SIGNA甲子園-東日本大会-
12/07.05

GEYMS大野さん(SIGNA甲子園担当:この会が成功したのも大野さんのお陰) が作成してくださったSIGNA甲子園のロゴ大変気にいってます. 実はこのロゴが入ったトレーナも作成しました.

皆さん、お待たせいたしました. SIGNA甲子園の報告をしたいと思います. 去る11/26 品川コンファランスセンターでSIGNA甲子園+GE Healthcare MRI最新技術発表会が行われました. 参加人数は170名でした. 想定していた人数よりも若干多い参加でしたのでGEの方はちょこっと大慌てだったそうです.

さてSIGNA甲子園実行委員長として, 本当に大成功だったと思います. 参加された皆さん本当にありがとうございました. 正直、どれだけの方が参加していただけるのか?不安で一杯でした. また会全体を客観的にみなければならなかったので, 手放しで喜びながら見るというわけにも行きませんでした. 170名もの参加があり, ホッするのと同時に皆さんに感謝したいと思います. ここでは再度コンセプトをSIGNA甲子園は学会でも、研究会でもありません. イベントです. 皆さん, このイベントを楽しんでいただけでしょうか?1年に1回こんなユーザ同士が集まり, 素直に画像や工夫を楽しむ会があっても良いかと思います. 本当にありがとうございました. 当日は各社プレスの方も大勢来てくださいました. ありがとうございます. しかしこれがまさに来年にむけての第一歩であり, 必ずや全国大会レベルでのSIGNA甲子園を成功させたいと思います. 皆さんの御協力宜しくお願いします.

まずは受賞者から金賞は浜松医科大学病院様 竹田先生, 銀賞は長野市民病院 小林先生, 銅賞は北里大学病院 佐藤先生でした. 皆さんの受賞の感想,受賞内容(画像)などはRAD FAN1月号に掲載予定です. 皆さん是非お楽しみください. 尚WEBでの報告においてもピッチの画像は使用できません. (個人情報保護)したがって詳細な報告はできませんので、概要のみの報告になります.

竹田さんは受賞は想定外だそうで, 一生分の運を使い果たした?そうで会場内は大爆笑でした. 受賞の盾, トロフィーは一生懸命受賞者の皆さんのことを考えて選択しました. (勿論ピックアップしてくださったのはGEの大野さんです) 音響効果もあり 大変素晴らしい受賞式だったと思います.

SIGNA甲子園-東日本大会-受付風景

この時点14:50くらいでほとんどの方(170名)がすでに参加れていました. 後から来る方のことを考えると.....顔が真っ青になったのはそういう意味です.

会が始まる前にもシャーカステンをかけて各地区のUMT代表の写真を掲示致しました.

SIGNA甲子園-東日本大会-はじまり, はじまり.

会場の風景 総勢170名の皆様です. さて画像を審査するのは各UMT代表の方, 各UMTからの審査委員, GEのアプリケーションの方 合計24名です. そうです. 大抵は偉い先生方がこういった賞を決定するのですが, SIGNA甲子園では参加された方が審査委員です. これがSIGNA甲子園のコンセプト, ユーザ自身(撮影技師さんしか)しかわからない, どうやってこの画像ができるのか?創意, 工夫 それを評価できるのもほかでもないユーザ同士です.

審査委員の皆様 真剣に点数をつけていました. 画質5点, 創意工夫5点, 実現性5点です. 勿論自身の発表, 自分のUMT代表の方 5点満点?ですよね?裏切ってないですよね?

札幌UMT*略称(北海道)

札幌医科大学は鈴木さんです. 「CCF 描出のための造影 Dynamic 3D MR Angiography」

ということで下部におきたCCFはTOFでも描出されにくい. そこで時間分解能を優先した造影3D MRAで撮影という発表でした. どこの施設でも使用できるように頭部のQD コイルで考案してくださいました. いつもながらの正当な工夫には本当に参りますね. この方法でしかみつからなかった例が2例あるということで質問させていただきました. 素晴らしいですね. ちなみにEXCITE仕様も考えてくださってかなり高速に撮影できるということでした.

