第21回神奈川GE1.0/1.5T UMT
03/27.05

第21回神奈川GE1.0/1.5TUMTが3.26川崎幸病院で行われました。会場を貸していただいた、川崎幸病院の皆様ありがとうございました。袴田さん、中さん感謝してます。また宜しくお願いします。参加者は27名で少し少なめでしたが大変盛りあがりました。ありがとうございました。昨年の6月以来だったので、少し懐かしく川崎駅から会場まで歩いていきました。新しくコンビニができたり、駐車場ができたりと少し様変わりしていて楽しめました。16:00-19:00と長かったのですが、今回は余裕をもってやったので休憩も2回あってよかったですね。

フリートークでは多くの施設の方がフィルムを持ってきてくれました。ありがとうございました。皆さん綺麗に撮影してますね。驚きました。

初登場はGEYMS西村さんです。栄共済担当の営業さんで、とてもいい人です。今回はGEのメールサービスSMART MAILの紹介をしていただきました。

最近のメーラーはスパム対策もほどこされているので、スパムに認定(スパムというフォルダーにはいっているとわからない)されないように注意しましょう。

VCT(64列MDCT)の話はJRCに登録しないと(学会にいかないと)聞けないので皆さん注意くださいね。僕も是非聞きに行きたいと思います。

引き続きGEYMS 鈴木さんからITEM2005の情報をいただきました。テーマは上記スライド参照ください。

これが今回のGE主力製品群です。新しくFIという部門がNM/PETに代わってできました。こちらのほうに東北担当の斉藤さんが代わられました。

これはブースの見取り図です。入り口入ってまっすぐいくとGEブースに行けます。その周囲のブースに行っているところを鈴木さんに見つかるとGEブースに強制的に引き戻されるそうです。皆さん他に行くときは気をつけましょう。私に見つかってもGEブースに連れて行きます。

今回はRSNAの報告であったEXCITE HD(ハイディフィニション)の紹介があります。GEはコイル、アプリとも充実しているとのことでした。勿論既存のものもEXCITE HDでは改良されているとのことです。確かにコイル、アプリとも充実していると思います。その中ではFOOTコイルにECTRICKSの造影MRAがありますが、これは使えると思います。きちんと動静脈分離できますしね。もうDSAはいらない?足の血管種の画像をある研究会で見せていただきましたが、こういうものに対してもMRAを撮影できる時代になったということですね。是非ブースに足を運んでいただき、生で見ていただければと思います。

これは皆さんもう知っている情報だと思いますが3.0TでBODYの薬事が通ったということです。これで症例数が多くなりますよね。やはりSNが良いというのは魅力的ですよね。

こちらもブースに来て頂き、実際の画像などを見ていただければと思います。

GE YMS中村さんからは上記タイトルで講演をいただきました。とても良いTipsなのでUMTの皆さんにファイルを共有できるように交渉してみますね。早速プロトコール作るぞ!!

GE Todayと連動した、初の試みです。紙面のみでなく実際にレクチャーを聞ける。とても使える雑誌、GETodayです。○ 皆さん見てるでしょう?

これが撮影条件です。いつも最新のものばかり目がいきがちですが、ちゃんと自分の道具を見回せば、使えるものはたくさんあるということで大変刺激になりました。

Advancedコーナでは中さんにあの有名な半カブリMRAを検証していただきました。

本方法は札幌医科大学の原田さんが見つけた方法です。原田さんこのWEB読んでくれるかな?

中さんがやるとテーブルを移動してもズレないということでした。ふーんすごい。結局ハードの精度の問題なのでしょうか?ちなみに栄共済ではファントムも人もずれました。

上と下のスラブはFAを変化させることで、信号ムラをなくしたそうです。

まとめですが、スラブがルーチンと比較して大きいのでTRを長く設定することで飽和を抑制するということでした。TRに関しては私も頭になかったので大変勉強になりました。つまりMRAもバリアフリー仕様があって良いということです。若年齢と高年齢で使いわけることも重要だと言うことです。中さん達の検討ではルーチンのすっぽりかぶって、MOTSA 3 SLABでやったほうが良いという結果でした。

まーそれはそれで検討した結果なので良いと思います。

昭和大学藤が丘病院の安田さんです。こちらは前回の酒井さんのマルチ加算を用いたDWIの腹部版ということになります。

とても興味深いのは、横断だと歪むけど矢状断だと歪まないということでした。不思議だ!!この発表は昨年のMR学会でも発表されたのですが、今年のJSRTでは新しい検討も付加されているので是非、皆さん学会に行ってくださいね。

