さて、最近パソコンを触り始めた方たちには「本体・キーボード一体型」というものがどんなものか「???」だと思うので簡単に説明しておこう。簡単に言えば「キーボードの厚みと奥行きを増してキーボードの下にCPU等を配置した形」であるといえる。また「ノートパソコンから液晶モニタを外して大きくした形」と説明したほうがわかりやすいだろう。 | ![]() |
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ところが当時(1980年頃)のパソコンの集積度は大して高くなく、ラップトップPCを作るのもやっとの状況だった。そこで高性能のパソコンを作るために、本体とキーボードを別にした「デスクトップ型(当時はキーボード分離型とも言った)」が流行り始めた。 |
さて「ダウンサイジング」という言葉をご存知だろうか?「コンピュータ等を小さくしてしまえ」という意味らしいのだが、その代表格が1984年デビューしたApple社の「Macintosh」である。このパソコンは本体とモニターが一体になっているところから「一体型」と呼ばれている。一体だからといって大きいわけではなく、デスクの本立て代わりに使える程度の大きさだった。ただし、このタイプものは初代「Macintosh」以降、だんだん大きくなっていってる気がするのは私だけではないだろう・・・。 | ![]() |
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前述の「ダウンサイジング」の流れとは逆行しているのが今の流行でもある「タワー型」である。昔はサーバー機などに使われていた筐体だが、自作PCブームでメンテナンスのしやすいということで流行っている。事実パーツショップで見かける筐体はこれ以外見かけない。「タワー型」も高さによっていろいろあり、低いものから「ミニタワー」「ミドルタワー」「フルタワー」などと呼ばれており、大きいものはコンピュータ2台分のシステムが入るものもある(当然デュプレックス・デュアルシステム用のものなのだが・・・)。 |
今一番最新の流行は「省スペース型」である。結局「ダウンサイジング」が進み「広辞苑」の2/3くらいの大きさになったものであり、今までの大型ノートPCのライバルとなりつつある。しかしノートPC同様、拡張性という点に問題があり、単体で搭載できる機能も限られるという欠点も持っている。 | ![]() |