要旨 : 報道特集 「原発事故 川の魚は語る」 2019.3.2 TBS放映
双葉町 2018年5月 福島大学 環境放射能研究所 和田敏裕准教授らの現地調査レポート::
前田川流域の空間線量 局所的であるが、103.00μSv/h ある橋の袂で 第4地点 平均線量 10.60μSv/h (ビデオ録画タイミングが遅れて地名不詳) 下流に数キロ下がると 0.57μSv/h 橋桁の上で 魚の汚染度調査 (食用として安全基準は 100ベクレル以下) 筋肉・消化管・生殖腺等に分けて測定 前田川流域 ヤマメ 甲虫類・コガネムシ(土や木の中で成長するので汚染受けやすい)を捕食 最大 1720ベクレル 平均 657ベクレル イワナ 平均 154ベクレル (2017年) アユ その年の川底の汚染状態が分かる 平均438ベクレル (2017年) ・・・以上 最上流での測定結果・・・ ・・・以下 それ以外で測定結果・・・ 鯉 136ベクレル (2017年) 鰻 肉食性の魚の方が線量高い 下流の魚の中では高い 2018年測定結果 平均およそ500ベクレル 最大1000ベクレル 鮭 平均 1.5〜2ベクレル (2017年)
チェルノブイリでの共同調査(2017年10月) 2022年まで続行予定 ストロンチウム 1万から1万5000ベクレル(パーチという魚種で) 福島で最も汚染されている魚はバスでだいたい 1万ベクレル チェルノブイリでは最初5,6年は低下してきたが 近年 給水ポンプの停止で貯水池の水位低下により水、魚とも上昇 ヨーロッパ鯰 大きさ1.6m 体重27kg 6290ベクレル 耳石に注目している 放射線量など環境の変化が記録されている可能性あるため
郡山市酒蓋池(福島第一原発から60km)食用の鯉養殖 (同市は食用鯉の養殖で日本一) 生簀内養殖 と 生簀外養殖の鯉の比較実験(2015年) 福島大+内水面漁協+郡山市で実施 結果は 前者(平均9ベクレル)、後者(平均23ベクレル) 生簀内では人工飼料 生簀外では鯉は底質泥をつつくことによる差である かい掘(=堀の排水 日干し) cf. 8000ベクレル以上は管理区域に保管要す 2017-2018年 池の除染作業の半年後に調査 池の北側 泥層40cmまで採取 Cs137総量 除染前の1/7に減少 泥表層(0〜1cm)では 15000ベクレル cf.除染前は 35000ベクレル 除染したにもかかわらず、効果に不満。雨で運ばれてきたものに原因か。 ・・・福島大学共生システム理工学部 難波謙二教授による実験結果報告会 報告会には東電からも参加 かい掘後は、鯉の汚染度: 23 → 8 ベクレルまで低下 4カ所の池での養殖中止し、 郡山市西部の北沢池で続行 食用出荷基準はゼロベクレルとしている 畜養(泥を吐かせる)で線量低下 鮒は低下しないが、鯉は新陳代謝が激しいためか、低下する(漁協組合長談) 20日間実施後、出荷 ・・・鯉が放射能を排出するメカニズムは今後の解明課題と捉えている。 以上