秋田家の北京旅行記


<目次>
  1. まえがき
  2. 1日目:北京へ
  3. 2日目:万里の長城と明の十三陵
  4. 3日目:故宮博物院と天壇公園
  5. 4日目:北京原人のふるさととイ和園
  6. 5日目:旅の終わり
  7. おまけ:万里の長城の立体写真
<まえがき>
私「今年は年末休みが4日あるし、ちょっと遠出しようか?北京で正月前やったら安いツアーあるで。28日出発で4日間のツアーやったら世界遺産5つ見れるし。」
妻「うーん、そやなあ。」
(翌日)
妻「これやったら、27日発5日間で世界遺産6つやで。値段は49,800円やし。」(注:ちなみに1日遅い出発だと、値段はとたんに2倍近くに跳ね上がる。)
私「これなら休暇とらなあかんなあ...えーい、取ってまえ!」
まあ、こんな案配ですんなりとオリンピックを控えた北京行きが決定!インフルエンザが流行らんやろかとか、急に仕事が入らんやろかとか余計な心配をしながら出発日を待ったのでした。
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<1日目(2007年12月27日):北京へ>
この日の観光コース
関西空港−北京国際空港−四川飯店と東安門夜市−ホテル

 今回も、正月に大阪に帰省するので、出発地は関西国際空港です。 ちょうどお昼に集合して、航空券をもらって、飛行機の出発を待ちます。飛行機は14時の中国国際航空便。こじんまりとしたB-737の機体はほぼ満員の乗客を乗せて関西空港を飛び立ちました。 北京までの道のりはたった3時間。(新井から大阪の方が遥かに遠い...)時差は1時間なので16時ごろ到着の到着です。(それにしても日本発着でANAとのコードシェア便なのに日本語を話す乗務員が誰もいない。)着陸が近づいて北京の街が見えてきて...と思ったら何も見えない。真っ白な中を降りてきて雲が切れた、と思ったらもう地上寸前。これでよく着陸できたものです。(どうやら、翌日朝まで濃霧による欠航がいくつかあったみたいで...) 今度の現地ガイドは今回は男の人。16人のツアーメンバーが揃ってから、霧の中を寒さに震えながらバスまで。ちょっとオンボロだけどまあそれは許すとして、出発したら、全然バスが動かない。いきなり北京名物の渋滞です。
 さて、それでも何とかバスは動き、車の洪水の中を縫うように北京の中心街へ。東安門夜市と四川飯店やがて、にぎやかなネオンと赤いちょうちんのついた屋台(東安門夜市)が並ぶ通り(写真右)のそばにバスは停車しました。この日は、四川料理の名店四川飯店へ。その通り道にちょっと屋台をのぞくと、おおっ、ゲテモノの宝石箱やー。 ホテルロビーのクリスマスツリー(もちろんすべてがゲテモノではない。)ヒトデにムカデにサソリに蝉のさなぎなどが串焼きになって...もちろん、これを食すわけではなく、四川飯店での豪華な食事が待っているわけです。というわけで食事になったのですが、四川料理といっても特段に辛いわけでもなく、でも安物ツアーなので特段に豪華な食事でもなく、でも、中華料理は美味しいのです。北京の地ビール(大瓶20元:1元は約16円位→安いかと思いきや、市中価格は3元とかいう噂が...)もさっぱりしてて中華にぴったり。
 ホテルは郊外の四つ星、華潤飯店。部屋は20階で北京を一望(郊外なので大した景色ではない。)。部屋は立派。水道水の水質は上海よりはかなりまし。ロビーには大きなクリスマスツリー(写真左)と北京五輪のグッズショップが。ちなみに、このクリスマスツリーは31日になっても立派に鎮座しておりました。(いつ片付けるんや!)
