第2回 東京・多摩・神奈川合同GE MR User’s Meeting内容
7.11.10

神奈川UM 代表 川崎幸病院 中先生

多摩UM代表 公立昭和病院 鈴木先生

去る6/26(土)に第2回 東京・多摩・神奈川合同GE MR User’s Meetingが東京駅八重洲ビジネスセンターで行なわれました.参加人数は70名弱ということで,大盛況でした.神奈川代表の川崎 幸 中先生の挨拶および多摩代表 公立昭和病院 鈴木先生の司会で会が始まりました.ちなみに天気は蒸し暑く,すこし雨がぱらぱらという感じでした.鈴木先生から,今回の会を開催するにあたってメールを100通以上やりとりしたこと,また中先生が中心になっていろいろ意見をとりかわしたことなど,事情も紹介くださいました.中先生はじめ,鈴木先生,また東京UMの東大 渡辺先生大変お疲れ様でした.また今回共催いただきました.バイエル様,GEHC-Jの皆様に厚く御礼申し上げます.

会場の雰囲気はこんな感じ.机がないとメモがとれないということで,机を置いたのですが,スクリーンがすごく遠くなってしまったため,机をできるだけ前に,前におきました.GEの皆さんお疲れ様でした.

バイエル 島村様

EOB・プリモビストによる肝腫瘍の診断-肝細胞癌を中心に-ということで,現在のトピックスから,診断方法までうまくこの診断薬の特性をまとめていただきました.この診断薬のメインは肝細胞癌であるが,すべての癌が黒く抜けるわけではないということを強調されていました.たとえば,グリーンhepatomaのようなタイプの腫瘍,胆汁の排泄障害といわれているが,かならずしもそうではないということ(トランスポータの関与),高分化型肝細胞癌ではいまだ,低信号になるということはコンセンサスがとられていないということでした.島村様の講演では,低信号になれば診断が簡単であるが,基本的に正常肝細胞imageであるので,特性を忘れてはいけないという主旨でした.とてもうまくまとまっていたので,聞いていた方でEOBの検査を施行されている方にはGoodであったと思います.

Signa甲子園2009で特別講演をさせていただきましたが(Signa・るにありますので是非ご覧になってください)そこでは,まず真似てみることは重要だ!!というお話をさせていただきました.とかく人はやりもせずに批判を言う方もいますが,私は昔から,批判する前にまずはやってみる.やってみなければ何もわからない.というポリシーをもち仕事に励んでいます.後輩にも指導しています.今回もまずは真似てみるという企画です.昨年も同じ企画がありました.Signa甲子園2009のネタを真似て,どうであったのか?意見を語っていただきました.それぞれ皆さん真剣にやってきた!!という印象でした.素晴らしい.お疲れ様でした.

まずは多摩UM 慈恵医大第三病院 高村様

あの金賞のネタ「Volume Diffusionの時間短縮」 青森UM  青森中央 佐藤先生のネタを検討してもらいました.高村様からは絶賛の言葉しか聞こえませんでした.ver15から使えないので,要注意ということでした.

青森の佐藤先生も喜んでくださっているのはないでしょうか?

次は神奈川UMの期待の新星 昭和大藤が丘病院の本寺先生です.先生は静岡UM 焼津市立 村松先生の「つなぎ目をなくしてみよう毎日使っているであろうTOF-MRAを改善しよう」をネタを検討くださいました.村松先生と私は大学の同期なので,喜んでいると思いますよ.こちらもこれを検討してから,院内の撮影プロトコールを見直したということでした.ほら.こうやって皆さんやってみることがいかに重要であるかお分かりになったと思います.また,もし病院に持ち帰って使えるのならば,それは最高の題材ということです.素晴らしい.

