FW記録)埼玉県 名栗渓谷
シダ野外観察記録
埼玉県 名栗渓谷
【日時】 1995/08/06 & 1996/08/10
【場所】 埼玉県 名栗村 名栗川流域
【環境】 人工林,渓谷(標高:Max300m程度)
【観察したシダ植物】
[イワヒバ科] ・カタヒバ
[トクサ科] ・スギナ
[ゼンマイ科] ・ゼンマイ
[コケシノブ科] ・ウチワゴケ ・コウヤコケシノブ
[コバノイシカグマ科]・イヌシダ ・ワラビ
[ホウライシダ科] ・シノブ ・イワガネゼンマイ
[イノモトソウ科] ・オオバノイノモトソウ ・セフリイノモトソウ
[チャセンシダ科] ・トラノオシダ ・イワトラノオ ・コバノヒノキシダ
[オシダ科] ・ヤブソテツ ・ジュウモンジシダ ・ホソバナライシダ
・イノデ ・リョウメンシダ
・クマワラビ ・ベニシダ ・ヤマイタチシダ
・ツルデンダ ・サイゴクイノデ ・カタイノデ
・イノデモドキ ・ツヤナシイノデ ・ヤマヤブソテツ
・トウゴクシダ
[ヒメシダ科] ・ミゾシダ ・ゲジゲジシダ ・ヤワラシダ
・ホシダ ・ハリガネワラビ ・キヨタキシダ
・ヒメワラビ
[イワデンダ科] ・イヌガンソク ・イヌワラビ ・ヤマイヌワラビ
・ホソバイヌワラビ ・カラクサイヌワラビ ・シケシダ
・ホソバシケシダ ・シケチシダ ・ハクモウイノデ
・ヘビノネゴザ ・オオヒメワラビ
[ウラボシ科] ・ノキシノブ
【コメント】
・イノデは、・サイゴクイノデ、・カタイノデ、・イノデモドキ、・ツヤナシ
イノデの4種類でしたが、
・・ソーラスの付きかたが、裂片の縁寄りにつく、という点で
・サイゴクイノデ、・イノデモドキでは、似たところがあるように
感じます。両者の違いは、サイゴクの方が、極端に縁寄りで、羽片下部では
耳片に付く、というところと、葉の艶が違う(サイゴクは顔色が悪い)、と
いうこと、さらにイノデモドキでは鱗片の縁がささくれ立っている、ことで
区別しました。
・・鱗片がツートンカラーである、という点では、・サイゴクイノデ、
・カタイノデは、似たところがあるように感じます。両者の違いは、
カタイノデの鱗片はより濃い栗色のツヤがあり、硬そうな感じがします。
また、葉の艶も違います。
・・・ホソバイヌワラビは羽軸と羽片の分岐部にトゲがある、という点で隣接し
ていたヘビノネゴザと区別しましたが、この、羽軸と羽片の分岐部にトゲが
ある、という特徴は他の〇〇イヌワラビにも共通しているところもあるので
この点については、さらに観察をしていきたいと思います。
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