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<2日目(12月28日):万里の長城と明の十三陵>
この日の観光コース
翡翠店−万里の長城(世界遺産)−七宝焼工場直売店−明の十三陵(定陵)(世界遺産)−茶芸館−北京ダック−中国雑技
 2日目の朝もやはり霧の中。外は、なんと雪がうっすらと。冷え込みがきついせいか、新潟県とは違い、こちらの雪はさらさらでまるで砂みたいな感じです。ちなみに、1日たつと、大気汚染のせいか黒ずんできて、本当に砂のようになっていました。
 そんな中、バスは出発したのですが、やはりひどい渋滞の中。前に出張で行った上海でも同じでしたが、中国の交通マナーは相当のもの。歩行者はほとんど信号など守らないし、車線などあってないようなもの。左折(日本では右折に当たる)の時も直進車優先はどこ吹く風で、とにかく早いもん勝ち。とにかく、バスはのろのろとした歩みながら、八達嶺高速へ...と思いきや。まず最初はパックツアー名物土産店巡り第一弾の翡翠店。最初に、店員が早口の日本語でいろいろ説明してくれます。(もちろん、日本で買うよりずっと安いねと宣伝しながら。)美和はさっそく自分の誕生日プレゼントね(そういえばあげていなかった...)といってネックレスを購入。こっちは、宝飾品には興味はないが、何十万元もする翡翠の彫刻などがあちこちに置いてあるので、案外退屈しません。
 翡翠店を出ると、車窓に北京オリンピックの会場が見えてきました。(霧が出ていたのであまりきれいには見えなかったが。)まだ、工事の仮設事務所もありましたが、鳥の巣と呼ばれるらしいメインスタジアムは形になっていたので、おそらく間に合うのでしょう。そして、バスはいよいよ八達嶺高速に。高速に入ってしまえば、もう渋滞はありません。
 万里の長城八達嶺高速を走るうちにだんだん山が見えてきて、小一時間ほど走ると、万里の長城が!八達嶺男坂から女坂をのぞむただし、最初に見えるのは今回の目的地の長城ではなく、居庸関の長城。目的地の八達嶺の長城は、高速を降りてからまだ雪が少し残る山道を行ったところにあります。観光バスがたくさん並んでおり、さすがに世界的な観光地です。朝からの霧も晴れて、少し霞んでいるものの、先の方まで延びる長城がよく見えます。山腹には、北京五輪のスローガン(One world, one dream)の看板があります。入場後は、とりあえず比較的緩やかな方(北側)を当座で一番高いところまで上ります。最初は緩やかな坂ですが、だんだんきつくなります。(右の写真、足もとの白いものは雪)しかし、知穂も特に弱音を吐くこともなく、ちゃんと上れました。ただし、山の上の方はかなりの強風でさすがに寒い!左の写真は、いったん降りてから南側に少し行って、先ほど上った場所をバックに撮影したものです。
 万里の長城を降りたところで少し暖をとってから(ここも土産屋で知穂が店員さんにかわいがってもらう。絵葉書とガイドブックを買う。)、再びバスで山道を下り、七宝焼の工場直売店へ。ここで、七宝焼の工程を見学したら、例によって最後は買ってね、ということでしたが、七宝焼の小さなベル(80元)を買っただけでした。地球儀、なんかも売られていました。昼食は、土産コーナーの2Fで中華幕の内。中華料理だが、器が日本の幕の内で、赤だしっぽい味噌汁付き。周りは日本人ばかり、という昼食でした。
 地下宮殿の宝座さて、次の行先は明の十三陵の定陵。広大な果樹園に囲まれた陵墓です。ここは地下宮殿が有名。なんでも、これを作った万歴帝は、地上では先代皇帝より立派な陵墓を作るわけにはいかないため地下に大宮殿を作ったとのこと。色彩的には派手ではないですが、全部大理石の宮殿は立派なもの。ガイドさんは、お墓なので写真を撮らない方がいいのではとおっしゃっていましたが、霊感のあまりない私はこうやって遠慮なく写真を撮った(写真右)のでした。知穂は、ツアー参加者のお姉さんと仲良くなってご機嫌でした。
 その次は、茶芸館に。またまた、早口の日本語を話す店員さんが登場して、いろんなお茶を手際よく入れて試飲させてくれます。最後には、当然買ってくださいということになるのですが。なお、ジャスミン茶は8粒で8杯飲めると言っていましたが、家に帰ってから実践したら、ほとんどお湯でした。やはり淹れ方がまずいのかな...ここでは、両親へのお土産も兼ねて、ジャスミン、鉄観音、プーアル、レイシ紅茶を結構いい値段で買い(茶器セットがおまけについてきた。)さらに、お湯を入れるとパンダが出てくる茶器を125元で買いました。
