その後ホビー用にもユーザーが広がり、いろいろな色のパソコンが出始めた。特にシャープさんは「パソコンテレビX1」なる商品で初めて赤いボディーのものを発売した。それと同時期に発表された東芝の「PASOPIA5/7」ではキーボードのフレームをカラフルにしていた(特に7はフレームを自由に交換できた)。 | ![]() シャープX1(たしかこんな形だった) |
![]() 東芝パソピア7(たしかこんな形だった) |
そしてさらに多色化を進めたのがMSXである。今までビジネス向け機しか出していなかったメーカーもこぞって出した。この時流行った色は黒である。しかし、MSXは数年でコケてしまい、3強(NEC・SHARP・Fujitsu)の時代がくるのであった。 |
3強の中でもダントツ1位のNECは「白」、SHARPは「黒」、富士通は「グレー」が基調であった。世の中というものは売れている物の真似をしたがるらしく、Fujitsuは「グレー」をやめて「白」にしてしまった。そしてSHARPはパソコンから一時撤退していき、パソコン業界はNECの「白」一色となっていった。 | ![]() 富士通FM−Towns(たしかこんな形だった) |