最終更新日 : 1999.7.28
車を整備したり修理するために、整備解説書というものがあります。ディーラーや整備工場では、これを見ながら修理や整備をするわけです。この整備解説書は一般のユーザーでも買うことができます。トヨタの場合は、修理書、新車解説書、配線図集という名前で扱われています。これらの本は、車の各部の動作解説や、解体・組み立て方など、修理に限定しているわけではありませんから、車の事を詳しく知りたい時や、広い意味での車の改造や、信号の取り出しなど、車をいじるときに持っているとなかなかためになる本です。
これらの本の購入は、トヨタ部品共販という会社が行っています。ディーラーも一般ユーザーも、みんなここへ買いにゆきます。修理書だけでなく、部品(エンジンも)買えます。私の場合は、もよりのトヨタ部品東京共販・足立まで買いに行きましたが、一般ユーザー相手でも、店(というより会社です)の人は皆、愛想が良く気軽に出かけられる雰囲気です。ただし、購入方法は独特です。まず、店まで行ってオーダーします。MR2関連の商品は、まず在庫が無いでしょうから取り寄せになります。この場合、2週間程経ってから、もう一度店に出向いて取ってきます。料金は先払いになります。納品した時に電話で連絡が入るそうですが、留守がちな我が家は連絡を貰ったことがありません。でも、2週間もあれば納品されるので、出かける前に納品の確認をしてからでかければ良いでしょう。
私のMR2は2型ですが、MR2の修理書は1型(初版)と、2型の変更個所が書かれた追補版を買うことになります。具体的に購入したものは以下の通りです。
| 名前 | 対応日付 | 品番 | 価格 |
| MR2 修理書 | 1989年10月 | 62323 | 4200 |
| MR2 修理書/追補版 | 1991年12月 | 62349 | 2550 |
| MR2 新車解説書 | 1989年10月 | 61367 | 1620 |
| MR2 新車解説書 | 1991年12月 | 61399 | 1080 |
| MR2 配線図集 | 1991年12月〜 | 6738003 | 2300 |
車いじりをする場合に、これがメインになる書籍です。主に各部の解体と組み立ての仕方が書いてあります。内装の内張りを剥がすだけでも、これが有るか無いかでは大きな違いがでてきます。エンジンのバラし方から、電装系まで多岐に渡って書かれていて電話帳の様なボリュームです。1型だけですが、配線図も書かれていますので、これ1冊でとりあえずなんとかなります。ただ、4200円と少々値段が高く、MR2も5型なんかですと、追補版を4冊も買わねばならないので結構の出費になりそうですね。私の場合は、ネットで中古を売ってくれるという人を見つけ安く譲ってもらいましたので、送料込みでも半額でした。でも、少し汚れてました(^^;)
名前からすると、なんだか分かり難いですが、内容はやっぱり解説書です。ただ、修理書に出てこないMR2に独特な部分の解説が載っていますので有れば便利な本です。エンジン・コンピュータ関係の動作解説なんかも書いてあって勉強になりました。これも、追補版のようにマイナーチェンジするたびに新しいのが出てきます。ちなみに、これは新品で購入しました。
電装系を中心にいじろうとしている私にとっては最も重要なものです。これは、本ではなくA4を横に並べた様な長い紙がバラで売られています。専用のバインダに入れると扱い易いようですが1300円もするので、手元にあった紙製バインダを2個繋いで自作しました。内容は確かに配線図なのですが、配線が何処を通ってるか、コネクタは何処にあるかまで書かれていて、さらに、コネクタ番号から、その位置を調べたり、使われている回路部分を調べたりできる索引まであります。とっても便利な1冊?です、でも、形状が悪く扱い難いのが困ります。ちなみに、配線図集は、2〜5型まで1冊になっています。1型なら修理書に書かれているので必要無いみたいです。
![]() |
![]() |
いずれも、毎日の様に眺めています。いじれる車、いじる気になる車ということでMR2を買ったわけですから、車を手放すまでは眺め続けそうな気がします(^^;)