MR2
アンテナの取り付け

MR2横前景

最終更新日 : 1999.2.22

MR2はアンテナの取り付けが面倒そうな車です。トランクには羽根(リア・スポイラ)が付いているのでトランク用の基台は付き難そうです。リア・ウインドに貼り付けて給電するタイプも、リア・ウインドが垂直で奥まった処にあるので良くなさそうです。簡単なのは、マグネット基台で取り付ける方法ですけど、盗難されると困るのでパスします。もろもろ考えた末に、私が決めたのが屋根に両面テープで貼り付けるタイプのアンテナです。最近の両面テープは半端な事では剥がれないそうなので、期待できます。

残念ながら、この種のアンテナは、種類が少ないようです。秋葉原で見つけられたのは、古くから有るマルドル製と、比較的最近?のコメット製のものですが、値段も格好もマルドルの方が優れているので、効率とか一切考えず、マルドルに決めました。製品名は「SHD-7S」という、全長70cmの144/430MHzタイプです。これより少し長めの製品もありますが、長くて取り付けた時に見た目のバランスが悪そうなので短いものにしました。

SHD-7S定格

形式 1/2λ短縮型vマッチ(144MHz)
5/8λ短縮型Vマッチ(430MHz)
周波数 144-146MHz,430-440MHz
利得 2.6dB(144MHz),4.9dB(430MHz)
全長 700mm
ケーブル 2D-LFB-S(5m)

アンテナ取り付けまでの詳細

アンテナの取り付け場所
屋根の上に貼り付けて使います。地上高も稼げるし、格好も良いようです。イージーな分、両面テープの耐久性に疑問が残るのと、ケーブルの引き回ししは苦労しそうです。ケーブルを固定するクリップは付属していないので、手持ちのクリップに強力タイプの両面テープを組み合わせて取り付けています。
屋根に取り付けたアンテナ
ケーブルの引き回し(その1)
屋根からトランクルームへ同軸ケーブルを引き回しますが、その間はリア・ウインドの縁沿いにケーブルを両面テープで直接貼り付けました。ちょっと見た目にはケーブルの存在に気づきません。
ケーブルの引き回しの様子
ケーブルの引き回し(その2)
最大の課題は、ケーブルをどうやって室内まで引き込むかです。特にMR2はトランクと室内の間にエンジンルームがあるので厄介です。私の場合、運転席の後ろの内張りを剥がすと、エンジンルームへ通じる未使用のゴムキャップが有りましたのでこれを活用しました。ひょっとしたら、ターボエンジンを積んでいる車種は、何かケーブルが通っているのかもしれません。
ケーブルの引き込み

その後・・・

2002.10.30

アンテナを取り付けて3年半以上が経ちました。平気で洗車機にかけたり、ガンガン、サーキットを走ったりしていますが、基台が取れる気配はありません。本当に強力だったようです。ただ、エレメントの角度が日に日に下がってきて、今では45度未満になっています。おかげで電波の飛びが悪くなりましたが、空気抵抗が減ったのか風切り音は軽減しました(^^;)