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 源氏物語の『末摘花』について

              日本語日本文学科・1年 99001116 前田裕美

                          99001126 宮崎杏奈

                          99001136 渡辺絵理

《1・『末摘花』という人物について》

 末摘花、すなわち常陸宮の姫君は、「源氏物語」中最も美しくない女性として描かれ

ています。

 本文中では、『末摘花』巻・『蓬生』巻の中心的な女性として登場し、以後『玉鬘』

・『初音』・『行幸』・『若菜・上』等にもちらほらとその存在が見られます。

 末摘花の物語は笑いの物語として捉えられることが多く、概略などの本や主要テーマ

を扱った本では省略されがちな章ですが、末摘花の話が「末摘花」だけでは終わらず、

「蓬生」の巻に合わせてひとつの完結、独立した物語として書かれている事から、紫式部

の中では末摘花がただの道化ではない、何かしらの意味を持たせていたのではないのだ

ろうかと思って、このテーマを選びました。

 

                           前書、表紙&

                           ワープロ担当者:渡辺絵理

《2・末摘花の容貌》

 

 末摘花は源氏物語上最も美しくない女性ですが、では実際にどのような容姿をしてい

たのでしょうか。平安の頃と現代では美醜の感覚も違ってきているでしょうから、当時

の美醜とも比較して見てみることにします。

 まず彼女についての外見が書かれている部分の原文を読みます。

   まづ居丈の高う、を背長に見え給ふに、さればよと胸つぶれぬ。うち次ぎて

   あなかたはと見ゆるものは、御鼻なりけり。ふと目ぞとまる。普賢菩薩の乗

   り物とおぼゆ。あさましう高うのびらかに、さきの方少し垂りて色づきたる

   ほど、殊の外にうたてあり。色は、雪はづかしく白うて眞青に、額つきこよ

   なうはれたるに、なほ下がちなる面やうは、大方おどろおどろしく長きなる

   べし。痩せ給へること、いとほしげにさらぼひて、肩のほどなどは、痛げな

   るまで衣の上だにみゆ。

                        

                       訳は各自で読んでおいてください。

 1.座高が高い。

   これは現代でも女性がコンプレックスにしていることでもあるので、説明の必要

   はないでしょう。姫君は立つことなどしませんから、座っていて大柄に感じるこ

   とはやはり男性にとってもいいものではないのでしょう。

 2.長い鉤鼻。しかも赤い。

   いわゆる悪い魔女とかの表現にでてくる、あの長い鼻です。

   しかも赤い。源氏は普賢菩薩の乗り物のようだ、と喩えていますが、それについ

   てはレジュメの13Pに説明を載せてあるので、そちらをみてください。

 3.顔色が悪い。

   「雪も恥じるほど」と源氏は喩えていて、こう聞くと色白の女性への誉め言葉の

   ようですが、青味がかっているのは血色が悪い証拠です。

   姫君ならずも、栄養が行き渡っていて健康的な白い肌が美しいとされました。 

 4.おでこが広い。やたら顔が長い。

   「おどろおどろしく」とはまたひどい言われかたをされたものです。

   それじゃまるで幽霊か何かのようですが、

   当時は小さな顔が美しいとされていました。  

 5.がりがりに痩せている。

   最近はがりがりに痩せているのもよしとされていますが、(まあ、男性からすれ

   ばもう少しぽっちゃりしていてもいいと思うそうですが、それは余談として)

   当時はぽっちゃりしているのが良いとされていました。

   源氏はどうやら、うっすらとこうした容姿を感づいていたようです。

   本文中にそうしたくだりがみられます。

   

