2002年 新年の旅


ANAの元日超割を使って北海道に行ってきました。
自分的には、正月・GW・お盆等の混んでる時期は出歩かないのですが、
正月の北海道ってどんなだろう?と行ってしまいました。


2002年1月1日(火)

羊蹄山
ひらふスキー場からの霞んだ羊蹄山
比羅夫駅
JR比羅夫駅
小樽駅
小樽駅

年越しのあとAM1時ごろに横になり、4時間程寝て5時に起きた。とりあえず正月ってことで、餅を焼いて軽く正月気分を味わう。

6:20に家を出てJRとバスを乗り継いで名古屋空港へ。空港に着いたのは飛行機出発の40分前だが、手荷物カウンターは大混雑!急いで荷物を預けて搭乗口へ行くが、こちらも朝の出発便が重なっているせいか混雑している。既に札幌行きの搭乗が始まっているようなので焦るが、無事に乗ることができた。

飛行機に乗ってから文夫さんへのお土産を買うのを忘れたことに気づくがもう手遅れ。まぁこんな状況だったので買う時間もなかったのだが・・・。

機上からの御来光を見てから、雲の隙間から時々見える地上の雪景色を楽しみ、しばらくして真っ白な北の大地が見えてきて新千歳空港に着陸。

とりあえず冬期のみ運行のニセコ行きバスのカウンターへ行くが午前中の便はすべて満席とのこと。ってことで地下のJR駅へ下りて”みどりの窓口”へ行き『一日散歩きっぷ』を買う(これは決められた区間内は普通列車が一日乗り放題のきっぷで、全国版の『青春18きっぷ』を小型にしたようなもの)。

快速列車に乗り込み小樽へ、そこで普通列車に乗り換えて倶知安へ着いた。この列車は倶知安止まりなのでニセコ方面へは行けないので、駅前からバスでニセコへ移動しようと思ったが、時刻表を見るとバスは正月ダイヤで運休!もう一度時刻表でルートを探すと、ニセコ東山スキー場行きのバスを発見。これでひらふスキー場まで乗って温泉に入ることにした。

少し時間があったので駅前をウロウロしていたが、羊蹄山は曇って見えなかったのが残念。

バスに乗って約20分でひらふスキー場に到着。さすが有名なスキー場で人も多い。雪質も良さそうで見てたら滑りたくなってきたけど、何も準備してこなかったので諦めて温泉に向かう。バス停近くのホテル『ニセコひらふ亭』の日帰り温泉に入る。料金870円と、ちょっと高いな〜と思いつつ風呂へ。

露天風呂からは正面にゲレンデが見えているが、向こうからも丸見えってこと???晴れていればアンヌプリ山がきれいだそうだ(反対側にある女性風呂からは羊蹄山が見えるそうです)。

風呂を出て、ここからバスで倶知安まで戻ろうと思ったが、『なぎさ』飲み会で知り合った人がJR比羅夫駅内にある『駅の宿 ひらふ』の宿主さんと結婚されて近くにいるってことで、時間もあるし寄ってみることにした。タクシーを呼ぶが「時間貸切制(だっかたな?)で2700円」ですと言う。高いな〜と思うが比羅夫駅まで行く手段がないのでタクシーに乗り込み比羅夫駅へ。

山越え谷越えで比羅夫駅に到着。駅の中に入り、待合室内にある、宿の扉を開けると宿主さんが夕食の準備をしていた。挨拶しがてら話をすると奥さんを呼んでくれてコーヒーをごちそうになってしまった。30分ほど話をしてから16:08発の小樽行き列車に乗り込む。

小樽で快速に乗り換えて札幌に到着。駅から歩いて7分ほどのホテルにチェックインしてから夕食を食べに外へ出る。最近話を聞く狸小路のラーメン屋街へ行くが、正月でほとんど休み。2〜3軒開いていたのでそのうちの1軒に入ってミソラーメンを食べる。

食後は大通公園に出てホワイトイルミネーションを見るがほとんどカップル・・・。一人寂しく札幌駅に寄って近くのコンビニでビールとつまみを買ってホテルへ戻った。




本日の移動 家〜新守山〜名古屋空港〜新千歳空港〜小樽〜倶知安〜ニセコひらふスキー場〜比羅夫〜小樽〜札幌 (万歩計 ****歩)

1月2日(水)

