バーグラフ式

デジタル・スピード&タコメータの製作

秋葉原の秋月電子で販売されていた、「16×2桁 2色 LEDボード」を使用した、バーグラフ式のデジタル・スピード&タコメータです。表示部に、このLEDボードを使うため、前回作ったメーターと比べ、部品数が少なくて製作が簡単ですし、費用もだいぶ安くできると思います。LEDボードは400円、PICは380円、その他ごちゃごちゃ部品を買っても、ケースは別にして2000円もあれば十分でしょう・・・

最終更新日:2001.3.23


表示は右の写真のように、LEDが幾つか点灯することで速度や回転数を表します。LEDが2列あるので、それぞれを速度用、エンジン回転数用にし、1組みのLEDが16個あるので、速度は10km/h刻みで最高160km/hまで、回転数は500rpm刻みで最高8000rpmまで表示可能です。最高速に関しては、ちょっと足らないかなとも思いますが、私の場合、サーキットでこの速度が出るのは、筑波2000の、ストレートエンドだけですし、トップスピードが出ているときは、速度計なんて見ているヒマがないので、これで十分でしょう(^^;) 回転数においては、7400rpmでリミッタですので、7500〜8000rpmは表示不可能です。

表示の方法は、大きく分けると、表示は、ドット表示とライン表示の2種類あります。ドット型は点が移動するだけですが、全部点いても眩しくなく夜向きでしょう。ライン型は一瞬見ただけで、そのくらいの速度なのかが分かりやすくなっています。また、エンジン回転数だけは、トルクバンドを分かりやすくするために、3000rpm以下は緑色のドット型、6000rpm以上は赤のライン型、3500rpm〜5500rpmはオレンジの変形ライン型とする複合型も使用できます。この2種類+1は、スイッチで好きなモードに選択することができます。

実際に、見ながら走ってみると、複合型はトルクバンドが分かりやすくて便利です。サーキット走行のみを考えるなら、3500rpm以下の表示は無い方が、もっと分かりやすいでしょう。逆に、速度表示は、ちょっと分かりにくいです。まあ、サーキットの場合は、速度より回転数の方が重要ですので、速度も無くても構わないかもしれません。
左の写真は、実際に助手席側のダッシュボードに取り付けた写真です。サーキッドで、助手席側に置いたビデオカメラで撮影できるようなポイントに設置してあります。ただ、ビデオで再生してみると、表示部が小さくて分かりにくい気がします。小さなドットの数を数えて速度を知るのは、ちょっと手間がかかります。もっとも、ビデオですのでスロー再生にでもすれば問題はありません。エンジンの回転数に関しては、実際に乗って見たときどうようにトルクバンドに入っているかどうかを確認するには十分です、

2002.12.7 追記


茂原TCで使用した時の様子