青森UMT*略称(東北)

青森県立中央病院 佐藤さんです. 佐藤さんはベーシックに頭部のTOFの画像でした. 用いた題材は「頭部MR-Angiography」(出血を伴うor巨大動脈瘤描出の工夫)

表示方法としてWSを用いてMR, ANIGIO FUSION風に仕上げてくださいました. 比較として3D-XR Fuision( 本当にMRとAngioをFusion:GE ソフト)を見せていただきました. 東北調の語り口で会場からは笑いも. 施設紹介ではSIGNAの前で記念撮影ということでとても楽しそうな写真でした. 実は僕もこの方法やっています. AWではないのですが....

東北SIGNA ML*略称(東北)

東北労災病院の山崎さん 題材は蝸牛3D MR Hydrographyでした. そして工夫はカーディアックコイルを用いてての「蝸牛3D MR hydrography」でした.

画像だけでなくレクチャーもところどころあって大変勉強になりました. この領域も僕はあまり検査をしないので, 3INCHのDUALと比較してどうだろう?とかいろいろ聞きながら思いました. こういったコイルを使用したときの固定具とか次々にやることがでてくるわけです. 山崎さんもコミカルな口調でとてもリラックスにお話していました.

東京UMT*略称(関東)

さー関東圏一番手は東京大学医学部附属病院 渡辺さんです. 東京UMTから「2D MR DSAの有用性」でした.

こちらもレクチャーがプレゼンにあり, 大変勉強になりました. 最新のVERSIONではスライス厚の制限がないため通常のマシーンでもできるということでした. 展示ではパソコンも使用してくださいました. 動画のほうがわかりやすいですからね. 血管奇形の治療(γメス)の治療効果の判定, FOLLOWに良いですね. 造影剤の注入RATEはどうなっていましたかね?聞き逃したかもしれませんが....

多摩UMT*略称(関東)

多摩からは実行委員みずからエントリー 東京医科大学付属 八王子医療センター津田さんです.さてお題は「SAS(Surface Anatomy Scan )っぽい画像」ということでSPGRの造影画像をスライディングMIPを用いて簡潔に評価できる画像を作ろうという主旨でした. これは良い方法ですね. 元画像っぽい画像ということでそういう表現も込みで上記タイトルになっているわけですね. 造影剤の量とかどうなっているんですかね?注入方法は?

神奈川UMT*略称(関東)

神奈川代表は実は北里大学病院様でした. 発表者は佐藤さんです. 予選はここ 僕もエントリーしたのですが見事に落ちました(苦笑)ということでこちらの方法はもう有名な「非造影下肢MRVにおける 撮像体位の工夫」ということでした. 神奈川まで来てようやく躯幹の画像が出てきましたね.この方法は技術学会論文, こちらのWEBでも紹介してます. 本法もRAD FANで掲載をお願いしています.

銅賞おめでとうございます.

静岡UMT*略称(中部)

はれある金賞受賞は浜松医科大学 竹田さんでした. 「造影 3D MR Angiography による肺動静脈分離描出のための工夫点について」という題名の画像でした.

竹田さんは撮影条件の工夫(タイミングを逃さないための)をファントムで検証し, それを用いると皆さんがみたような画像を取得することができるということでした. この部分は難しいので是非RAD FANのほうに解説を!!と頼んでおきましたので皆さんそちらを楽しみにしていてください.