北海道神宮
8名のお客さんが集まりました

7時ごろに起きて朝食を食べてから地下鉄に乗り北海道神宮へ初詣に行く。地下鉄に乗ってから神宮の最寄り駅が「円山公園」駅だったか「西28丁目」駅だったか忘れてしまったのでとりあえず「西28丁目」駅で下りる。外へ出るがそれらしい建物も見えないので方向的にこっちかな〜と思う方へ歩いてみる。

すると円山公園の林が見えてきて、公園沿いの道を進むと北海道神宮の入口へ。朝早いせいかそれほど人もいないが、参道の先に大きな門が見えてくると人も多くなってきた。「今年こそ?いい年でありますように・・・」と参拝を済ませて、おみくじを引いたら『小吉』ちょっと中途半端だなぁ。お守りを買ってから「円山公園」駅へ歩く。

地下鉄を乗り継いで札幌駅へ。ここでなぎさ仲間のNさん、Fさんと合流して再度地下鉄に乗り、『なぎさ』宿主の文夫さん宅へ向かう。

文夫さん宅に着き、「あけましておめでとうございま〜す」と新年の挨拶。既に昨日から来ている人もいて、久しぶりにニセコ在住のSさんとも再会。いろいろ話しをしながらいると人数も増えてきてお客さんは8人も集まった。

今日帰る人の見送りを兼ねて、麻生のダイエーに行った以外はずっと文夫さん宅で駅伝中継を見たりしながらゴロゴロすごす。

夕食には文夫さんの美味しい手料理を頂く。なぎさで食べる時とは一味違う料理が多数出て、お腹いっぱい。

22時を過ぎて、ここに泊る人達は近くの銭湯に行ったので、地元のKさんと二人で留守番。その間はKさんの写した上手な写真を見せていただく。皆が帰ってきてしばらくしてから終電が近くなってきたので文夫さん達とお別れ。地下鉄で札幌駅前のホテルに戻った。




本日の移動 札幌滞在(北海道神宮・『なぎさ』宿主さん宅) (万歩計 ****歩)

1月3日(木)

石狩月形駅
雪の中を進入してくる上り列車
石狩月形駅
石狩月形駅
 恵比島駅
JR留萌本線 恵比島駅(明日萌駅)

今朝は札幌を7:04発の列車に乗るために5時45分起き。朝食を食べてホテルをチェックアウトしてから札幌駅へ歩く。

札幌からは何年ぶりかのJR札沼線に乗って新十津川まで向かう。札幌を出発してしばらくは高架を進むが、そこから見える朝日はとてもきれいだったが、途中からは雪が降り始めてきた。

石狩当別で新十津川行きの列車に乗り換える。ここからはエンジンを強化改造したディーゼルカー1両編成だ。でも進むにしたがって雪が激しくなり、ある駅で停車して発車しようとしても車輪が空転して動けなくなってしまった。何度か試すが動かなく一度バックして勢いを付けてやっと動き出した。こんな経験はなかなか出来ませんね。

9:29に新十津川に到着。相変わらず雪が降り続き、このまま札幌まで戻ってしまおうかとも考えてしまう。とりあえず滝川へそのまま出るのももったいないので、町営の温泉に行くことにした。外に出て近くのバス停へ行くが温泉行きのバスは無いようだ。ちょうど目の前にタクシー会社があったのでタクシーに乗って『グリーンパークしんとつかわ』へ。

帰りの滝川行きバスの時間を確認してからのんびりと風呂につかる。地元の人でけっこうにぎわっていた。露天風呂は無いが大きなガラスの向こうは真っ白な世界が一面に広がる。

風呂を出て、路線バスで滝川駅へ。ここで昼食を済ませて普通列車で深川へ移動。深川では滝川以上に乗り換えの時間があったので、徒歩5分の中央バス深川ターミナルへ行ってバス時刻表を取りに行ったりして時間をつぶす。

深川からは13:24発の留萌行きに乗車。車内は元新幹線の座席を使った転換シート車で、ローカル線にはもったいない設備だ(言い過ぎ?)。留萌往復でもよかったが、途中の恵比島で下車。ここはNHKの朝の連ドラ「すずらん」で『明日萌駅』として出ていた駅。駅舎内には子役と駅長さんの人形が飾ってあるのだが、静まった駅内にはちょっと不気味・・・。壁に飾ってある時刻表もドラマのままで昔の雰囲気をだしている。

駅を出て雪で歩きにくくなった道を進むと、ここもドラマで旅館(中村旅館だったかな?)として出ていた建物がお土産屋として残っていた。ただ既にドラマも終わって時間がたっているので、すずらんグッズは少なく、ゴーヤーマン人形が多数並んでいたのにはちょっと苦笑(^^;。