 次の部分の原文にいきます。

   頭つきの髪のかほりはしも、美しげにめでたしと思ひ聞こゆる人々にも、

   をさをさ劣るまじう、袿の裾にたまりて、曳かれたるほど、一尺ばかり

   餘りたらむと見ゆ。

                       訳は各自で読んでおいてください。

 6.長くてきれいな髪。

   源氏ですらなかなか見ないほどの、黒くて長い、美しい髪をしているようです。

   当時は女性の髪は長ければ長いほど美しいとされていました。

   さらに、源氏が驚くほどというのですから、鴉の濡れ羽色の、つややかな髪だ

   ったのでしょう。『蓬生』ではこの髪を、かもじにして侍従に渡しています。

   髪を贈るのは旅の安全を願う当時の道祖信仰からきています。

   (ちなみに余談ですが、現代でもワンレンにはブスが多いというのが、一昔前

   の隠れた常識でした。)

 

                              担当者:前田裕美

                               編集:渡辺絵理

《3・末摘花の身分と服装》

 1.身分 

 次に末摘花の身分ですが、レジュメ4Pに系譜を載せておきましたのでそれを見てく

ださい。常陸親王の娘、ということになっています。親王というのは天皇の子供、また

は孫のことを指しますから、落ちぶれていても皇族の姫君という高貴な生まれというこ

とになります。本文中でやたら身分のことを強調して書かれているのも当然と言えるで

しょう。

 

 2.服装

 ・ゆるし色のひどく表面が白茶けている一襲

 ・すっかり真っ黒になった袿

 ・香をたきしめた黒貂の皮衣の上着

   高級なものですが、貴族の、主に“男性用”でした。

   しかもこの頃には流行遅れであったようです。

 「古風な風趣のある衣装だがババくさい」と源氏は評しています。

 

 

                               担当者:前田裕美

                                編集:渡辺絵理 ※前田さんは原稿を提出しませんでした。

                                

 

 

 《4・源氏の末摘花に対する心の変化》

 

 ―――――――あらすじ―――――――――――――――:―源氏の心情の変化――   

                           :

 ・夕顔のような従順な女性のことが忘れられない源氏  :夕顔への未練

                           :  

 ・大輔の命婦から聞いた、没落した常陸宮の姫君の話に :姫君への興味

  興味を持ち、詳しく聞き出す。           :

  会いたいと思う気持ちにかられる。         :

                           :

 ・琴を一人つま弾く姫、その音色を聞きながら、昔物語 :感慨

  そのままの女主人公をそこに見る。         :

                           :

 ・もともと、それほど執着していなかったところへ、出 :つれなく扱われたことへ

  した手紙の返事も来ず、つれなく扱われたことで興ざ :の興ざめ

  めしてしまう。                  :

                           :

 ・頭の中将がしきりに姫君に言い寄っているのを知り、 :頭の中将への対抗心

  彼への対抗心からその後も手紙を送り続けるがやはり :

  何の音沙汰もない。                :姫のそっけなさに

                           :もどかしさを覚える。

 ・返事が来ない事で命婦を責める。          :

  何とかして姫君の気持ちが知りたい源氏。      :苛立ち

                           :

 ・手引きをしてもらい、ついに姫と一夜をともにするが :興ざめ・失望

  姫の反応の手応えのなさに拍子抜けしてしまう。   :

                           :

 ・自然、邸の方への足も遠のく。           :恋愛感情は

                           :冷めていたが……

 ・命婦につれなさを指摘されて恨み言を言われ、再び邸 :

  へ足を向ける。                  :

                           :

 ・姫君の容姿に興味が湧く。             :顔を見れば愛情も湧く

                           :かもしれないという

 ・何とかして顔を見ようと彼女を縁側へと誘う。    :期待と好奇心

                           :

 ・そこで見てしまった、想像を絶する姫君の容姿。   :驚愕。そして絶句。

                           :なぜ見てしまったのか

 ・すぐに思いなおす源氏。              :という後悔と落胆

  ここまでひどい姫君、自分意外に世話する人間もいな :

  いだろうから、自分が世話をしなければ……。    :姫への憐憫。

                           :持ち前の世話心と決心

 ・その後須磨へ流される源氏             :

