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『うつほ物語』総合研究文献目録U 論文編  

 (初出「國文學」學灯社・1998.2.10 /2008.05.02 増補)

2005.2006年発表論文等を増補しました。


H 論文目録/芦田目録以後


2005年発表の論文一覧

松野 彩「『うつほ物語』「内侍のかみ」巻についての考察−繰り広げられる恋愛模様を中心に」/「国語と国文学」1月号/2005・01

伊藤禎子「引用漢籍通覧― 『源氏物語』 以前」/『古代中世文学論考』第十三号/ 新典社/2005.01

江戸英雄「露 『うつほ物語』のあて宮詠「七夕の逢ふ夜の露を…」をめぐって」『平安文学場面生成プロジェクト論文集@《水》の平安文学史』(国文学研究資料館/2005.02.25)

中村康夫「 血―平安文学における表現の様相」『平安文学場面生成プロジェクト論文集@《水》の平安文学史』(国文学研究資料館/2005.02.25)

佐藤厚子「『うつほ物語』における慰霊・鎮魂」「椙山女学園大学研究論集(人文科学篇)」36号 /2005.03.01

狩野一三「『うつほ物語』俊蔭巻の論理―「孝」観念との関わりから」「愛知県立大学大学院国際文化研究科論集」6号/ 2005.03.03

斎木泰孝 「「うつほ物語「風だに君に見せずやあるらむ」の解釈をめぐって」「王朝細流抄」8号 /2005.03.10

南谷美保 「 雅楽演奏と神仙思想との関わりをめぐって―琴(きん)を弾く人・琴(きん)を聴く人の想い」「埴生野」/ 2005.03.14

三浦則子 「『うつほ物語』の表現―蝉の声」「国文白百合」36号 /20005.03.15

沖奈保子 『うつほ物語』の和歌―死をめぐる歌について 日本女子大学大学院の会会誌 24号 /2005.03.25

西山登喜「『うつほ物語』における兼雅の機能ー仲忠との関連性をめぐって」/「 物語研究」第五号/物語研究会.2005.03  

南谷美保「雅楽と神仙思想との結びつき―琴という楽器をめぐって」/「アジア遊学 73 日本文化にみる道教的要素」/勉誠出版.2005.03

後藤幸良「『うつほ物語』の春物語―物語の構想枠として<季節観>・一」/「相模国文」32号/相模女子大学国文学会.2005.03

伊藤禎子「『うつほ物語』「絵解」資料」「学習院大学大学院日本語日本文学」1号/ 2005.03.31

鈴木慎一「 平安時代の「大饗」―仮名作品を主文献として」「国文鶴見」 39号/ 2005.03.31

土居奈生子「〈大宮〉考―『源氏物語』とその前後」「 静大国文」 44号 /2005.03.31

三木雅博「〈継子いじめ〉の物語と中国文学 『うつほ物語』忠こそ・落窪・住吉の成立を考えるために」/「 國文學/特集 平安時代の文学とその臨界―いま何をしようとしているか」/學燈社.2005.04

江戸英雄「『うつほ物語』「俊蔭」巻の主題と方法―花と紅葉をながめて琴を弾く」「 国語と国文学」82−5/ 2005.05.01

猪川優子「『うつほ物語』天啓の具現化と皇室―始祖俊蔭からいぬ宮へ」「 古代中世文学論考」14号/ 2005.05.17

猪川優子「連歌師里村昌純の『葦守紀行』柏亭本『うつほ物語』親本所持者の旅の記録」/「古代中世国文学」21号/2005.05.31

伊藤禎子「俊蔭一族の物語と楼/「中古文学」第76号/2005.10.31

大井田晴彦「『うつほ物語』物語の主人公 光源氏と藤原仲忠・その魅力について」上原作和・編集『人物で読む源氏物語A光源氏T』/勉誠出版.2005.06.10

大井田晴彦「ふたりの藤壺」上原作和・編集『人物で読む源氏物語B藤壺の宮』/勉誠出版.2005.06.10

本宮洋幸「《書評・紹介》上原作和・正道寺康子編著『うつほ物語引用漢籍注疏−洞中最秘鈔』 」/『古代文学研究第二次』十四号・古代文学研究会・2005.10.19 *本書の内容はこちらへ

