{学習指導案} 竹内幸子
と き*六月3日 1時間目
ところ*東京成徳大学 二〇四教室
対象者*国語科教育法受講三年生
本時の目標
・1970年代と1980年代の時代の違いを理解させる
・作者の考えや意見、気持ちを理解させる
本時の展開例
テキスト「感性アップの時代」1時間目(計6時間)
高校生の国語U
「起立、礼、着席。お願いします。」
「今日から教科書54ページの「感性アップの時代」という新しい単元に入ります。」
〜本時の目標を述べる〜
「これらのことを理解できるように頑張りましょうね。それでは55ページの7行目まで読んでもらいましょう。」
〜読んでもらい、自分も読む〜
「ここでは、1970年代と1980年代について書かれています。では、1970年代は、一般的にどんな時代であったと書かれていますかね?」
〜指名する〜
「そうですね。もう一つ、詳しくどんな時代だと書かれていますかね?」
〜指名する〜
「そうですね。このような時代の中を生きてきた作者は、ものがよく見えない、深い霧の中に迷い込んだようだと感じたようです。では、1980年代はどうでしょう。作者はどんな時代のような気がすると言ってますかね?」
〜指名する〜
「そうですね。では、そこは大事なところなので印をつけてね。きっとテストに出ます。また、この1980年代、つまり新しい時代をどのようにして生きる時代だと言ってますかね?」
〜指名する〜
「そうですね。それに対して作者は、55ページの5行目に書いてあるように」、世界、他人、自分自身を今までより敏感に感じ取りたいと考えています。」
「そのためには、どうしたほうが良いと感じ始めているかな?」
〜指名する〜
「そうですね。」
〜これらの文章の意味を説明〜
「ここまでの文章の中で、少しおかしな書き方をしているところがありました。54ページの5行目の「〜のような気がする。」や55ページの7行目の「〜し始めている。など、1980年代はとっくの終わっているはずなのに、1980年代を推量しているような、未来のことのように書かれています。66ページを見てください。この作品は1984年に発表されています。だから、このような書き方になってるんですね。」
「では、作者がなぜこう思ったのか、それは1970年代の社会を振り返ればわかります。日本経済は………。」
「作者はこの時代に対し、反感を持っているというか、このままではいけない!と思っています。それはどこに書かれているかわかりますかね?」
〜指名する〜
「そうですね。このような反感を持っていた作者にとって1980年代は…………。」
「また逆に考えると、1980年代は1970年代に足りなかった部分、または、みんなが見落としていたことなのかもしれませんね。これを補いたい、そして1から新しい時代にしよう、と考えていたのでしょうね。」
「このように1970年代と1980年代を比較することで………。終わりです。」
「起立、礼、着席。どうも、ありがとうございました。」
〇指導予定の内容をどの程度理解させられたか。 優・良・可・不可
〇板書は正確で見やすかったか。 優・良・可・不可
〇時間配分は適正であったか。 優・良・可・不可
〇発問と解答はかみ合っていたか。 優・良・可・不可
〇説明は聞き取りやすかったか。 優・良・可・不可