第7回神奈川GE1.0TUMT内容紹介 2002.9.23

第7回神奈川GE1.0TUMTが9/21川崎幸病院で開催されました。参加人数は37名でした。たくさんの御参加ありがとうございます。今回は超急性期の脳梗塞の撮影方法にスポットをあてました。まず撮影法を考えるうえで、超急性期の脳梗塞の診断と治療(背景)をメディカルDRにお話をしていただいたほうが良いのではないかと考えました。幸いにも、川崎幸病院では時間外救急にMRも用いてるとのことで、超急性期の脳梗塞にトライアルしているということでした。そこで川崎幸病院の川崎幸病院副院長兼脳神経外科部長 岩井 良成先生に御講演をしていただきました。川崎幸病院では超急性期の脳梗塞の治療を積極的に行っています。t-PAを用いた血栓溶解、バルーンによる血管形成、およびステント、外科的手術では内頸動脈の内膜剥離手術、バイパスなど、具体的に多数の症例をビデオプレゼンテーションしていただきました。個人的には内膜剥離術とバイパスの手術の見事なメスさばき、そしてミクロの世界の糸の縫いなど本当に驚きました。アテロームって黄色なんですね。また綺麗に削除することができるんですね。驚きました。先生御講演ありがとうございました。
先生の紹介をする川崎幸病院の谷口さん、少し緊張して顔がこわばってみえました。 先生に質問する北里大学の秦さんでした。ちなみに私も質問させていただきました。こういう機会は滅多にないので、思い切って質問しました。
GE-YMSからのアナウンスは、MR営業部の森さんからしていただきました。内容は最近話題となっている心臓のMRIの話です。FIESTAによる心臓のシネMRI、そしてFAST CARD ET法による心臓の心筋PERFUSION、最後にDelayed Enhanement等です。
教育講演はGE-YMS 営業技術の中村さんに実際のfunctoolの使用方法について教えていただきました。結構復習ができてよかったです。恥ずかしながら、知らないこともありましたので勉強にもなりました。中村さんありがとうございます。
今回は超急性期の脳梗塞というテーマのため、やっていない施設もあるため、発表施設が少ないように思えました。この写真カンファランスはこのUMTの名物というか最大の良い点です。みんなでディスカッションを行いました。これがまたまた面白く、各施設考え方が相違していて面白いです。拡散強調画像の撮影の他にポイントは2つありました。まず2D-PC法です。これは簡単に短い時間で撮影できる。そして全体像を捕らえるには最高の方法だと思います。意義はGE-Todayに書いてあるので是非、見ていただけたらと思います。北里大学の秦さんも同様にPCを用いていました。次に FLAIR法です。FLAIR法によるAHの存在はやはり重要だと考えている施設が多かったように思えます。EPI-FLAIR法でも描出できるという施設がありました。是非やってみようと思います。埼玉からもなんとユーザーさんが来てくれました。市原さんはMRSを用いて、急性期の脳梗塞の評価をおこなっています。その紹介を最後にしてもらいました。ありがとうございます。
みんな真剣な顔で写真を見ています。是非多数の参加お待ちしています。