伊藤禎子「俊蔭一族の物語と楼」「中古文学」 76 2005.10.31

伊藤禎子「『うつほ物語』〈絵解〉小考 学習院大学人文科学論集」 14 2005.10.31

松野 彩「『うつほ物語』「楼の上・上」巻末についての考察−朱雀院と俊蔭女の贈答歌の解釈をめぐって」/『平安文学研究 生成』笠間書院/2005・011.05

大井田晴彦「父と娘の絆―俊蔭女と末摘花をめぐって」上原作和・編集『人物で読む源氏物語H末摘花』/勉誠出版.2005.11.10

三村友希「<蝶>を追ういぬ宮―<琴の族>の一族、もう一つの結末への幻視」『古代中世文学論考/第16集』 新典社.2005.11.25*本書の内容はこちらへ

本宮洋幸「季英の弁の、娘に琴教え給ふこと−『うつほ物語』藤英論」/『名古屋大学国語国文学』七三号・名古屋大学国語国文学会・2005.12.


2006年発表の論文一覧

安倍素子「奈良絵本絵巻『うつほ物語』について(二)―万治版への影響」「尚絅大学研究紀要」 29 2006.02.27

関 一雄「 『うつほ物語』の表現手法―「藤原の君」巻の動画的表現と静止画的表現をめぐって」「 山口国文」 29号 2006.03.31

江戸英雄「『うつほ物語』の生成について−いわゆる「重複」本文の問題から」/「物語の生成と受容」国文学研究資料館 平成17 年度研究成果報告/2006・03

後藤幸良「『うつほ物語』の秋物語―物語の構想枠として<季節観>・二」/「相模国文」33号/相模女子大学国文学会.2006.03

伊藤禎子「『うつほ物語』の〈絵解〉」「物語研究」 第6号 物語研究会/ 2006.03.31

西山登喜「『うつほ物語』乳房の記憶―いぬ宮誕生場面を媒介に」「フェリス女学院大学日文大学院紀要」 13号 2006.03.31

江戸英雄「『うつほ物語』の生成について−いわゆる「重複」本文の問題から」/「物語の生成と受容」国文学研究資料館 平成17 年度研究成果報告/2006・03

後藤幸良「『うつほ物語』の秋物語―物語の構想枠として<季節観>・二」/「相模国文」33号/相模女子大学国文学会.2006.03

室城秀之「特集・説話・物語の異空間 波斯国―『うつほ物語』」「解釈と鑑賞 71−5至文堂/ 2006.05.01

大井田晴彦「二人の姫君の歌―明石姫君といぬ宮をめぐって」上原作和・編集『人物で読む源氏物語K明石の君』/勉誠出版.2006.05.20

大井田晴彦「「そらごと」から出た「まこと」―『うつほ物語』「内侍督」から『源氏物語』「蛍」へ」上原作和・編集『人物で読む源氏物語L玉鬘』/勉誠出版.2006.05.20

