MR2(SW20) G-Limited

ミッションオイル交換

ノーマルなら、全然入れ替えなくても平気と言われるミッションオイルですが、LSDを入れたら頻繁に入れ替えなくてはならない宿命を背負います。3000kmに1度とか言われてますけど、年に5000kmくらしか走らない私は、半年毎に替えれば十分そうです。エンジンオイル同様、頻繁にせねばならない作業ですので、自分でやれるようにしておくのは重要そうです。でも、ミッションオイルって、どこから入れるか知ってる人って案外少ないのでは? 私も知らなかったので、通りがかりのネッツで聞いてきました(^^;) 親切に教えてくれた、大原のネッツに感謝!

最終更新日:2001.11.19


ミッションオイルは何処から入れるのか?


ミッションオイルは車の底から入れる

ミッションオイルというくらいですから、ミッションの何処かにドレンボルトが有るはずです。車の底を覗くと、ミッションの下の方、デフの入ってるあたりに、それっぽい大きなボルトが見えます。こっから出すのは容易に連想できます。しかし、どっから入れれば良いのでしょう・・・ エンジンオイル見たいに上から入れたいところですけど、エンジンルームを覗いてみても、オイルが入れられるような口はありません。実は、車の底(ミッション)についているボルトを外して入れるのです。それも、このボルトは下向きに付いてます。こんなところから入れたら、すぐ漏れてしまいそうですけど、ディーラーのメカニック曰く、漏れるまで入れればいいんですよ! なるほど、なんだか凄い発想な構造なんですね、ちょっと目から鱗状態でした。


ここからこぼれるまで入れる

ドレンボルトはドライブシャフトの下にある

ドレンボルトは24mmと大きめです。それに注入口の方は、でこぼこが多くスパナや、平たいレンチは使えません。ソケットを使うのが一番確実です。でも、24mmの安物ソケットって、案外売ってないので、仕方なくKTCの物を買ってきました。KTCのソケットが580円、使用したラチェット・ハンドルは、40ピースのセット品で690円・・・ なんか勿体ない気がするなあ。

ミッションオイルの入れ方


安全のためにタイヤを車の下に入れておきましょう・・・

まず、車をジャッキアップします。ほんとは4輪共にジャッキアップして、ウマを掛けるのがベストですけど、ウマは持っていないので、後ろだけ上げることにしました(^^;) タイヤを外せば、ジャッキアップは最低限で済みます。しかし、少し車が傾くので、オイルの量が少し少な目になりそうですけど、そんなには違わないでしょう・・・ 気になる人は、4輪共にジャッキアップしましょう。

オイルを入れるには、オイルを車の下からポンプで汲み上げて入れるのが普通だそうですが、ポンプを用意するのは面倒ですので、左の写真のような道具を作って、エンジンルームから流し込みます。ロウトの部分はペットボトル、パイプはなるべく太め(写真は内径9mm)が良いでしょう。ペットボトルとパイプの接続には、ホームセンターの園芸コーナーで売っていた、自動水やり器を加工したものを使いました。これは、ペットボトルの口に付けて、植木の土に挿しておくと、中の水が少しずつ出てくるというアイディア商品です。パイプは1mくらい用意すれば良いでしょう。ミッションのオイル注入口の高さに合わせて切断します。
オイルを入れるのは、エンジンルームからです。LSDオイルは少し固めですので、全部流れ落ちるまで時間がかかりますけど、手動ポンプをつかってセコセコ入れるよりラクです。オイルが溢れでていないか、よく観察しながら少しずつ入れていきましょう。丸まったパイプを下まで通すのが少々面倒です。パイプの先を汚すと良くありませんので、パイプの先を紙で覆って、おもしを取り付けてエンジンルームから下ろします。
寒い冬場なんかは、オイルを湯煎しておくと柔らくなって作業が手早く進みます。湯沸かし器で出せる程度の温度でも十分です。
オイル注入口には、こんな感じでパイプを挿しておきます。穴は下向きですから、オイルが一杯になったら漏れてきますので、そうしたらオイルを入れるのを止めます。NAならば、だいたい2L程度で一杯になるようです。ここでも、パイプが丸まってうまくミッションの中へ入りません。ビニールパイプより、堅めで真っ直ぐなパイプを使った方が良いかもしれません。

2001.11.19 追記

2度目のオイル交換

2度目のLSDオイル交換をしました。今度はジャッキアップなどさせずに、雑誌の上に車を乗り上げての交換です。クスコのオイルは8ヶ月/3000km使いました、いざ抜いてみると、オイルは真っ黒、というか青みががった黒色です。表面になにやら浮かんでいますし、きっとLSDの鉄粉が混じっているのでしょう。しかし、粘度は変わらないので、オイル自体は(鉄粉が無ければ)まだ使えそうな感じもします。オイルを入れるのに使った道具は、ロウトに手動式石油ポンプの堅い部分のパイプを切り取って取り付け、その先に蛇腹ホースの部分を取り付けて作りました。堅いホース部分で真っ直ぐに車の底まで送れますので、扱いやすい感じです。ロウトが小さいので、オイル缶をずっと持っていなくてはならず、ちょっと面倒ではあります。この道具は、次回オイル交換するときに、再度作って紹介することにしましょう・・・


2002.10.21 追記

オイルが漏れている!!

ミッションの下部が濡れている。水でも掛かったかと思いきや、どうやらオイルらしい、それも臭いLSDオイル・・・ ケースにクラックでも入ったかなあと思いつつも、滴り落ちるほど激しく漏れる様子は無い模様。とりあえず、ブレーキクリーナで掃除しておいた。数時間後に見てみたが、漏れている気配はないので一安心・・・
だが数日後、駐車場の丁度エンジンの下当たりにオイルがこぼれている! 分量にすると、お猪口一杯分くらい。下を覗いてみると、やっぱりオイルが漏れている! 慌ててディーラーに駆け込んだ・・・ オイルシールが死んでいたりすると厄介だしね。で、30分ほど、珈琲を飲みながらアリストのカタログを読み待つ(^^;) どうやら、ドレンのパッキンが死んでいるらしくて、そこから漏れているのではないかという話、ちょい強めに締めて置きましたとの返事。オイル量もほとんど減っていないので、追加しなくても大丈夫でしょうとの答えだった。
以来、数ヶ月経ったが、未だに漏れていないようだ。どうやら、前に交換した時の締め込みが甘かったんでしょうね。今度は新品のパッキン用意して交換します。


2002.11.9 追記

ミッションのドレン用ガスケット

トヨタ部品共販でミッションのドレン用ガスケット(下側)を買ってきました。本来、オイル交換するたびに交換しなくてはならないハズですけど、そのまま使い回していたら、上記の様にオイル漏れ起こしてしまいました(^^;) 気を付けましょう。値段は税別で110円、部品番号は 90430-18008 のようです。まだ、取り付けていないので、確証は有りませんが(^^;)