さて司会を北里大学の秦さん、同衛生学部の尾崎さんに代わりまして皆さんと一緒に写真を閲覧しました。フリートークのコーナーです。トップは栄共済の高橋でBPASの初期経験と2D-PCが有用だった1例を紹介しました。それではBPASネタで

皆さんこの画像わかりますか?Basi-parallel anatomical scanning(BPAS ビーパス)と呼ばれる画像だそうです。黒岩市国民健康保険 黒石病院放射線科の長畑先生が御考案された撮影方法です。(NIPPON ACTA RADIOLOGICA 2003 ; 63 : 582-584 ) 情報元は東北UMTのMLおよび鶴岡協立病院の酒井さんです。ありがとうございました。GEYMS斉藤さんもありがとうございました。この画像みたく厚い(20MM程度)スライス厚でSSFSEおよびFSEを用いて斜台に平行かつ後方に1枚設定し撮影します。できがった画像は白黒反転表示させます。論文を読んでいただければOKなのですが椎骨脳底動脈血管壁を簡単に描出させるのに良い方法ということでした。

通常のMRAを撮影しても右の血管は描出されていません。勿論BPASでも描出されていません。=右の椎骨動脈は低形成といえる?そうです。

では次に別の症例でBPASだと左の椎骨動脈が描出されています。

でもMRAだと見えません。ゆえに両者画像に乖離が生じていますのでこれは閉塞しているということです。MRAのみならずBPASと横断のT2強調画像は必要だということですね。この画像はSSFSEなので数秒で撮影できます。したがって患者さんの体動が激しいときも使えるということになります。なるほどBPASね。

中さんと相談していたわけではないのですが、BPASの画像と頭部MRA 半カブリ法でした。BPASはFSEで1分30くらい時間をかけていました。あと皆さんClariViewを使用してX社みたいな画像にしているのですね。でもまーある機能なので使用してもしなくても良いと思うのですが、僕も秦さんもかけない派なので案外意外でした。

松戸市立病院の新井さんです。初めまして、宜しくお願いします。EXCITE xlの8チャンBRAIN COILのMRAを見せていただきました。反転して臨床医に提供しているとのことでした。フィルムは実際に臨床に出しているレイアウトだそうです。とても綺麗なので皆で感動していました。この後MRVの画像も見せてもらいました。冠状断で撮影されていました。また下肢静脈の写真もありました。呼吸補正は併用していないということでした。平間さんが来られないので新井さんが代わりにこられたということでした。遠いところありがとうございました。

秦野赤十字病院の大沢さんです。大沢さんも本当に感服するくらいまじめな方で大変勉強熱心です。

大沢さんは3D PCを用いて腎動脈にトライしていました。結構綺麗に撮影できるので皆さん驚いていました。私も今度トライしてみようと思います。なんでもやってみないとね。始まらないからね。

旭中央病院の佐藤さんです。今年から世話人を引き受けてくださいました。世話人引き受け第一弾ということで頭部のルーチンMRAを持ってきてくれました。1スラブでの撮影ですが広範囲に撮影できており、かつ綺麗に末梢まで見えていました。1.5TってやはりMRAはいいんですね。正直あまりにも綺麗でPosterior Circulationはとても細かいところまで見えていました。旭中央病院のMRIはいつ見ても綺麗ですね。

帝京大学溝の口病院の原子さん。頭部MRAの画像をもってきてくれました。MIPは工夫されていてAnteior, Posterior Circulationと分かれていました。

こちらがプレゼン画像です。一番左に見える3D PCに何か興味が湧きました。やはりPosterior Circulationをより綺麗にということでした。ところかわればと言いますが、いろんなうちのやり方(北海道UMTっぽく)があるんですね。

昨日はイラン戦ということで、そこら辺にある画像を焼いてきたということでした。けいゆう病院の五十嵐さんでした。もうそんなのりで大丈夫です。それにしては3D TOFの頚部MRAは綺麗でしたね。やはり8チャンネルのNVは綺麗ですね。神奈川UMTの画像は皆さん綺麗ですね。本当に感心しました。

とりは北里大学の秦さん。ボランティアの鎖骨下動脈です。綺麗に撮影できていましたね。BODY COILです。矢状断の呼吸補正GRASSを用いたそうです。秦さんも本当に忙しいのにいろいろやってくれます。ありがとうございます。またいつも綺麗とくるからまいちゃいますね。

ということで今回は20回記念の後ということで写真を中心にUMTの原点に戻ってみました。戻ってみるとやはり写真でフリートークはいいですね。ということです。

MRIの原理を話すところではないので、是非普段やっていることで良いので写真を持ってきていただき、皆と談笑しましょう。撮像条件やTIPSなどがメインですからね。お気軽に参加ください。次回は5月を予定してます。

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