MR2(SW20) G-Limited

フロント・トーイン調整


舵角最大にすると

タイロッドが見える

最終更新日 : 2003.5.5

ジャッキアップ無しでフロントのトー調整できることを発見したので載せて置きます。
左上の写真は、舵角最大にした状態、右上の写真の様に、隙間からタイロッドが見えてます。ちょっと作業スペースが少ないですが、なんとか調整は可能です。砂地の上なら、少々トーをいじっても、タイヤはラクに動くので、各部に負担を掛けることも少なそうです。舗装路の上だと少し負担がかかるかも?


フロント・トーイン調整
フロント・トーイン調整箇所
A:ロックナット B:タイロットエンド C:タイロッド

トーイン調整の方法

2000.9.4

フロントのトーインは、前輪を操舵するタイロッド(写真のC部分)のネジで調整します。
まず、左右のC部分のネジ山の長さを測ります。原則、左右の長さは同じハズですが、ネジの切れ目の兼ね合いで左右の長さが同じに計測できるとは限りません。とりあえず、左右の長さを測って記録しておきましょう。私の場合は右側が20mm、左側が18.6mmでした。

手始めに、ラックブーツのクリップを外します。でも、実は、私はこれを忘れてしまいました! 忘れると、数ヶ月経ってからブーツが破損する可能性があります。次は、ロックナット(A)を緩めます。このとき。タイロッド(C)が回ってしまっても元に戻せるように、テープか何かで目印をつけておくと良いでしょう。ロックナットは結構堅いので、タイロッドエンド(B)とロックナットの両方に、19mmのスパナを入れて回します。緩んだら、タイロッドを元に戻して、ロックナットを少し緩めておきましょう。タイロッドは14mmのようですが、シャーシブラックが掛かっていて14.5mmほどあります。14mmでも15mmでも合いません(^^;) モンキーを使うのが一番のようです。


トーイン調整後のインプレッション

2000.9.4

推定4mmのトーアウトから、推定0〜1mmのトーインに変わったわけですが、僅かながらフィーリングが良くなりました。まず、ハンドルが軽くなった感じです。ハンドルを切ったときのレスポンスも1/2タイミングくらいクイックになりました。良く言われる直進安定性には変化はありません。わだちの影響にも変化なく、このへんは、タイヤが新品に近いからかもしれません。トーインになれば、回頭性が悪くなるようにも思いますが、それほどの変化はありません。ただ、少しハンドルを余計に回さなくてはならなくなった感じもします。もっとも、これらは、おとなしく街乗りしたときの話で、サーキットとかでは、また変化があるかもしれません。

フロント・トーイン調整後、初めてスポーツ走行してきました。タイヤも替わってしまったし、どこまでがトーインの影響か不明ですが、やはり曲がり難くなった印象があります。以前と同じ感覚で頭を入れるには、ハンドルを多めに切る必要があります。そして、少しアンダー気味になります。アンダーなのはタイヤのせいかもしれません。ただ、タイヤをコジるような強いアンダーをステアリングから感じることはできません。このへんは、タイヤのミゾが多いせいなのかもしれません。トーイン調整後、すでに数100Kmは走っていると思いますが、内減りしているような感じは見受けられません。9/3のジムカーナを終わってみると、前後とも、外側の方が1mm以上余計に減っています。実は、まだ具体的なトーインの測定をしていません(^^;) 茂原サーキットまでには、ちゃんと計っておきたいですね・・・