 北京ダック登場そして、お茶の次は、一番楽しみにしていた北京ダックの夕食です。店は有名な全聚徳です。いくつかのツアーグループが同じ部屋のテーブルに着くと(ツアー中、ずっと丸テーブルだったのですが、当然我々家族だけでは一卓にならないので、ずっとみんなで気を配りながらテーブルを回しておりました。)、調理人が入ってきて、鴨(くちばしまで付いている)をさばき始めます。(写真左)味は、日本で食べるのとまったく同じですが、子供達も喜んで食べていました。知穂は、「ドナルドダックたべるんだよね」と大声で喜んでいたので、周りの人の笑いを誘っていました。
 中国雑技団自転車の妙技もっとも忙しいこの日の最後は、オプショナルツアーの中国雑技。(3900円/人)6時半には食事会場を出たのですが、やはりひどい渋滞でなかなか目的地の朝陽劇場に着きません。ほんの数kmのはずなのに、1時間近くかかって到着(歩いた方が速いかも?)し、ぎりぎりで席に着きました。席は、どう見ても外国人観光客(日本人でない人たちも多数。)で満員でした。さて、公演は1時間ほど。なんとなくストーリー仕立てになっていて飽きさせません。テレビではなんども見たことあるけど、単なる皿回しでもなかなか奥が深い。最後は、写真にもある女の子だけの曲芸自転車(写真右)でフィナーレを迎えたのでした。今回のツアーメンバーは、タイの時と違ってウチ以外はすべて大人の人ばかりでしたが、子供でも結構楽しめた一日でした。
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<3日目(12月29日):故宮博物院と天壇公園>
この日の観光コース
天安門広場−故宮博物院(世界遺産)−景山公園−飲茶−北海公園−民芸品店−天壇公園(世界遺産)−上海料理
 2日目はとてもいい天気。(後でこの天気が知穂の不機嫌の原因になるのですが。)若干風があって寒さは感じます。(もちろん万里の長城ほどでもない。)この日は、年末の土曜日であったのですが、中国では、正月や旧正月の大型連休の際には、その直前の土曜日などを振替出勤日にすることが多いのです。したがっ天安門をバックにて、この日もやはり渋滞の車の洪水の中からスタートすることになりました。昨日の雪は、きれいさっぱりなくなっています。
 さて、最初の目的地は、有名すぎるほど有名な天安門広場。(写真左)とにかく広くて、そして寒い...最初に集合写真を撮って、それから思い思いに記念撮影。この日の広場には、中国の国旗と一緒に日の丸があちこちにはためいています。こういうのは、大体国家元首クラスの要人を迎えるときというのが相場です。実は、我々と時を同じくして、福田首相が中国訪問されていたのでした。(ホテルではNHKが入るので、ニュースで知っていた。)
 故宮 金水橋と太和門一通り写真撮影の後、ガイドさんがひたすら歩きますよと予告。その通り、天安門をくぐって故宮博物院の入口まで。我々も小さい知穂がいるので、迷惑をかけまいと知穂の手を引こうとしたとき...バチッ!と衝撃が。知穂はとたんにご機嫌斜めに。乾いた寒い空気と風は、静電気を生むのでした。特になぜか知穂の帯電ぶりは相当なものです。おかげで、最初のひと触りに気をつけながら、代わる代わる知穂をだっこしての行程になってしまいました。故宮では、工事中の太和門(写真右)と太和殿を抜けて写真をじっくり撮る間もなく、どんどんガイドさんは旗振りながら歩いていきます。ちょっと歩き疲れたところで、部屋に案内されました。そこには、またまた日本語ペラペラの案内人と鄭文華氏という書道家が。お茶を出しながら、案内人が、「この人は人間国宝級の人で、日本画の平山先生との交流もあり、故宮はボランティアで来ており、日本では十万円近い書が2,3万円で買えますよ」などどいうことを流暢に説明します。後でネットでいろいろ調べて見たら、日本人のパックツアーの定番コースらしく、この説明のどこまでが信頼できるのかよくわからないのですが、両手でさかさまから書をしたためる実演はなかなかの見物でしたし、縁起がよさそうだったので、福、寿、祥などの4文字を配置した小さな書を日本円で1万円で買いました。この休憩は長かったのですが、そこを出るとまたもやツアーはスピードアップ。珍宝館に北海公園の九龍壁入って宝物の展示を見たり、ラストエンペラー溥儀の遊んだ場所や住んでいた部屋を、なおかつ静電気のせいでグズる知穂をなだめながら足早に回り、天安門側から反対の出口に出ました。