長野UMT*略称(中部)

銀賞受賞は長野市民病院 小林さんです. このカメラ目線みたことがあるな. ここ 「Signa撮像テクニックの創意・工夫(CTL Spine coil使用の胸腰椎(髄)DWI)」

本法もRAD FANで掲載をお願いしています. DWIBSということで上下でつなぎ目が発生するわけですが, これは上下でシミングが相違しているため生じるということでした. ですから下部を撮影するときはGRADIENT SHIMの値を持ってきてR1, R2, TGを上部と同じにしてマニュアルダンすれば良いという方法だったと思います. マニュアルダンできるのはSIGNAだけだ!!と小林さんは豪語していました. 僕はこれを聞いて小林さんのことをミスターSIGNAと命名させていただきました. (小林さん勝手にごめんなさい)

福井UMT*略称(中部)

福井からは市立砺波総合病院の形川(ナリカワ)さんです.「頚軟部病変を見逃さないための 拡散強調画像の利用法」

ということで低いb値を用いて冠状断でDWIを撮影することで病変を見逃さず検査ができるという主旨でした. b値は300くらいです. 拡散フェッチのことはおわかりのようにこれだと良性のものも描出されてしまうと...いやそうではなくて両方描出して見逃さないための工夫ということでした. いわゆるロカライザーみたいな使い方ですが, それがGOODだと思いました. 僕もやってみようと思ってます. 紅一点のエントリーでした. ありがとうございました.

9演題連続のプレゼンだったので皆さんお疲れでしたね. 来年は休憩作ります. 再度プレゼン見た後に画像をということで皆さん展示に多くの方が集まっていました.

シャーカステン上のプレゼンはやはり良いですね. 画像の本物が見れますものね

肺動脈, 下肢静脈です.

皆さん真剣な眼差し

動画でのプレゼンもありました.

SIGNA甲子園トレーナを着てくださった. 土橋さん.

日本医大 土橋さんの講演会=勉強会ですね.!!

造影MRAに関してお話してください. とお願いしました. 世の中確かに非造影に関心がありますが, 本当に造影MRAはなくなるのでしょうか?というのがコンセプトでした. 今回の甲子園の展示画像を見てもまだまだ造影検査, 造影 MRAの臨床的価値は高いものと思います. これからMRIの検査をされる方, また中からパワーユーザの方も大変為になる話であったと思います. 他機種の情報も知ることででき面白かったですね. スラブ-フェーズループ, フェーズ スラブ ループというのがあり, GEでは後者を選択しているということでした. 確か心電図同期かけるとGEでもスラブ-フェーズループができます. 尚土橋さんのプレゼンはCD-Rで対応してくださるということでもう大変な反響になっているようです.

司会の尾崎さん(北里大学医療衛生学部) 津田さん ご苦労様でした.

ここからはGEYMSがとりしきりました.

GEYMS 森さんからGEの取り組み 歴史についての話がありました. 品川にも大きな垂れ幕がありましたね. 皆さん気付きませんでした?

マーケティングの内海さんから RSNA前情報ということMRの取り組みに関して( 社内) 尚ここからは学術参考資料です.

新しい生産ラインアップ HDを挟んでHD x, HD eというのが新しく追加されます. つまり3つの生産ラインになります.

SIGNA EXCITE HD xの外観です. RSNAではモックアップも出すということでした.

コンソール周りもこのようにシンプルになります.

そのXの新しいアプリケーション GEMと呼ばれる新しいアプリーケーション登場 その他にも多数ありますね. XVがついたアプリもありますね. スライド左上?SIGNA HD xではなくてSIGNA HD e登場.

液晶がこのようにワイド(大きくなります)になります. オートボイスもつきます. サイレントスキャンもつきます. 日本語表示も可能とのこと. もっとすごいのは

機械室のないレイアウトが可能だそうです. HD eは皆様の声を反映して作成したMR装置だ!!ということでした.

今後いろいろなメディアを通して詳細な内容は明らかになると思います. 皆さん速報ということでがまんください.

ということで長々とイベントSIGNA甲子園の報告をしてきました. ユーザとメーカの新しいコラボレーション イベントSIGNA甲子園 来年是非皆さんこの時期楽しみください. 低磁場も!!という声も聞いています. なるべく要望に応えれるようにがんばります. 尚この記事 写真の転載は固く禁止します. 宜しくお願いします.

報告 SIGNA甲子園実行委員長 高橋光幸

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