19分後の深川行き列車に乗り、秩父別で下りる。ここから徒歩10分で秩父別温泉『ちっぷ ゆう&ゆ』に寄る。ここも地元の人の利用が多く、男女が日替わりで入れるニセ露天風呂(だってガラス戸の中に風呂があって、寒いから戸が閉めてあるんだもの・・・)は人気があるようだ。

風呂を出て路線バスで深川駅へ。あとは普通列車で旭川へ移動。今夜は駅直結のホテルに泊る。ちょうどこのホテルのキャンペーン中で普段は一泊6000円ぐらいのところが3900円だったので、大変お得でした。

久しぶりの旭川なので、やっぱりラーメン!。買い物通りにある『梅光軒』へ行くが既に閉店。『山頭火』は行ったことがあるので、行ったことの無い店を探して『あさひかわ屋』と言う店に入ってみた。地元の客が多いようだ。

店を出ると雪が強く降り出したので、近くのコンビニでビール(もちろんサッポロクラシック!)とつまみを買ってホテルに戻った。

本日の移動 札幌〜石狩当別〜新十津川〜滝川〜深川〜恵比島〜秩父別〜深川〜旭川 (万歩計****歩)

1月4日(金)

白銀荘
白銀荘
白銀荘
白銀荘のすぐ上は、白の世界
北時計
富良野 北時計

6時半に目を覚まし、朝食を食べてながら天気のチェック。晴れてはいるが雲も多いようだ。本当は旭岳温泉へ行くつもりだったが、雲っていては旭岳も・・・と考え、上富良野町の吹上温泉に行くことにした。

7:47発の帯広行き普通列車に乗って上富良野で下りる。おととし9月以来の上富良野駅だ。町営バスの発車までしばらく時間があるので街を歩く。

曇ってはいるが雪は止んでいるので、あちこちで道路の雪かきをしていた。前に友人と泊った家があるので行こうかと思ったけど、雪道は歩きにくいのでヤメ。

9:33発の十勝岳温泉行き町営バスに乗り、約30分で吹上温泉保養センターに到着。思っていたより施設が充実していて、風呂も”ひば”を使った風呂や岩風呂がイイ!露天風呂も広くて、晴れていたらもっと良かったのに・・・。『北の国から』に出てきた露天風呂にはさすがに行けないので(冬期は閉鎖されてるらしいし)、ここでガマンする。

このまま14:15発のバスまでのんびりするつもりだったが、せっかくだから富良野へ行っちゃおうと気が変わって10:42発のバスで山を下りることにしたので、急いで着替えて外へ出るとちょうどバスが着いたので飛び乗った。

吹上温泉周辺は携帯が圏外で使えないので、上富良野駅に戻ってから富良野にいるはずのNさん・Fさんにメールを送って、今から富良野に行くことを伝える。

普通列車で富良野へ着くと、二人は麓郷にいるとのことで、バスで戻ってくるまで時間があるので近くのカレー屋『唯我独尊(ゆいがどくそん)』に行ってみた。

名前は何度か聞いたことがあるが、初めて入ってみる。自家製ソーセージもおすすめとのことで、ソーセージカレーを注文。しばらくすると大きなソーセージの乗ったカレーが。一口食べると・・・これがウマイ!辛さもGood!ソーセージも美味しかった〜(^^)

観光案内所を兼ねた駅前のバス待合室でパンフを見ていると、もうすぐ着くよ〜とメールが入って、外へ出ると麓郷からのバスが着いて二人が下りてきた。さてどこへ行こうかとなり、『北時計』でお茶しよう!ってことになるが、バスはいい時間が無かったのでタクシーで移動。

ログハウスの喫茶店で、ここも『北の国から』のロケで使われたところだ。店内は広々して木の暖かみを感じて雰囲気がいいです。富良野グッズもいろいろ扱っているようだ。

店を出て写真を撮ってから近くのバス停へ歩く。富良野駅へ出てもよかったが、ここから旭川行き『ラベンダー号』に乗れることが判り、美瑛に向かう二人も一緒に乗ることになった。16時をすぎると空も暗くなってきてバスに乗るころには外は真っ暗。景色を楽しめないのがちょっと残念。

二人は美瑛で下車して、バスは空港経由で旭川駅前に到着。そのまま夕食を食べに行くが、またしても『梅光軒』は閉まっていたので、他の店になってしまった。いつになったら食べれるのだろう?