山本啓介「字余り歌の法則から見た『うつほ物語』現存本文の特異性について」」「日本文学」 55−6/ 2006.06.10

松野 彩「『うつほ物語』の服喪表現についての考察―袖君と実忠の北の方の服喪をめぐって」「中古文学」 77号/ 2006.06.30

大井田晴彦「 文学史の中の『源氏物語』1 薫と出家遁世譚」上原作和・編集『人物で読む源氏物語P薫』勉誠出版 2006.11.30

本宮洋幸「実忠物語と求婚和歌―『うつほ物語』長篇化の一様相」「日本文学」 55−12号/ 2006.12.10

田中 仁「『うつほ物語』の贈り物と手紙」「親和国文」 41号/ 2006.12.01


1995〜1996年発表の論文一覧

藤本勝義「古代物語の視点と心中表現−源氏物語・宇津保物語をめぐって」青山学院女子短期大学紀要49/1995.3

東野治之「上代文学と異国体験−『うつほ物語』を手がかりに」『日本文学史』第一巻/岩波書店/1995.12

金井利浩「『花ざかりにほひこぼるる』をめぐって−『うつほ物語』和歌の読みの可能性」解釈42-2/1996.2

項  青「宇津保物語俊蔭巻における異境−仲忠母子の北山うつほ篭りを中心に」和漢比較文学16/1996.2

高野英夫「うつほ物語 いぬ宮の秘琴伝授について−俊蔭女への秘琴伝授との関連を契機として」中古文学論攷17/1996.3

室城秀之「『うつほ物語』語彙雑考D−「仰ぐ」「挙る」「栄す」」国文白百合28/1996.3

上原作和「物語史の<中央>と<辺境>−方法としての<周縁>、もしくは日本文化論のための序章」人文科学・創刊号・大東文化大学人文科学研究所/1996.3

山本令子「『宇津保物語』春日社頭和歌に関する一考察」和歌文学研究72/1996.6

室城秀之「『物語』を作る−うつほ・落窪」『日本文学史』第二巻/岩波書店/1996.7


1997年

正道寺康子「『うつほ物語』における花紅葉の露−甘露との関連」「新潟大学国語国文会誌」39/1997.3

立石和弘「抱かれる子-『うつほ物語』犬宮と仲忠の造形をめぐって」野洲国文学59/1997.3

江戸英雄「異郷と恩愛−うつほ物語の主題」国文学研究資料館紀要23/1997.3

猪川優子「『うつほ物語』の<秘琴>と<あて宮>−『繋がり』の形成をめぐって」古代中世国文学9/1997.3

高野英夫「うつほ物語における拒否する女達−いぬ宮への秘琴伝授との関係から」/中古文学論攷18/1997.3

芦田優希子「際だちゆく<琴の一族>−『蔵開』の巻より」詞林21/1997.4 

室城秀之「前田家本『うつほ物語』はどのような本か」物語研究会会報28/1997.8

室城秀之「『うつほ物語』の手紙文−特に『蔵開』『国譲』の巻について」『源氏物語とその前後』武蔵野書院/1997.9

稲員直子「『うつほ物語』の『花紅葉』表現」矍麦6/1997.10

宮谷聡美「実忠物語−『うつほ物語』の長歌」/平安朝文学研究・復刊6/1997・12

堀田正臣「『宇津保物語』「いね」(因縁の連声表記)の存否をめぐって」/国語国文研究33/1997・12