 ここから道を渡ると、故宮を見渡せる人口の山である景山公園です。ここで少し自由時間となり、山上まで階段を上ると、確かに故宮博物院の屋根の波が見事に見えます。ただ、午前中だと逆光で、ご存じのとおり、北京の空気は澄み渡っているわけではないので、ちょっと霞んでいたのが残念でした。見学後、知穂がバスに乗り込んで帽子を脱ぐと、静電気で髪の毛が爆発していて大笑いです。天壇公園の祈念殿
 飲茶料理の昼食後、向かったのは北海公園。ここは、大きな湖がある皇室の御苑だったところで、どちらかというと湖畔の散歩という雰囲気。写真は、中国に3つしかないという九龍壁(写真左)です。もう一つは、朝、故宮内にあり、もう一つは北京でないところにあるそうです。ここの九龍壁は、ほとんど脈絡なくぽつんと立っています。
 北海公園の後は、博物館ですと紹介されて入ったが、結局は民芸品店でした。さすがに、これまであちこち行ってきたので何も買わず...でも、お茶を飲むところで知穂の目に留まったのは小さな小便小僧。これは、小便が出るところに穴があいている茶色い人形で、お湯をかけてから冷水につけると、その穴から水が入り、外にだしたところで小便小僧になるおもちゃです。知穂がこれに興味を持ち、本来は買い物をした時のおまけであるこのおもちゃを見事にタダでゲットしたのでした。
 最後に、皇帝が五穀豊穣を祈ったという祈念殿がある天壇公園へ。ここも渋滞のせいで予定より少し遅れて到着。ここはほとんど歩きまわるところがないので、30分ほどの自由見学になりました。といっても、夕暮れになり寒くなってきたので、見事な木造建築の祈念殿(写真右)で一通り写真を撮った後は、展示館で寒さをしのぐ感じでした。夕食は、上海料理という触れ込みでしたが、何の変哲もない普通の中華レストランで、当然上海ガニなど出てくるはずもなく...
ホテルに帰ったら、北京五輪のグッズショップに行って、みんなに配るシャープペンやら携帯ストラップやらいろいろ買い込みました。せっかくの機会なので、300元あまりの記念メダル5個セット(60000セット限定でシリアルナンバー付き。でもいろんな種類の限定メダルセットがあった..)、そして、知穂はパンダのキャラのぬいぐるみを買いました。  
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<4日目(12月30日):北京原人のふるさととイ和園>
この日の観光コース
周口店(世界遺産)−シルク工場直売店と麺料理−イ和園(世界遺産)−民芸品店−羊肉のシャブシャブ−北京の街探検
 北京もこの日が実質的に最後の観光。さすがに、日曜日で道路の混雑もそれほどではなく、バスは珍しく順調に走ります。天気は前日に引き続き晴れ。でも、風がほとんどなくポカポカした感じで、静電気も前日ほどひどくはありません。
 周口店の博物館最初の目的地である、周口店は北京の郊外にあります。途中、有名な盧溝橋も車窓から見えます。高速を降りると、そこはもう田舎のひなびた風景が広がります。周口店からの戻り道では朝市が立ち人々で賑わっていました。周口店は、そんな田舎の山際にあります。門には大きな北京原人の像が訪問者を出迎えます。刀削麺の実演バスを降りると、日本語をしゃべる博物館のガイドさんに案内されて博物館へ。ここにも北京原人の像が。(写真左)肝心の北京原人の骨は日中戦争時に紛失してしまったそうですが、いろいろな動物の骨や道具などの出土物、北京原人の生活の想像図などが展示されていました。頭に機械をかぶると目の前のモニターに自分の顔が猿人になって映るというのもありました。博物館の後は、出土地の簡単なツアー。説明がなければ、ただの崖やくぼ地なのですが。
 周口店を出ると、再び、盧溝橋のそばを通って北京市街へ。ここで案内されたのは、シルク工場直売店。最初にカイコの標本が見せられ、次に繭から糸をとる工程を。繭には、双子のものとそうでないものがあり、前者は布団の中綿に、後者は絹織物になるそうです。布団については、作り方からその特性の実演があり、最後は、当然のごとく、これ買ってくださいねというセールス。子供たちが布団の手触りをとても気に入って、結局、2つの布団を1万円余りで購入。当然、絹の布団カバーも勧められたが、これよりずっと値が張るのでご遠慮させてもらいました。昼食は、ここの1階にあるレストランで。刀削麺の実演(写真右)など、麺料理が中心のメニュー。知穂がもっと喜ぶのかとおもいきや、やはり、チャーハンがお気に入りでした。(知穂は旅行中ほとんどチャーハンで生きていた。)
