#1018_01

『 忘却の果てに 』

溢れる程に有り余ってた僕の想像力は一体何処へいった
年月を重ねていろんなものを積み重ねて
積み重ね過ぎて重みに全部が軋みだして

どれだけ時間を掛けても生み出せないものが
一瞬のうちに見事に果たせてしまうような

きっと僕は覚えてきたものに重複しないように考え過ぎて
暮らしも心のバリエーションも窮屈で貧弱になってんだ

良いことも悪いこともある程度はどっかしまっておいて
またやってみて しくじってみて 真新しい感覚を感じて
子供のように大声で笑える時が きっとまた訪れる

composed by mjn, 1999.04

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