一文字昭子「平安時代の女一宮−史実と物語(『うつほ物語』『源氏物語』『狭衣物語』)から−」/国文目白/1998・2


1998年

大井田晴彦「『うつほ物語』国譲巻の主題と方法−仲忠を軸として−」/国語と国文学/1998・3

正道寺康子「漢訳仏典から『うつほ物語』阿修羅へ−」/『書物と語り−新物語研究5』若草書房/1998・3

大井田晴彦「俊蔭一族復興−「蔵開」における<書物の力>」/『書物と語り−新物語研究5』若草書房/1998・3

江戸英雄「『玉琴』を読む−『うつほ物語』論へ向けて」/国文学研究資料館紀要24/1998・3

関 一雄「『うつほ物語』と『源氏物語』本文−絵解と絵巻詞書との対比を中心に」/山口国文/1998.3

島田和枝「『宇津保物語』の琵琶」/「広島女学院大学大学院 言語文化論叢」創刊号/1998.3

猪川優子「柏亭本『うつほ物語』(広島大学蔵)の特色<その一>−俊蔭巻本文の前田家本との比較を中心に」/古代中世国文学11/1998・4

山口 博「日本のアラビアンナイト『宇津保物語』」/新潮45/1998・6

大井田晴彦「物語における主人公の系譜−『うつほ物語』から『源氏物語』へ」/『文学史上の「源氏物語」』/至文堂/1998・6

田村俊子「『宇津保物語』と『源氏物語』−物語における一世源氏の可能性」/「帝京国文学 5」/1998・9

加藤和江「琴の一族の弾琴拒否−うつほ物語俊蔭巻をめぐって/「古代文学研究 第二次」/1998.10

斎木泰孝「『うつほ物語』のあて宮求婚譚と実忠物語−「藤原君」における志賀寺参詣について」/稲賀敬二編著『平安朝の文学−一条朝の前と後−』新典社/1998.11


1999年

斎木泰孝「『うつほ物語』から『狭衣物語』へ(上)−『道芝の露』から『草の原』をめぐって」/「安田女子大学紀要 27」/1999.02

山本登朗「親と子−宇津保物語の方法」/『森重敏先生喜寿記念 ことばとことのは』和泉書院/1999.03

鈴木 泰「宇津保物語における基本形のテンス」/国語学/1999.03

稲員直子「吹上の宮の世界−『うつほ物語』の「花紅葉」表現との関わりから」/「会誌 18」(日本女子大学)/1999.03

稲員直子「『うつほ物語』の兼雅に課せられたもの−人物像の二重性を考察して」/「日本女子大学大学院文学研究科紀要 05」/1999.03

大井田晴彦「『うつほ物語』の世界−その作家精神をめぐって」/鈴木日出男編『ことばが拓く古代文学史』/笠間書院/1999.03

土井奈生子「『うつほ物語』における「あて宮」創出 ー母方に由来する名「藤原の君」を手がかりにー」/「情報表現論集」02/1999.03

田中隆昭「『うつほ物語』俊蔭の波斯国からの旅」/「アジア遊学−東アジアの遣唐使」03/1999.04

室城秀之「共食の思想−うつほ物語の世界」/『叢書 想像する平安文学/交渉することば/第04巻』/勉誠出版/1999.05

宮谷聡美「『かはらけ』に書かれた歌−『うつほ物語』実忠物語における歌物語の継承と発展」/『叢書 想像する平安文学/交渉することば/第04巻』/勉誠出版/1999.05

