 747−400D

旭川停車中に一度目が覚める。でも下りと違って停車時間も短いので外には出なかった。発車後はまた寝てしまう。

次に目が覚めたのは岩見沢。外も少し明るくなっているが雲も多いようだ。札幌到着30分前に照明も点いて車内も明るくなった。洗面所で顔を洗ってから荷物の整理。

札幌に着いて、隣のホームの然別行きの普通列車に乗る。小樽方面への一番列車だけど、通勤・通学客が結構乗り込みます。私はもちろん進行方向右側の席を確保。なんたって銭箱から先の日本海を眺めるのも、ここを通るときの楽しみの一つですから。晴れてたら暑寒別の山々がきれいに見えるけど、今日は曇っててダメでした。

小樽に着いて、まず大きなザックはコインロッカーへ。身軽にしてから歩いて小樽運河へ向かいます。途中のコンビニで朝食を買っておく。まずは運河にかかる中央橋を越えて倉庫を利用した食堂街へ。時間が早いのでもちろん営業はしてません。グルリと回って浅草橋へ。ここから撮る写真はよく観光パンフなんかにも良く出てます。ってことで観光客のいないうちに一枚撮っておく。運河沿いの散策路へ下りて、ベンチに座って朝食を食べる。

一時間ほどボ〜って眺めていたけど、観光ツアーの客も出てきたので手宮へ向かって歩き出す。小樽へは何度か来てるけど、手宮にある小樽交通記念館へ行ったことがなかったので行ってみたかったのだ。ゆっくり歩いて30分ほどで記念館前に到着。外からも柵越しに展示車両が見えた。まだ開館時間まで少しあるので外から見てたら、お金を払って見ることもないかなぁなんて思ってしまい、ちょうど小樽の街を一周する『おたる散策バス』が来たので乗ってしまった。

このバスは一乗車200円均一で小樽の観光地を回るバスで(下車観光するなら一日乗車券750円が便利)、時間によってはレトロ調のバスも来るそうです。車内から見る北一硝子やオルゴール堂の辺りは観光客でごった返してました。小樽築港駅、裕次郎記念館前、ヴェネツィア美術館前を通って小樽駅へ到着。駅前ビルの本屋で北海道関連の本を買ったり、金券ショップを覗いたりする。

小樽からは高速バスで札幌へ。市街地を抜けて高速に入ると、列車と違って高台から海を眺めることができます。札幌北ICで高速を下り、右折する北34条西5丁目の交差点からは、『なぎさ』宿主さんの札幌のおうちも見えたりする (^^) 。混雑する北大前を通って札幌駅前で下車。

ちょうど昼をすぎてお腹も空いたので、どこで食べようか考えたけど、大きな荷物を持って歩きたくなかったので近くのラーメン屋(10日に食べた店の駅前店)でチャーシューメンを食べる。ホントは海鮮丼とかを食べたかった・・・

札幌駅からは時間に余裕があるので、またバスに乗って新千歳空港へ。いきなり、すすきの辺りで大渋滞にはまるが、あとは順調に進み定刻より15分遅れで新千歳空港に着いた。搭乗手続きを済ませ、屋上の展望デッキで飛行機を眺める。名古屋では見れない大型機が多いですなぁ。出発時間が近くなったので搭乗口へ。飛行機に乗り込み離陸すると、あっとゆう間に雲の中に入ってしまい、北の大地が見えなくなってしまった。

名古屋付近は晴れていたので着陸前は名古屋の夜景がとてもきれいだ。朝まで雨だったらしいので空気が澄んでたのが良かったのかな。空港からはバスとJRを乗り継いで帰りました。














本日の移動 〜札幌〜小樽(運河他)〜札幌〜新千歳空港〜名古屋空港〜家 (万歩計 ****歩)


久しぶりの『なぎさ』を堪能しました。
もっと休暇を長く申し込んでおけばよかったなぁ、と今頃になって思います。
次はいつ行けるかな?


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