船旅がしたくなって・・・


私の友人が今月末から北海道へバイトに行くと電話がありました。名古屋港からフェリーに乗って行くんだよって話を聞いていたら私も久しぶりに名古屋発のフェリーに乗りたくなってしまいました。それが5/18のことです。
フェリーは苫小牧行きなので北海道まで行ってもよかったのですがそれだと着いてもすぐ帰るだけになってしまうので仙台まで乗ることにしました。仙台は列車の乗り換え等で下りただけで駅前以外は行った事が無かったのでちょうどいい機会ってことで。


2000/5/20(土)

名古屋から仙台、苫小牧を結ぶ航路です
出港してしばらくすると伊勢湾岸自動車道
の名港西大橋をくぐります

朝まで仕事していたので夕方まで仮眠した後、準備をはじめました。そうなんです、まったく旅の用意をせずにいたのです。とは言ってもこれといって荷物も無いんですけどね。

JR、地下鉄、バスを乗り継いで19:00に名古屋港フェリーターミナルへ。こんな時期だからまだ空いてるだろうと思っていたらやはりガラガラでした。仙台までの運賃4,900円(季節割引運賃です)を払って早速船に乗り込みます。

今日の船は「きたかみ」。この航路では「いしかり」しか乗ったことがないのではじめての乗船になります。2等船室に入ると先客は1人のみ。とりあえずあいさつしてから売店で発泡酒を買ってデッキへ上がってみる。出港15分前の合図で銅鑼の音が流れて船旅の雰囲気が出てきます。

20:00出港。タグボートの巧みなさばきで方向転換されて、ゆっくりと大きな船体が動き出した。名港西大橋をくぐって港外へ進んで行きコンビナートの明かりが遠くなるころ船内へ戻りました。夕食は家を出る前に食べてきたのでそんなにお腹が空いてなかったので、またまた売店で発泡酒とつまみを買ってロビーでテレビを見たり風呂に入ったりして時間をつぶす。

この航路では船の後部のラウンジで毎晩ショーが開かれているのだが前に見た事もあったので今回はヤメ。船内のミニシアターで映画でも見ようかと思っていたけど眠たくなってきたのでもう寝ることにする。







5/21(日)

操舵室の見学
本日の便は167名のお客さんだそうです
「いしかり」のお客さんも手を振っています
予想より近く、あっとゆう間のすれ違いでした

7:30頃に目が覚める。窓の外を見るが曇っていて視界はあまり良くない。レストランの朝の営業を始めますと案内放送が入るが食い気より眠気の方が勝ってしまいそのまま寝てしまう。

もう一度目が覚めたのが10:00前。もうレストランの営業が終わってしまっていたので売店で発泡酒とつまみを買って朝食の代わり???にする。展望通路や外のデッキでボ〜っと景色を眺めるが曇っていて何も見えない。たまにイルカの群れが見えたりするのが数少ない楽しみだったかな。

中途半端な時間に呑んでしまったのでお腹も空いてなくて昼食もヌキ。風呂に入って時間をつぶして、14:00を待つ。何故かとゆうと14:00〜14:30の間にこの船の操舵室を見学できるのだ。(過去にも見学しているけどなかなか入れない所なので楽しみにしてました)時間になってロビーに集合。事務長さんの誘導で操舵室に入る。

ちょうど曇りも取れてきて福島の原発などが見えてくる。いろいろな機器の説明を受けたりしていると前方から白い大きな船が近づいてくる。12:00に仙台を出た僚船の「いしかり」だ。見えてから20分ほどですれ違う。

距離は200メートルほどだろうか、けっこう近い。「いしかり」のお客さんが手を振っているのが見える。こちらの汽笛が「ボ〜〜〜!」っと鳴ると向こうも「ボ〜〜〜!」と返してあっとゆう間に遠ざかってしまった。