次は東京UMから慶応大 大出先生です.先生のとりあげてくださったお題は,「subtraction TOF のすすめ」北海道UM 麻布脳外 浜口先生のネタです.実はこのネタ大阪で生で見せていただきました.DRからの要望を忠実に,工夫で実現した点が素晴らしく,絶対賞をとると予感していたネタです.手前味噌ですが,RAD FANのMRIを上手く利用するにも御執筆いただきました.大出先生の検討では多少のデメリットもあったようです.詳細はお伝えしませんが,そういうのもありで,聞いている皆さんがこういうこともおき得る,皆さんの引き出しが増えればと思います.ちなみに,私も先日,この方法を使いたいという症例に突然出会いました.でも真似てみていない私は,すぐには対応できませんでした.このように引き出しが少ないとこうなりますので,皆さんはそういうことのないようにしっかり真似てみてください.

各UMで惜しくも本選を逃した,とっても素晴らしい内容を披露していただきました.内容は,この先の甲子園予選もあるので,詳細には述べません.きていただいた方の特権です.まずは多摩UM 当時東海大八王子から東海大東京へ異動された杉山先生です.超マニアックなことから,本選へいけなかったというコメントが大勢のお笑いをとっていました.私も唖然としてしまった,この演題は確かに超マニアックでした.

次に神奈川UMから北里大学病院 水上先生です.このアイデア,演題も素晴らしい演題です.ちなみに栄共済病院も最近はこのネタを少しだけmodyfyして,臨床に使っています.

東京UM 四谷メディカルキューブ 高瀬先生

この演題は症例というか,大変勉強になった演題でした.私も初めて見ました.FIESTAを使用しているので,私から,バンディングアーチファクトの対応に関して質問させていただきました.

教育講演で拡散強調画像の撮影法-歪みの原理を中心に-ということで発表させていただきました.写真は北里大 秦先生に撮影していただきました.eDWIの情報も流してしまいましたが,皆さんどのように感じられましたでしょうか?現在の最新機種ではほとんど歪まないので,あまり参考にならないかもしれません.でもここも基本がわかっているといろいろな使い方がまだまだたくさんあって面白いかもしれませんよ.

多摩UM 公立昭和 細川先生

神奈川UM けいゆう 五十嵐先生

東京UM 東大 渡辺先生

CUBEの撮像条件の工夫とポイントということで,各UMから御発表いただきました.一部内容を公開しようとも思いましたが,面白い内容も含んでいるので,やめておきます.

感想ですが,面白かったです.CUBEって全然使われていないシーケンスです.これを臨床で様々な引き出しの道具にするためのmodyfyをわれわれはやらなければなりません.そういった意味で私個人も何か本当に,もっとつかえないのか???検討を加えてみたくなりました.

やる気という意味でもこのコーナは,いい効果を与えていただいたと思っています.CUBEがなくても3D FSEは使えるわけで,これらも工夫で何かできないか?検討する価値はあると考えます.各先生方お疲れ様でした.

この後渡辺先生から閉会の言葉をいただきました.お疲れ様でした&面白かったです.なんでも楽しければ,面白ければ○です.

Signa甲子園2010 in AKBということで今年の実行委員長を務める,東京医大八王子 津田先生です.先生から豊富と会の紹介を述べていただきました.12/5ですから,皆さん秋葉原には絶対いきましょうね.

今年の実行委員会の先生方です.左から千葉UMから松戸市立病院平間先生,埼玉UM 南越谷健身会クリニック検査センター 永山先生,真ん中 津田実行委員長,神奈川UM 中先生,東京UM  渡辺先生です.がんばるぜ!!イエー!!

この後神奈川UMの中先生幹事のもと(中先生,何から何まですみません.)懇親会開催,会参加者の半分の方が懇親会になだれ込みました.この関東圏のSignaユーザも改めて熱いということを改めて思いました.MRのこと,仕事のこと,病院のこと,皆さんお酒が入るとしゃべるしゃべる.面白かったです.

さて体調不良のため,先週はパソコンを開くのをやめておりまして,報告が遅くなったことをお詫びします.皆さんもこんなどんよりな天気が続きますので,お体是非御自愛ください.ちなみに私は,甲子園予選で何を出すのか?毎日考えている状況です.皆様も安全に検査しながら,いろいろ考えてみてくださいね.

横浜栄@高橋光幸

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