更新 : 1999.4.20
MR2のTバールーフの雨漏りは、宿命的な問題点なようで、年式の古い車では必ずといってよいほど発生するようです。ご多分に漏れず私の車も雨漏りしました(^^;) そこで、雨漏り対策を施したところ思った以上の効果があったので報告します。
私の車の雨漏りは、運転席側のAピラーと屋根(Tバー)の間から発生するようです。それ以外の場所にでは全く漏れませんので、他の個所と比べることからはじめました。よ〜く見ると、雨漏りする場所のゴム・パッキンは劣化していて隙間が空いているようです。これに詰め物をすればなんとかなるのではないかと思い付きました。
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左が正常な助手席側、右が雨漏りする運転席側
雨漏りする場所は左の写真のように、上の方の隙間は狭く、下の方は広くなっています。そこで、詰め物には、最初テーパー状のゴム板を考えたのですが、手持ちのゴム板は少々サイズが大きくて取り付け難いと考えていたところ、偶々手元にあった自己融着テープを重ね貼りしてみることを思い付き試してみました。ちなみに、使った自己融着テープは片面がビニールになっているタイプです。両面共に融着してしまうと屋根が空かなくなってしまいます(^^;)
自己融着テープで補修した
劣化しているのはAピラー側のゴムですので、正常な屋根側のゴム・パッキンに5重くらいにテーパー状に重ねてテープを貼り付け、あとはゴムの形状にあわせてテープをカットしてゆきます。隙間よりちょっと厚めに貼り付けておけばしっかりと隙間が埋まります。ちなみに、劣化していない側のゴムに貼り付けたのは、粘着力を期待してのこのです。また、粘着テープの劣化は激しいですが、自己融着テープの劣化は遅いので長持ちすると思います。
この処理を施したあと、10時間くらい大雨の中に放置してみたところ、全くと言っていいほど漏れていませんでした。実際には、ドアを開けると屋根から水が垂れてくるので正確な処は分かりませんが、まず問題無いほどに軽減されているようです。