エアクリーナの交換HKS 純正交換型
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サイドパネルとアッパーブレスを外したエンジンルーム
エアクリーナは、中古車屋が買うときに新品を入れてくれてから、まだ1度も交換していません。2年で1万kmちょっと走っているので、そろそろ交換時期です。気の早い人なら、数1000km毎に交換しますから、むしろ、遅いくらいです(^^;) まあ、NAはターボに比べて、あまり空気を吸いませんから、劣化も遅いはずですし、少し劣化しても燃調を大きく崩すことも無いでしょう。それに、SW20のエアクリーナは結構交換が大変です。近所のオートテックでは、エアクリーナを買えば無料で交換してくれるので、店に頼んでしまっても良かったのですが、一度使ってみたかったHKSのフィルタはほとんど定価売りだし、いっぺん、交換作業をやってみたかったこともあり自分ですることにしました。ちなみに、オートテックでは3800円、某安売り店では2700円です。
最終更新日 : 2001.2.26
フィルタの交換
NAのエアクリは、エンジンの左側、プラスチックの箱(レゾネータ)が沢山くっついてるあたりの下にあります。エアクリBOXの上側は、レゾネータと、スロットルバルブまでのパイピングとが一体化していて、これを全部外さないと抜けません。ターボは、レゾネータが無いので、パイピングを外さず、隙間からフィルタを押し込むこともできるそうですが、NAはスロットルのパイピングだけでなく、吸気温センサ、リアサスペンション・アッパーブレス(タワーバー)なんかも外さねばなりません。もちろん、エンジンフード・サイドパネルも外します。特にタワーバーは結構しっかりとネジが止まっているので、ちゃんとした工具が無いと外せません。 まず、エンジンフード・サイドパネル(+ドライバ3カ所)を外し、リアサスペンション・アッパーブレス(14mmレンチ)を外します。これで、エアクリ周辺の邪魔者が完全に無くなって作業しやすくなります。次は、エアクリBOXのクリップ(右の写真の緑の矢印付近)を4カ所外します。そして、エアクリBOXに付いている吸気温度センサのコネクタ(オレンジの矢印)を抜きます。つぎは、ぶっといパイピングから枝分かれしているホース(クリップ)を外し、スロットル・バルブとの太いパイピング(+ドライバ)を外しながら、エアクリBOXをずらして行きます。パイピング(黄色い矢印)が完全に抜けたら、レゾネータやらパイピングやらエアクリBOXの上蓋ごと外れます。これで、中からフィルタを見ることができるようになりました。フィルタは、下側が吸気側です。ですから、フィルタの上側は比較的綺麗なハズです。 |
左が純正クリーナ、右がHKSクリーナ
上の写真が、交換したエアクリーナのフィルタです。左が使用済みの純正品ですが、この写真は出口側のために、比較的綺麗です。入り口側は、ムラになった黒い部分より、さらに数倍黒くなっていますが、黒いというより、土ホコリで茶色っぽくなっていました。NAでダートを走る機会が少ない人なら、1万km程度では全然平気そうです。でも、ターボやダートを走る人は、もっと短い間隔で交換しても良いかもしれません。この程度の汚れでは、体感できるほどの変化はありませんでした。もともとNAは、エアクリ替えたくらいでは、パワーアップもしにくいのかもしれません。それなら、ホコリが混入しやすいHKSのフィルタより、もうちょっと目の細かいフィルタにしたほうがエンジンは長持ちするかもしれませんね・・・
エアクリBOX上側とスロットルまでのパイプ、それに付いた2つのレゾネータ
最終更新日 : 2002.5.13
レゾネータは吸気音を軽減させるために付いている機構です。構造は、インテークタイプにくっついた空箱なのですが、これが吸気の脈流と共振して、うまい具合に音が消えるそうです。アイドリングから高回転域まで3つのレゾネータがありますが、一番大きいもの(たぶん、アイドリング用?)はエアクリの外側にあるようです。あとの2つは、エアクリとスロットルの間のパイプに付いています。エアフィルタを交換するついでに、エアクリBOXの上についた2つのレゾネータを外してみることにしました。
レゾネータを外すに当たって心配されることは、エンジンへの影響です。パワーアップするものなら良いですが、パワーダウンしてしまったのでは意味がありません。吸気音がしないということは、吸気口での空気抵抗が減っているということではありますが、結局の処、レゾネータの中の空気を吸っているだけなので結局の処、空気抵抗は同じなのかもしれません。どっちにしても、それほどの差は無いようなので、軽量化にもなるし、次回のフィルタ交換が少し楽になるし、手間もお金もさほど掛からないのでやってみることにしましょう・・・
レゾネータを外したパイプ |
外したレゾネータ |
タイトルの写真は、エアフィルタを交換するときに外す、エアクリBOX上側と、スロットルまで繋がるパイプ、それにくっついている大小2つのレゾネータです。今回は、このレゾネータを外します。小さなレゾネータは10mmのソケットが有れば簡単にはずせますが、大きなレゾネータは、一度エアクリBOXをパイプから外さないとボルトの向きが悪くて外せません。また、エアクリBOXとレゾネータはボルトで止まっているので、これも外さねばなりません。
替わりに水道パイプ用の蓋をつける
外したレゾネータの後には、何か蓋をつけないとゴミが入ってしまいます。アルミ製のものでもあればベストですが、耐久性を考えなければ水道パイプ用の蓋が使えます。大きなレゾネータの口の太さは47mm、小さなレゾネータの太さは36mmほどでした。大きなレゾネータには、40mm用の蓋が合うようです。現在小さなレゾネータ用の蓋が見つからず、まだ、レゾネータが外せない状況です。いずれにしろ、耐熱性は無さそうですから、時々点検してやる必要があるでしょう・・・