大井田晴彦「『うつほ物語』の転換点−『内侍督』の主題と方法」/「国語と国文学」/1999.06

河合隼雄「『うつほ物語』の中の女性像」『新編日本古典文学全集 うつほ物語@』月報/小学館/1999.06.20

三田村雅子「『うつほ物語』の黒髪」『新編日本古典文学全集 うつほ物語@』月報 /小学館/1999.06.20>

猪川優子「『うつほ物語』における俊蔭女の美−『横の繋がり』との関わりを中心に」/「古代中世国文学」13/1999.07

飯島一彦「『駒の遊び』−『うつほ物語』から」/『歌謡 雅と俗の世界』(和泉書院)/1999.09

斎木泰孝「『うつほ物語』求婚者像とその配列」/「安田女子大学大学院博士課程完成記念論集」1999.09

柳 瀞先「『宇津保物語』俊蔭一族の琴の両義性−俊蔭と仲忠の予言の視点を通して」/「古代文学研究第二次」08/1999.10

猪川優子「『うつほ物語』仲忠の因縁−変化する琴の音」/「古代中世国文学」14/1999.12

室城秀之「『うつほ物語』飲食関係語彙総覧−照明具」/「白百合女子大学研究紀要」35/1999・12

野口元大『校注うつほ物語 現行主要テキストとのページ数対照表』/私家版/1999・12.10/『校注古典叢書 うつほ物語 五』完結に際した付録 奥付なし


2000年

小山利彦「細川幽齊本『宇津保俊蔭を軸とした本文比較・上」/「専修国文」66/2000.01

河村香果「『うつほ物語』の求婚者と構想−あて宮の春宮入内決定の論理をめぐって」/「国語国文論集{安田女子大学}」30/2000.01

室城秀之「『うつほ物語』調度関係語彙−照明具」/「国文白百合」31/2000・03.15

杉野恵子「花びらや葉に歌を書く(書きつく)という表現について−『うつほ物語』を中心に」/「実践教育」19/2000・03.17

江戸英雄「なん風の琴−『うつほ物語』と漢文学」/「国文学研究資料館紀要」26/2000・03.20

高野英夫「『うつほ物語』 宰相の君母子の意味−楼の上上巻冒頭部を中心に」/『源氏物語と王朝世界−中古文学論攷20』/武蔵野書院/2000・03.20

高橋 亨「書評・室城秀之著『うつほ物語の表現と論理』/「国語と国文学」/2000.04.10

越野優子「『楼の上』から『幻』へ−物語終焉の視座から」/「詞林」27/2000・04

江戸英雄「『うつほ物語』における歴史的文脈の形成−忠こその出家をめぐって」/「国語と国文学」/2000・07.10

大井田晴彦「『うつほ物語』の言葉と思想−『孝・不孝』『才』をめぐって」/「国文学/特集・古代語」/学燈社/2000.08.10

猪川優子「柏亭本『うつほ物語』(広島大学)の特色<そのニ>−藤原の君巻・忠こそ巻」/「古代中世国文学」15/2000.07.31

小山利彦「細川幽齊本『宇津保俊蔭を軸とした本文比較・中」/「専修国文」67/2000.09

福田秀一「『とはずがたり』の「〜時に」と『宇津保物語』『松浦宮物語』」「解釈」/2000・09/10合併号

中野幸一「男の物語 女の物語」/「むらさき」37/2000.12.02

新美哲彦「『うつほ物語』の伝流−幽齊本・三条西家本断簡から」/「平安朝文学研究」復刊09/2000.12.09

猪川優子「柏亭本『うつほ物語』(広島大学)の特色<その三>−春日詣巻(「桂」の段)」/「古代中世国文学」16/2000.12.20


2001年発表の論文一覧

大井田晴彦「『うつほ物語』「楼上」の主題と方法−栄華と憂愁」/「国語と国文学」/2001.02

上原作和 佐藤信一 正道寺康子「『うつほ物語』引用漢籍一覧」『懐風藻研究07』日中比較文学研究会・2001.01.15

室城秀之「『うつほ物語』の桜」/「国文学/特集・桜」/学燈社/2001・04.10

加藤昌嘉「『うつほ物語』二者一対の法」/「詞林」29/2001.03

島田和枝「『宇津保物語』の舞楽」/「広島女学院大学大学院言語文化論叢」04/2001.03

坂本信道「古代童名一覧稿」/「文献探究」/九州大学/2001.03

江戸英雄「『うつほ物語』における物語の《領域》−藤原季英の造型をめぐって」/「物語研究」01/物語研究会/2001.03

佐藤信一「『うつほ物語』藤原季英の描かれ方について 漢文引用、とりわけ『菅家文草』から見た藤英像」/「国文白百合」32/2001.03

稲賀敬二「関戸家旧蔵『宇津保物語俊景本』の合点とミセケチ−−本文と『絵解』『絵詞』本文との関係」/「安田女子大学大学院文学研究科紀要」06/2001.03

東儀俊美「『うつほ物語』周辺の雅楽」『新編日本古典文学全集 うつほ物語A』月報/小学館/2001.04.20

江守五夫「『うつほ物語』に見る平安貴族の婚姻」『新編日本古典文学全集 うつほ物語A』月報 /小学館/2001.04.20

荻美津夫「平安文学と音楽−『落窪物語』『宇津保物語』『源氏物語』」/『叢書想像する平安文学/3/言説の制度』勉誠出版/2001.05

大井田晴彦「栄華と鎮魂−『うつほ物語』「楼上」をめぐって」/『叢書想像する平安文学/6/家と血のイリュージョン』勉誠出版/2001.05

猪股ときわ「天孫の譜・天孫の琴−『うつほ物語』、あるいは<音楽を書くこと>をめぐって」/『叢書想像する平安文学/8/音声と書くこと』勉誠出版/2001.05

斎藤正志「『うつほ物語』の罪過としての財貨」/『叢書想像する平安文学/8/音声と書くこと』勉誠出版/2001.05

猪川優子「『うつほ物語』俊蔭の「忍辱」 ―琴の一族と皇室」/「国文学攷」第170号/2001.06

佐藤雅楽孝「『宇津保物語』にみる古代の琴の位置付け(01〜03)」『楽道/717.718.719』/財団法人東京正派邦楽会/2001.07/08/09/※第81回正派師範試験論文。