 ・荒れ果てる邸。                  :政情の一変からか

                           :姫君のことは

 ・八年の月日。許されて帰京する源氏。        :忘却の彼方へ……

                           :

 ・偶然通りすがった、見る影もなく荒れ果てた姫の邸で、:驚嘆。

  いまだ姫が源氏を信じて待ちつづけている事を知る。 :姫を忘れていた自分への

                           :悔恨。感動。

 ・源氏、再び姫の面倒を見る。            : 

                           :恋愛というよりは      

 ・二年後、姫を二条院へ招き入れる。         :罪償いの思い

                           :

 ――――――――――――――――――――――――――:―――――――――――                          :

                               担当者:宮崎杏奈

                                編集:渡辺絵理

《5・末摘花の和歌の「唐衣」と「袂」》

 末摘花の和歌には、必ず定石通りに『唐衣』と『袂』(=袖)という言葉が出てきま

す。これは本文中で源氏が評しているように、かなり古風な表現であるらしく、何事に

も格式ばっていて古めかしい、末摘花らしい歌の読み方であるといえるでしょう。

 末摘花の詠んだ歌は少なく、全作品中でも六首しかありません。

 その中で源氏に宛てて詠んだ歌は四首、そのうち三首が『唐衣』の歌ですから、これ

は大変な割合といえます。

 さて、第一首目の歌というのが、源氏と関係ができた年の正月に源氏に宛てて着物を

贈ってきたときにつけられたもので    (『末摘花』の巻を参照してください。)

   

   からころも 君が心のつらければ

    袂はかくぞ そぼちつつのみ

 

 厚ぼったい陸奥紙に、香だけはしっかりと焚き染めてあるような文です。

 訳は、「あなたの不実なお心がたまらなく辛いので、

     わたしの唐衣の袂はいつも涙に濡れそぼっています」というものです。

 これはもう自作に違いない、と源氏は思います。きっと添削してくれる先生もいなけ

れば気の利いた女房もいないのでしょう。そう思うと、歌作りに苦心する姫君の姿が思

い浮かんで、源氏はなんだか可笑しくなってきます。

 源氏は女性関係の多い人でしたが、決してそれっきりということはなく、どんな女性

にもいいところを必ずひとつはその女性に見出しています。この末摘花にも、そういう

源氏らしい好意的な見方がされています。

 それで、何とはなしに手紙のはしに書きつけた歌というのが、

   なつかしき 色ともなしに何にこの

     末摘花を 袖に触れけむ

 という歌でした。

 訳は、「それほどの心惹かれる人でもなかったのに、

     なぜ末摘花のように鼻の紅いあの人に触れてしまったのだろう」というもの。

 この章の題になった歌でもあり、姫の名前の由来でもあります。

 『末摘花』というのは現在の紅花をさします。

 蛇足ですがこのベニバナ、昔は花の末(先)を摘むので末摘花、と呼ばれていました。

 また、中国の染料の意味で“呉の藍”(くれのあい)とも呼ばれ、後者は“紅”