2002.10.21 追記
あれから何度かサーキットを走りました。レゾネータを外しても、全く体感できません(^^;) 中回転域の吸気音が少し大きくなったくらいです。悪くもならないので、軽量化には良いでしょう(笑) あと、整備性も良くなります。今度、大きい方のレゾネータも外してみます(重そうだし、燃料フィルタ交換に邪魔だから)、きっとアイドリングの吸気音も聞こえるようになるでしょう(^^;)
一番大きなレゾネータを取り外した、
手前のパイプはエアクリBOXからサイドエアダクトの配管
最終更新日 : 2003.1.22
| エンジンルームの隅に見えるのが 一番大きなインテークのレゾネータ。 結構大きいが、実は、それほど 重くない。まあ、軽くは無いけど・・・ ボルトは上1本、下2本の計3本、特に 右下のボルトは外しにくい。 |
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| インテークパイプから、レゾネータまで 全部とっぱらったエンジンルーム。 奥に見える配管はガソリン給油口 その奥に、サイドエアダクトが見える。 |
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| エアクリBOXだけ付けてみた。 中型レゾネータと大型レゾネータを 外すと、かなりすっきるする。 しかし、この状態では、エアクリBOX から、サイドエアダクトまで配管が無く エンジンルームの熱気を吸ってしまう。 でも、吸気音は勇ましく、結構楽しい(^^;) きっと、毒キノコと同じサウンドが楽しめる。 |
| 下に見える黒いパイプが、 純正エアクリBOXの吸気口。 上に見える穴がサイドエアダクト この間をパイプで配管しないと エンジンルームの熱気を吸ってしまう。 エアクリBOXのパイプ内径は80mm 純正インテークダクトパイプの内径は63mm |
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| ホームセンターで買ってきたアルミパイプ 75mmφと書いてあったが、外径は 85mmあった。ただ、内径は80mm弱 一番狭い処は75mmかもしれない。 オールアルミで針金は使っていないが 結構丈夫。長さ1m程で値段は880円、 使うのは40cm程度・・・ |
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| アルミパイプの表面、かなりデコボコしている 内側も同様になってます(プレス成形だから) 壁面がデコボコだと、空気の吸入抵抗が 多そうだけど、内径は純正より10mm以上太い。 |
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| 仮設で繋いでみた様子 実は、エアクリBOXとパイプの接続が 結構難しい。エアクリBOXとアルミパイプの 外径はどちらも同じなので差し込めない(^^;) 現在はビニールテープで貼り付けてある。 |
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| サイドエアダクトからみた、アルミパイプ パイプはエアダクトのメッシュに針金で 止めただけ。ここの角度次第で、空気と雨が 一緒に入って来る(^^;) ちなみに純正は、穴が真正面方向に向いていて 横からみると、真横になってて空気が入り難そう でも、雨や埃も入らないのでいいのかも? |
2003.1.22
中〜小のレゾネータを外しても、ほとんど違いが分からなかったけど、この大きなレゾネータを外すと劇的に吸気音が大きくなります。アイドリングでも吸気音ははっきり聞こえるし、ちょっとアクセルを踏んでやると、ブォォォォンっと、社外マフラーでも付けたかと思うほどにぎやかになります。エンジンルームや室内で、かなりの爆音?を楽しむことができます。ただ、車外では、さほどの音はしません(確実に大きくはなるけど)。
排気音と違い、エンジンが仕事をするときだけ、吸気音は高まります。街乗りならアクセルを踏んでる数秒だけ、アクセルを緩めると吸気音は減り排気音の方がにぎやかです。毒キノコなんか、買わなくても、結構楽しめると思います。
ちなみに、パワーアップの程は???です。でも、賑やかなので、かなりパワーアップした気持ちになれます(笑) 一緒に燃料フィルタの交換もしたので、間違いなくトルクもアップしましたが、やっぱり、これは燃料フィルタのせいでしょう。
ただし、エアクリBOXとサイドエアダクトの間にパイプを付けると、室内やエンジンルーム内の爆音?は無くなります。車外では、それなりの音がしているようですが、でも、純正らしく静かです(^^;) ちょっとパイプが細すぎたかな? 静かになったせいか、パワーが落ちた気がします(笑) きっと、気のせいでしょう・・・
2003.2.2
レゾネータが有った頃は、アイドリング〜1100rpmで、運転席、助手席の窓を少しでも開けると、室内で共振するのか、妙にエンジン音がうるさかったのですが、レゾネータを外し、アルミダクトを付けた状態だと、この共振音は無くなりました。思うに、レゾネータ(大)が吸気音を減少させるものの、レゾネータ自体が振動し、それがリアのバルクヘッドを低周波で揺らす。室内の空気は、それによって振動するものの、窓を閉めていれば空気の出入りが無いので、バルクヘッドの振動を抑制する。窓を少しでも開ければ、バルクヘッドは振動し、バルクヘッドの強度と室内空間の広さの具合で共振が起き、エンジン音以上の共振音を作り出していたように思えます。いまでは、窓を開けると、エアダクトからのシュコシュコという吸気音が聞こえるだけで、窓を閉めれば静かなモンです。