FW記録)'95/5/3)桐生市鳴神山
シダ野外観察記録
				'95/5/3)桐生市鳴神山 


鳴神山をはじめとする群馬県下の山行記録については、

群馬の渡良瀬逍遥さんのホームページ http://www.sunfield.or.jp/~tkubota

を参照ください。渡良瀬川流域の山々、谷川岳、奥白根山などの記録のほか、足利市、田沼町の 地域紹介があります。

【日時】 1995/5/3 9時半〜14時半
【場所】 群馬県桐生市鳴神山
【環境】  急峻な沢、針葉樹・広葉樹林
          標高:500〜980m
     地質:流紋岩、赤色珪岩
【天候】 曇・霧

【見られたシダ】

 今回は、いつもの様式を変えて、標高・地質の変化とあわせたシダの植生変化を
 図式的に表示してみました。定性的な表現プラス若干の主観的定量的表現で表して
 みました。マークの数が定量的表現のつもりです。

  凡例:
  ★ヘビノネゴザ  ☆ジュウモンジシダ  △シケシダ  ▲ミヤマシケシダ
  □イヌワラビ   ■ヤマイタチシダ   ○フクロシダ ●ニシキシダ
  ◇ホソバコケシノブ  ◆ヤワラシダ   ◎カラクサイヌワラビ ▼ヒメシダ
  ▽クサソテツ      これらの略称の他、直接、名称記載しました。


+――+―――――+―――――――――――――+――――――――――+
|標高| 地 質 |  主な地形・植生環境  |   主なシダ   | 
+――+―――――+―――――――――――――+――――――――――+
|980m|          |頂上            アカヤシオ|                    |
|    |赤色珪岩  |                          |                    |
|    |          |肩の小屋                  |                    |
|    |          |                          |★★★★  ヘビネゴ  | 
|    |          |明るい広葉樹林 ミズナラ   |☆☆☆☆  ジュウモン|
|    |          |                          |▲▲     ミヤマシケ|
+――+―――――+―――――――――――――+――――――――――+
|    |          |                          |★                  |
|    |          |滝・岩壁                  |☆                  |
|  |赤色珪岩 |             |△        シケ     |
|    |         |                          |▲▲                |
|    |一部に石英|                          |□        イヌワラビ|
|    |の岩脈が走|                          |○○○    フクロシダ|
|    |る        |                          |◇◇◇    ホソバコケ|
+――+―――――+―――――――――――――+――――――――――+
|    |          |                          |★                  |
|    |          |                          |☆                  |
|    |          |                          |△                  |
|    |赤色珪岩  |                          |▲▲                |
|    |  〜      |暗い針葉樹林   スギ       |□                  |
|    |流紋岩    |                          |●                  |
|    |          |                          |◆        ヤワラシダ|
|    |          |                          |▼        ヒメシダ  |
|    |          |                          |◎        カラクサイヌ
|    |          |                          |                    |
|    |          |                          |  以上のほかに      |
|    |          |                          |ホソバシケシダ      |
|    |          |                          |キヨタキシダ        |
|    |          |                          |ミドリヒメワラビ    |
|    |          |                          |ヤマイヌワラビ      |
|    |          |                          |ヒロハイヌワラビ    |  
|    |          |                          |ゼンマイ            |
+――+―――――+―――――――――――――+――――――――――+
|500m|          |                          |★                  |
|    |          |                          |☆☆                |
|    |流紋岩    |舗装道路・切通し          |△                  |
|    |          |                          |▲                  |
|    |          |駐車場・茶屋              |□□                |
|    |          |                          |●                  |
|    |          |                          |■        ヤマイタチ|
|    |          |                          |▽        クサソテツ|
|    |          |                          |  以上のほかに      |
|    |          |                          |オクマワラビ クマワラビ
|    |          |                          |ヤブソテツ          |
|    |          |                          |オオバノイノモトソウ|
|    |          |                          |スギナ ノキシノブ  |
|    |          |                          |イヌシダ            |
+――+―――――+―――――――――――――+――――――――――+

【コメント】
 ☆沢伝いの、ある時は完全に沢を上る非常に急峻な登山コースでした。
 ☆上記の図示の通り、頂上に近いほど、ヘビノネゴザが増えています。
  途中の滝・岩壁の箇所で明らかになったのですが、赤い珪岩(鉄分で赤い)に
  石英脈が走っているのが見られました。
  広葉樹林では、見かけたシダは、このヘビネゴかジュウモンジのいずれか、
  といって良いほどでした。
  ☆カラクサイヌワラビは、全体に紫紅色で、裂片はイヌワラビよりは丸っこい感じ
  でした。決め手はヘビネゴ同様、鱗片の濃淡の縞模様としました。
    (結構ハッキリしたツートン模様です)


フィールド観察目次へ戻る