(くれない)の語源ともなっています。

 ともあれ源氏はこの末摘花をもって「紅い花」と「紅い鼻」とを掛けているようです。

 源氏の、訳のような“後悔”というよりはむしろ、「まいったなあ」と苦笑交じりに

溜め息をつくような、あきらめにも似た思いが出ているようにも思えます。

 もちろん、こんな歌を返歌にした訳ではありません。

 翌日届けさせた手紙には、

   逢はぬ夜を へだつる中の衣手に

     かさねていとど 見もし見よとや

 と、白い紙にさりげなく書き散らされていました。

 訳は、「逢わない夜の多いあなたとわたしなのに、

     中を隔てる衣を贈って、もっと逢わない夜を重ねよというのですか」という

もの。

 常識で考えて、昨日贈った着物についての皮肉なのですが、末摘花の周りには古い女

房しかいないものですから、みなそのことに気づきません。

 「こっちの歌だって立派なものでしたよ」としきりに言い合う始末です。

 末摘花はといえば、昨日あれだけ苦心して搾り出した自作の歌でしたから、わざわざ

紙に書きとめておいたりしたようです。

 この、自分の歌を書きとめておく、という行為は彼女のほかには見当たりません。

 おそらく、いまもそうですが、歌は、「書き散らす」ように、さりげなく書くのが風

流とされていた時代ですから、この書きとめておくということ自体が野暮ったい行為な

のだろうと思われます。

 まあ、可愛らしいと思えば可愛らしい行為にも取れるのでしょうが。

 

 二首目の歌は、年末、源氏が正月の着物を末摘花に贈った、そのときの返歌です。

                     (『玉鬘』の巻を参照してください。)

 

   着てみれば うらみられけり から衣

      かへしてやりむ 袖を濡らして

 訳は、「贈られた晴れ着を着てみれば、日ごろの冷たさが身にしみて

     いっそ恨めしやこの唐衣 返してしまおう私の涙で袖を濡らして」です。

 字体も昔風、紙も年数が経って黄ばんだ陸奥紙、

さらに付け加えれば紙質が厚く白いだけの陸奥紙は消息文には用いますが、懸想文

(ラブレター)には無風流であまり適当とは言えません。

 源氏はこの歌を見て思わず苦笑します。

 

 補足をしておきましょう。

 和歌の中での『唐衣』・『袂濡るる』というのは昔風の“恨み”の表現方法です。

 このめでたい正月から、そりゃないだろう、姫君。

 とでも源氏は思ったのでしょうか。

 紫の上にすすめられて、さらさらと気軽に書きつけた末摘花への返事というのが、

 

   返さむと 言ふにつけても 片敷の

      夜の衣を 思ひこそやれ

 

 訳は、「着物を返そうとのお言葉につけても、その着物の片袖を敷き

     独り寝なさる貴女がおいとおしく思いやられます」という歌と、

 

 「ごもっともです。」の一言でした。

 

 最後の歌、三首目の和歌が見られるのは『行幸』(みゆき)の章です。

 玉鬘の成人式(裳着の式)に、末摘花はそうした身分でもないのに

(“そうした身分”とは紫の上や明石の上などでしょうか)律儀に贈り物を届けて

きます。そこに添えられた歌というのが、また例の「からころも」の歌でした。

   わが身こそ うらみられけれ 唐衣

      君が袂に 馴れずと思へば

 訳は、「このわが身こそ真実恨めしくてなりません。

     いつもあなたのおそばに置いていただけないと思うにつけて」

 というものです。

 昔から字もまずい人でしたが、いまはさらに縮かんで、紙へ強く押し付けたよう

にして書かれています。先週、源氏物語の「手蹟」についての発表がありましたが、

そこに並べられた人々とはまったく似ても似つかぬものです。

 さらに、今回もめでたい席なのに、贈られた服は喪服色、歌も玉鬘への祝いとい

うよりは、源氏への恨みのようなものを感じます。

 源氏はおかしいのを通り越して呆れてしまいます。

 

 それでも、苦心して書いたのだろう、と気の毒に思い、現時は忙しい時間を割い

て自ら返事を出します。

 「奇妙な、誰も考えられないようなお心遣いは、

  むしろなさらないほうがいいのですよ」

 

   唐衣 また唐衣 唐衣

     かへすがへすも 唐衣なる

 ………。

 源氏物語の中で、この一首だけがかなり直接的で異彩を放っています。

 現代訳の必要はないでしょう。

 源氏の、「この姫にははっきり言っておかなければならないだろう。

      自分が注意しなければ、一体誰が注意するんだ」

 というような思いが読み取れるような気がします。

                                  