正道寺康子「『うつほ物語』引用漢籍索引」『懐風藻研究08』日中比較文学研究会・2001.09            

猪川優子「広島大学蔵『こまのの物語』のまやかし―『うつほ物語』伝流過程における一様相―」/古代中世国文学17/2001・9

正道寺康子「『うつほ物語』吹上・上巻の七つの太陽」『北陸古典研究16』北陸古典研究会・2001.10         

新美哲彦「『うつほ物語』共通祖本の特質」/「中古文学」 68/2001・11


2002年発表の論文一覧

大井田晴彦「『うつほ物語』の帝−−歴史と物語の接点」/「日本文学」/日本文学協会/2002.01.10

中嶋 尚「うつほ物語の人物映像−−源実忠」/「文学論藻」76/2002.03

新美哲彦 「『うつほ物語』の諸本―主要四系統の位置関係及び性格―」 (「国文学研究」第137集、2002年6月)

西本香子「『うつほ物語』の生成力 物語のふたつの発端から」/『古代中世文学論考・第七集』新典社/2002.07.24

津島佑子「『うつほ物語』の呪術」『新編日本古典文学全集 うつほ物語B』月報/小学館/2002.08.20

鈴木日出男「『うつほ物語』の対話」『新編日本古典文学全集 うつほ物語B』月報/小学館/2002.08.20

沼尻利通「物語の国母 −『うつほ物語』『源氏物語』を中心に」/「日本文学」/2002.09.10

西本香子「『うつほ物語』王政へのまなざし 物語冒頭に見る歴史認識から」/「文芸研究」88/2002.09

加藤昌嘉「『うつほ』の仲澄 −『うつほ物語』の手法と指向」/「詩林」32/2002.10

江戸英雄「物語学の精神 『うつほ物語』の享受史から」/「江戸文学」27・ぺりかん社/2002.11

猪川優子「『うつほ物語』宮の君と小君―次世代の確執」/「古代中世国文学」18/2002・12

柳瀞先「『宇津保物語』の老いたる人−−《琴》の物語における翁・媼の像を中心に」/「名古屋大学国語国文学」91/2002.12


2003年発表の論文一覧

小山利彦「細川幽齊本『宇津保俊蔭を軸とした本文比較・下」/「専修国文」72/2003.01

室城秀之「うつほ物語」/「解釈と鑑賞」2月号/至文堂/2003.02.10

上原作和「『うつほ物語』から『うつほ草紙』へ」/諏訪緑『うつほ草紙@』/小学館文庫/2003.03

立石和弘「抱擁と童名−−『うつほ物語』心性の人生儀礼」『生育儀礼の歴史と文化−−子どもとジェンダー』/森話社/2003・03

小嶋菜温子「『産ぶ屋』の賀歌−−『うつほ物語』『源氏物語』と人生儀礼」『生育儀礼の歴史と文化−−子どもとジェンダー』/森話社/2003・03 

三上 満「宇津保物語の思惟」中野幸一編『平安文学の風貌』/武蔵野書院/2003・03 

高野英夫「うつほ物語 源涼の登場と意義」中野幸一編『平安文学の風貌』/武蔵野書院/2003・03 

井上英明「海外における『うつほ物語』研究の出発」中野幸一編『平安文学の風貌』/武蔵野書院/2003・03 

緑川真知子「英訳『あて宮』における『かくて』の翻訳をめぐって」中野幸一編『平安文学の風貌』/武蔵野書院/2003・03 

葛綿正一「うつほ物語と三宝絵」/「沖縄国際大学紀要日本語日本文学研究」11/2003・03 

神田龍身「エクリチュールとしての《音楽》 『宇津保物語』論序説」『源氏研究』08/翰林書房/2003・04 

葛綿正一「うつほ物語と庭園の問題」/「日本文学」/日本文学協会/2003・05 

西本香子「『うつほ物語』と嵯峨の時代 律令官人による仮名物語」/宮崎荘平・伊藤博編『王朝女流文学の新展望』/2003.05

齋藤正志「源氏物語『蓬生』の《俊蔭女譚》引用 台湾日本語教育における古典文学教授論・断章」/「中日文化」22/中國文化大学日本語文学系所/2003・05(中華民国92年5月)