さあこれでイベント終了。客室へ戻って横になる。到着30分前になり、下船準備を始める。仙台港に入り17:00定時に到着。

FTからは接続バスで近くの駅まで行こうと思っていたので壁に張ってあった時刻表を見ると・・・なっなんと!仙台駅行き、多賀城駅行き両方共日曜日運休ではないか!ガ〜ン!!。タクシーもいないしどうしようかと案内の看板を見ると多賀城駅まで車で10分と出ていたので歩いて行くことにした。看板の地図で道を確かめてからとぼとぼ歩き出す。でもこんな時に限って雨が降ってくるんですよねぇ。

約25分でJR多賀城駅に到着。そこから快速電車で仙台へ出る。仙石線は先月地下化されたばかりで仙台駅はとても綺麗だ。とりあえず予約してあったホテルに行ってチェックイン。荷物を軽くしてすぐに出かける。

そして今回のもう一つの目的?だった”仙台名物 牛タンを食べる”を達成するために街を歩く。店を探してうろうろ歩くうちに仙台駅に出てしまった。1時間半ほど歩いたので疲れてしまい、結局「あったかーい炭焼き牛タン弁当」とゆう紐をひっぱるとあたたかくなる駅弁とビールを買ってホテルに戻る。

ビールを飲んでから弁当を食べる。あたたかいせいかけっこう美味しかった。その後、駅の観光案内所でもらってきた仙台周辺の地図を見ながら明日の行くところを考え、有名な松島へ行ってみることにした。

定時に仙台港に到着

5/22(月)

五大堂です 手前の石碑が邪魔・・・
松島海岸駅の駅名板 珍しい写真入りです
これは有名ですね

7:30に起床。朝食を食べてからJRあおば通り駅9:00発の快速電車に乗る。松島海岸駅で降り、歩いて五大堂へ行ってみる。小さな島の上に松島のシンボルと言われる五大堂(国重要文化財)があった。そこから横を見ると赤い橋があったので行ってみた。

福浦島への橋だったが有料の看板が。有料かぁ・・・と迷ったが200円だったので渡ってみる。島には遊歩道があって海を眺めたりしながら約30分ほどで一周できた。

島を出て観光桟橋へ戻るといやに人が多い。ツアー客や修学旅行の学生が来ているようで、観光遊覧船乗り場や五大堂もめちゃくちゃ混んでいる。早めに見ておいてよかった〜。

人ごみが嫌いなのでもういいやって事で駅まで戻り、電車で仙台へ。昼食用の駅弁を買ってから市営バスに乗り、青葉城址に行く。

けっこうアップダウンのある道を進んで約30分で到着。テレビでもよく見る伊達政宗の銅像や仙台市内の景色を眺めながら駅弁を食べる。今回は「牛舌づつみ」とゆう駅弁。肉が冷えて硬くなってしまっていたので個人的には昨日の駅弁の方がよかったかな。

帰りは違うルートで仙台駅へ戻る。最初の考えでは飛行機で名古屋まで帰ろうと思っていたけど、久しぶりに東北新幹線もいいかなって思い、昨夜見つけておいた駅近くの金券ショップで切符を買って「Maxやまびこ46号」に乗った。

この新幹線は二階建てでもちろん二階席に座ったけどリクライニングしないんですねぇこの席って(一階席はできるようですが)。また横も3+3の横6列シートだし。でも混んでなかったからよかったですけどね。

16:36に東京駅に到着。時間が早いので「ひかり」でなく「こだま」で名古屋に戻ることにして、駅構内の旅行センターに行って「ぷらっとこだま」の切符を買う。17時台の禁煙席はすべて満席。でも18:10発の「こだま479号」は3席残ってるとの事で早速購入。

駅構内をウロウロしてから「こだま479号」に乗るとやはり混んでいた(ぷらっとこだま利用者が多いからかな?)。そして21:05名古屋駅に着いてしまった。

青葉城址からの仙台市街


今回は船と牛タンの旅?でしたね。最近は東北へ行ってないので今度は温泉巡りでもしてみたいと思っています。


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