MR2 SW20 G-Limited
ステアリングラック・グロメットの部品番号は、
O型:45517-16040 D型:45516-17030 の2種類
2003.1.22
ステアリングラック・グロメットは、ステアリングラックをボディに止めるブッシュ。ちなみに、ステアリングラックは、ハンドルの回転運動を、前輪を左右に動かす方向へ変換するギアです。前輪を左右にゆらすショックを少し和らげる効果があります。逆に、ステアのレスポンスを悪くする原因にもなります。これも、古い車両なら交換すると劇的な変化がみられるというウワサです。
まず、フロントをジャッキアップ、 アンダーカバーをべろっと剥がす必要があるので、 かならずウマを使いましょう。 |
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アンダーカバーを剥がすと、ステアリングラックが 見えてきます。写真の下方向が車の前側、 右方向が右車輪側になります。 矢印のボルトをゆるめます。両方同時に外さないように しましょう。 |
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交換しやすいのは左側(O型)で、左のボルトを外し、右を 緩めれば、ラックにガタができてグロメットを引っ張れば 外れます。グロメットを入れるときは、隙間をつくりながら 押し込むようにすればよいでしょう。グロメットには白点が 打ってあって、それが下側になります。 写真の左側は新品グロメット、右側は10年落ちのグロメット なんか肥大化しています(笑) ゴムというより軟質プラスチック みたいです。 |
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右側はステアリングコラムがくっついている方で、なかなか 隙間ができず外れません。バールのようなもので、ラックを 少しこじりながら外しました。 写真の左側は新品グロメット、右側は10年落ちのグロメット やはり、上のグロメットと同じ感じです。 |
交換後のインプレッション
ステアリング・グロメットとFスタビブッシュを同時交換したので、どっちの効果かわかりませんが、劇的な違いがありました。まず、ステアのレスポンスがよくなり、すこしハンドルを切るだけでクイックに反応してくれます。丁度、コーナリングで前荷重を作ってる時のような感じでグイグイ曲がってくれます。かわりにハンドルが少し重くなった感じはあります。長いこと交換していないなら、交換すると激変する部品の1つかもしれません。でも、これも、新車時に近づくだけで、チューンアップではないのですよね・・・
フロントスタビブッシュ、2型NAは17.8mmが使われる。
部品番号は、48815-17100 左右共通
2003.1.22
スタビブッシュの所在は、フロントタイヤのすぐ後ろ スタビのシャフトを辿って行けば直ぐわかるハズ。 ここは、むき出しになってるので、ゴムの劣化も 早そうです。14mmのナットと、ボルトで止まっています。 締め付けトルクは意外に低く1.95kgmしかありません。 ここを外す前に、スタビリンクを外さねばなりません。 これが一番厄介な作業ですね。 |
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写真の左側は新品グロメット、右側は10年落ちのブッシュ 一見ゴムっぽく見えますが、中は鉄のカラーが入ってます。 だから、ブッシュが劣化しても、さほど影響がなさそうに 見えますが、どうなのかなあ? |