《6・「末摘花」巻の鑑賞》

 この帖では、末摘花は完全に笑いの対象として描かれています。

 『若紫』巻・『紅葉賀』巻と時間的に平行ないし重層するように構成され、緊張感の

ある恋愛物語の合間の息抜き、笑いの章というふうにも取れます。世間から忘れられ、

没落し、荒れるにまかせた屋敷に、琴だけを友としてひっそりと暮らす姫君――

そうしたことから連想される女性像の意表を突いた末摘花の容姿・容貌が、残酷なほど

の描写で描かれていますが、そこにはたしかに笑いの意図があります。

 そうした笑いの目は、このような女性と関わった源氏や頭の中将にも向けられていま

す。

ここでは末摘花の時代遅れな感性や価値観を笑い者にしていますが、後編・『蓬生』巻

ではそれが逆に美徳として描かれてきます。

 

 なお、レジュメ右に載せた写真はだいぶ潰れて見えにくくなってしまいましたが、

『末摘花』巻の絵巻から引用しました。左上に心霊写真のように見える女性が末摘花で

す。

                                  

 《7・『蓬生』巻の鑑賞》

 『末摘花』巻で描かれていた末摘花の滑稽なほどの時代遅れで当時の現代的な感覚か

ら遠く離れた傾向が、今度は逆に俗物的な人々、つまり、受領の妻である末摘花の叔母

君や、経済力のなくなった末摘花から離れていこうとする女房たち、貧困につけこんで

皇族所縁の調度品などを手に入れようと言い寄る生受領などの動きと対象化され、彼女

の美質として描き出されてきます。

 ここでの末摘花は、もう笑いの対象ではありません。

 『末摘花』巻でのような容姿・容貌への侮蔑的な表現も控えられています。

 

 どんなに零落しても、父の代から受け継がれてきた調度も家もけっして譲らず、

 ―――それはつまり、皇族としてのプライドを捨てないということにもなります。

 叔母の申し出にも首を縦に振らず、源氏を信じて、末摘花は待ちつづけます。

 

 そうした、『末摘花』巻では笑われていた内気で消極的で頑迷なまでに自分の信念を

曲げない不適応性が、今度は逆に俗物に流されない美徳として表現されています。

 花散里を訪ねる途中、偶然見かけた荒れ果てた屋敷で、源氏と末摘花は四年ぶりに再

開を果たします。

 そこで源氏は頑ななまでに源氏を信じ通し、宮家の姫君としての誇りを失わず、鷹揚

に構えていた上品さに真の貴族の精神を見たように思えて、源氏は感動します。

 

 源氏が償いのために以前のように経済的な面倒の一切を見て屋敷が立ち直り始めると

、今まで背き去っていった人々までが彼女の許に舞い戻って追従します。

 末摘花は何も言わずにそれらの人々を受け入れます。

  

人の世や人情の軽薄さが、末摘花の信の潔癖さと対比されて際立って表現されています。

                                  

《8・まとめ》

 末摘花という人物について調べていくうち、ふと思ったことがあります。

 もしかしたら、「源氏物語」を書くにあたって、末摘花というキャラクターは、著者

紫式部の周りの女性達の間で結構人気があったのかもしれません。

 現代でも、連載を持つ作家や漫画家が読者の間で人気の高い登場人物の再登場を請わ

れて、再び物語に登場させることがあるように、「末摘花」も、そんな当時の紫式部の

周りの読者達の支持があったようにも見えました。

 「末摘花」巻だけの笑い話だったように見えた物語中の女性が、「蓬生」の章で誠実

な女性として美しく描かれハッピーエンドを迎えること、その後の話でもちらほらと末

摘花のことが登場してくることからも、そんな読者の支持があったような雰囲気が読み

取れるような気がしないでしょうか。

                                  

   以下に、参考文献と『末摘花』巻・『蓬生』巻の

   語句の解釈を載せておきましたので、参考にしておいてください。

 

 《9・参考文献、10・語句の解釈》―――――――――――――――――――――

 

                           5〜10担当者:渡辺絵理

 

 

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