猪川優子「『うつほ物語』祐澄と近澄 ―繰り返される《あて宮求婚譚》」/「古代中世国文学」19/2003・06

江戸英雄「細井貞雄『空物語玉琴』の源氏観」鈴木健一編『源氏物語の変奏曲 江戸の調べ』三弥井書店/2003・09

上原作和・伊藤禎子「貴宮・俊蔭娘『宇津保物語』」西沢正史編『古典文学作中人物事典』東京堂/2003・09

立石和弘「書評・大井田晴彦著『うつほ物語の世界』」/「日本文学」12月号/日本文学協会/2003・12

根本智治「『うつほ物語』と降魔伝説 『悪魔国』をめぐる会話の分析」/「信州短期大学紀要」15号/2003・12

葛綿正一「うつほ物語と栄花物語―情の様相」/「沖縄国際大学日本語日本文学研究」12/2003.12


2004年発表の論文一覧

江戸英雄「書評・大井田晴彦著『うつほ物語の世界』」/「国語と国文学」1月号/2004・01

三木雅博「『うつほ物語』忠こその《継子いじめ譚》の位相 『孝子伝』の伯奇譚・クナラ太子譚との比較考察から」/「国語国文」1月号/2004・01

岡部明日香「良岑行正-清原俊蔭との違いと独自性」/田中隆昭編 『日本古代文学と東アジア』勉誠出版、2004.03

門澤功成「『うつほ物語』吹上上巻の唱和歌(一)漢籍に基づく景物と和歌の機能」/田中隆昭編 『日本古代文学と東アジア』勉誠出版、2004.03

栗山元子「『うつほ物語』蔵開上巻のいぬ宮生誕儀礼について」/田中隆昭編 『日本古代文学と東アジア』勉誠出版、2004.03

陣野英則「『うつほ物語』の「源氏」源正頼一族と皇統との関係について」/田中隆昭編 『日本古代文学と東アジア』勉誠出版、2004.03

金 孝淑「権威付けの装置としての「唐土」と「高麗」『うつほ物語』『源氏物語』『狭衣物語』を通して」/田中隆昭編 『日本古代文学と東アジア』勉誠出版、2004.03

田中隆昭「『うつほ物語』俊蔭の波斯国からの旅」/田中隆昭編『日本古代文学と東アジア』勉誠出版、2004.03

上原作和「書評・大井田晴彦著『うつほ物語の世界』」/「物語研究会会報」34号/物語研究会、2004・03

伊藤禎子「源正頼の造型から見る『うつほ物語』」/『物語研究』4号/物語研究会、2004.03

鈴木温子「『うつほ物語』の「親」と『孝経』『礼記』」/『物語研究』4号/物語研究会、2004・03

狩野一三 『うつほ物語』「仲忠孝養譚の位置」「愛知県立大学大学院国際文化研究科論集」 5 2004.03.03

鈴木温子「『うつほ物語』の「すみ物」小考 「屯食」の可能性をみる」/『古代中世文学論考』第12集/新典社、2004・05.20

上原作和「『うつほ物語』の本文批判 日本古代語研究の精度を問う」/『21世紀言語学研究 鈴木康之教授古希記念論集』(白帝社/\10000+税)・2004.07.20

笹生美貴子「子出生に関する「夢」資料一覧−中古文学関連の資料を中心に」/『日本大学大学院国文学専攻論集』第一号/日本大学大学院/2004.09

本宮洋幸「『玉琴』序文に広がる『源氏物語』注釈 光源氏と良清の『うつほ物語』の世界」/『古代文学研究第二次』十三号・古代文学研究会・2004.10.19

猪股 ときわ 「「手」と譜と―一〇世紀の音楽をめぐる言説」 /津田博幸編『古代文学会叢書3〈源氏物語〉の生成―古代から読む』/武蔵野書院/2004.12.25 

上原 作和 「《琴の譜》の系と回路―物語言説を浮遊する音 」津田博幸編『古代文学会叢書3〈源氏物語〉の生成―古代から読む』/武蔵野書院/2004.12.25 

西本 香子 「王の庭園―『うつほ物語』吹上巻一から『源氏物語』胡蝶巻へ」 津田博幸編『古代文学会叢書3〈源氏物語〉の生成―古代から読む』/武蔵野書院/2004.12.25 


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