2001山口萩往還マラニック 250キロ完踏記
 5月2日昼過ぎに瑠璃光寺に着いた。
落ち着いた雰囲気の中で受付を済ませた。今回で5回目の挑戦である。
過去4回色々なアクシデントの中、いずれも177キロ地点でリタイヤしている。
今回はこれが最後とゆう気持ちでのぞんだ。
小野会長のユーモアたっぷりの挨拶
 5月2日 18:06  瑠璃光寺スタート
小雨まじりではあったが最高のコンディション。マイペースで距離を踏む。
秋芳、美祢を経て本州最西端の川尻湖へ。この地点で108キロ走った。夜中はライト片手に山道を走らなければならない。
エイドとエイドの間は50キロ位離れているために、軽い食事はリュックに詰めて背負って走る。
コースの景色は山あり海岸線ありであきることはなく、これでもか、これでもかとアップダウンが続き、体を痛め続ける。
そんな疲れた体に、毎回潮の香りと潮風が気持ち良い。
川尻湖から海岸沿いに青海島へひた走り、2日目の夜を迎える。

 前回までのリタイヤ地点(177キロ)宗頭文化センターに5月3日20:50到着。
少しの仮眠の後、萩を目指して再び真夜中ラン。この頃が疲れもピークで、疲労と眠気で夢遊病者の如くふらふらで前に進んでいた。
夜が明け、朝方になる頃萩に到着。

 そして最後の難関萩往還道に入る。ここはまさしく山岳コースで、走ることは出来ない。
一歩一歩足を進めることだけを考えた。
往還道に入って6〜7時間、ただひたすらゴールを目指して無になって進んだ。
山本さんと佐々並にて 完走証 感動のゴール
 そして、5月4日15:55 夢にまで見た瑠璃光寺のゴールテープを静かに切った。
【タイム 45時間49分57秒】
最後となるはずだったウルトラが始まりとなってしまった。
2週間後には島根の100キロ完走。練習で70キロ走と再びウルトラに目覚めてしまった。
次はギリシャのスパルタスロン、さらにはさくら道270キロと夢は膨らむばかりだ。

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