本日の移動 旭川〜上富良野〜吹上温泉〜上富良野〜富良野〜旭川 (万歩計 ****歩)

1月5日(土)

旭川市街
ホテルから見た旭川市街
スーパーおおぞら
新得駅近くで
スーパーおおぞら
途中の信号所で下り特急と交換する
JR石勝線
真っ直ぐな線路が続く

最終日の朝、外を見るととてもいい天気のようだ。昨日、晴れてくれればよかったのに・・・。

ホテルを出て、昨日と同じ帯広行きの普通列車に乗り、新得へ向かう。車窓からは青い空と白い山々が美しい!。写真を撮りに、途中の美瑛か上富良野で下りてしまおうかとも考えたが、新得の蕎麦も捨て難かったので見るだけで諦める。

富良野で25分ほど停車するので車外へ出ると、とても寒い!ホームから見える山々の写真を撮ろうかと思ったが、電線が邪魔なのと寒さがきつかったので車内へそそくさと戻ってしまった。

さて出発時間になりディーゼルカーのエンジンが唸ったかと思ったら、なかなか動かない。何度か試すが動かないので運転士や駅員がハンマーや鉄の棒を持って車体の下を叩いている。

10分ほど過ぎてやっと動き出し、運転士のアナウンスによると、ブレーキ系の部品が凍って動かなくなったそうだ。さすが冬の北海道!!と感心?しつつも、この先ブレーキが利かなくなったら・・・なんて考えてしまった。

新得には遅れを取り戻して定刻に到着。駅を出ると、この辺りは雪も少なくて道も歩きやすい。とりあえず駅周辺を歩くと、さすが蕎麦屋が多いですね。駅前には温泉(銭湯?)もあったが時間が早くてまだ開いてないようだった。もう少し歩くと踏み切りがあってちょうど”カンカンカン・・・”と鳴り出したので、カメラを出して『特急 スーパーおおぞら』を撮っておく。

駅に戻り、さてどの店に入ろうかなと考えていたが、改札上の時刻表を見たら12:02発の札幌行き特急があるのを見つける。

う〜ん、これに乗ればもう一度札幌の文夫さん宅に寄れるなぁと考えて、蕎麦は駅構内の立ち食い蕎麦屋に変更!これで一応『新得の蕎麦』は食べたことにしてホームに入り自由席の列に並ぶ。

札幌行きの『特急 スーパーとかち』6号が入線するが車内は大混雑!通路もいっぱいだったが、この特急に使われる車両の先頭車は運転席が2階にあり、下は通路になっていて前が見れるのだ。ちょうどこのスペースが空いていたので、同じく新得で並んでいた”若いに〜ちゃん”とこちらに陣取る。立ち席ではあるが前面展望が出来て楽しい。

新夕張に着いて18きっぷ利用の”に〜ちゃん”は下車。南千歳まで特等立ち席を独占する。南千歳からは『快速エアポート』に乗り換えて札幌へ。コインロッカーに荷物を預けて、地下鉄で北34条駅へ。

アポ無し訪問だったので文夫さん・かあさん共にビックリ。とゆうか、文夫さんは仕事で留守だと聞いていたので、居たのにビックリでしたが・・・。

3日以降の行程を話したりしながらゆっくり過ごす。「夕飯も食べていきなよ〜」とのことで、正月らしく?お餅を焼いてもらい美味しく頂いた。

17時ごろに文夫さん宅を出て、地下鉄とJRを乗り継いで新千歳空港へ(麻生から直行バスで空港に行ってもよかったけど・・・)。自分と同じく今日の飛行機で東京に帰るNさんにメールを送ると、まだ札幌駅にいるそうだ。ギリギリ会えるかな?

頼まれていたお土産を買って手荷物検査場のゲートに並んでいたが、もう一度Nさんに電話。するとANAカウンターに並んでいると言うので、急いで会いに行く。お別れの挨拶をしてから走って列に並び直し搭乗口へ。

ちょうど搭乗が始まるところ、そのまま列に並んだ。そして帰省客で満席の名古屋行き最終便は定刻に北海道を離れたのでした。







本日の移動 旭川〜新得〜南千歳〜札幌〜北34条〜札幌〜新千歳空港〜名古屋空港 (万歩計 ****歩)

18きっぷは、特急列車は乗れないのですが、新得〜新夕張間は特例で乗ることが出来ます。

やはり冬の北海道もいいですね。天気さえよければ・・・(^^;
今度は美瑛周辺でクロカンとかで遊びながらのんびりしてみたいです。
ニセコの駅の宿にも泊ってみたいなぁ。
あぁ〜、行きたいところばかりだぁ〜(^^)


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