 イ和園の長廊そして、いよいよ最後の世界遺産観光である、イ(漢字がネットではうまく表示できないので、カタカナで)和園。これは西太后の離宮ということですが、大きな湖を抱く公園になっています。ここも大きい割には時間がなく、ひたすらガイドさんについて歩きます。イ和園仏香閣をのぞむイ和園で湖を歩く人この散歩のメインは長廊。鮮やかなたくさんの絵に彩られた屋根つきの廊下です。(写真左)そして、山の上の仏香閣にのぼるのかと思いきや、時間がないのかとりあえず端まで。ここで、大理石の船(湖に浮かんでいるように見えるが動かない。)を見ながら休憩。ここのトイレは、4つ星がついています。このトイレの星というのは、北京五輪を控えてかねてから観光客に悪名高いトイレを改善するため作った制度だとのことです。ちなみに、どこのトイレに行っても男性用便器には一歩前にでなさいということを意味する教訓(残念ながら忘れた)が書いてありました。さて、結局仏香閣には戻らず、もう一度来た道を通って戻り、全体がよく見える場所へ..行くはずだったのですが、一人行方不明者が出て大騒ぎ。でも、このツアーメンバーはいい人たちばかりで、手分けして行方不明の人を探し、何とか見つけだすことができました。で、イ和園の全体像を眺めると、何と湖の上を歩いている人が...(写真左2つめ)
 イ和園を出ると、またもや民芸品店に。今度は世界初の特許技術という触れ込みで、カラー真珠を勧められましたが、さんざん買い物をしてきたので、さすがにもう何も買わず見るだけ。
 羊肉のしゃぶしゃぶ王府井の北京五輪公式グッズ店本日の夕食会場は、天安門広場の横の東来順で北京風羊肉のしゃぶしゃぶ(写真右)天安門広場の建物はライトアップされてきれいです。羊肉のしゃぶしゃぶといっても、鶏や牛肉もでてきました。鍋は日本のものと同じ。ごまだれも日本のものと同じようなものです。ただ、丸テーブルの真ん中に鍋があるので遠いこと。乗り出さないと全然しゃぶしゃぶできないので、結構腰が疲れる一品だったのでした。
 これで、ツアーは一通り終わりです。ただ、ホテルに帰ってもまだ7時過ぎだったので、自由行動で北京市内に再び出かけることにしたのでした。といっても、ホテルは郊外なので、地下鉄1号線の終点から7駅揺られて北京の歩行者天国である、王府井に向かったのでした。地下鉄はなんと一人2元なので、交通費を全然気にする必要はありません。王府井は、歩行者の交通マナーが悪い(歩行者信号などまったく関係なし。)以外は、東京の繁華街とほとんど同じ。マクドナルドやケンタッキー(おまけはお茶犬らしい)、吉野屋や元禄寿司まであります。知穂が、ツアーガイドを見て旗がほしいとねだったので、五輪公式グッズ店(写真左)やおもちゃ屋にも行ったのですが見つからず。(ちなみに、この旅行中あちこちで偽五輪グッズを路上で売る人たちがいました。もちろん、帽子やおもちゃを売る人もたくさんいましたが。)結局、巨大ショッピングセンターの東方新天地入口にある五輪グッズショップに小さな五輪旗があるので、これ売ってといったら10元で売ってくれました。でも、どう見ても売り物ではなかったような...値札もないし。最後に、東方新天地でベアードパパのシュークリーム(日本よりちょい安)を見つけたので、お持ち帰りし、スーパーで飲み物などを買って、大混雑の地下鉄でホテルに戻ったのでした。
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<5日目(12月31日):旅の終わり>
この日の観光コース
ホテル−北京国際空港−関西空港
 最後の日は、超早起き。ホテルで朝食も取れず、バスの中でパンとバナナという簡素な朝食を採りながら空港へ。そして、昼ごろ(13時)には、お土産をいっぱい抱えていとこたちやおばあちゃんが出迎える関西空港に着いたのでした。さすがに安物のツアーで、ちょっと忙しく自由のない日程ではありましたが、寒さにさえ耐えられれば、十分楽しめる旅行であったと思います。  

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<おまけ:万里の長城立体写真>
 下の写真は、交差法(平行法もあるが、筆者は交差法しかできない。)でみると、立体写真になります。皆さん挑戦してみてください。なお、この写真は、使い捨てカメラを横に連結して同時にシャッターを押すことで撮影いたしました。
万里の長城立体写真万里の長城立体写真

 

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秋田家の近況

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