今年も2月の厳寒の中、恒例の大村湾一周160キロウルトラマラソンが開催された。私は第一回大会以来通算5回目の参加となる。小さな手作り大会も今回は全国から多数の参加者が集まり、ボランティアを含めると100名近い規模となった。ちなみにこの大会は6年前佐賀大の佐藤先生、嬉野在住の宮崎氏の呼びかけで始まり年々口こみで全国に広まり現在に至っている。すべてが手作りで、とても暖かい大会だ。
制限時間は24時間以内でコースレイアウトはアップダウンが激しく挑戦し甲斐のあるコース。ここ数年時間差スタート方式を取り入れ無理なく走りを楽しもうとする試みも加えられ、完走率もアップした。ボランティアとの一体感もあり、アットホーム的な雰囲気でウルトラ愛好家に一押しの大会だ。


再会
今回から舞台は入船荘に移された。早朝から
ロビー内は選手の皆さんで熱気を帯びていた。
酒井さん、山下さん、佐藤さんらスタッフの
入念な打合せ
今回始めての試みとして、ネームプレート
作成。名前を呼び合う事によって、各県の
選手との親睦を図れた。
スタート前の説明会。




4組の時間差スタート
12時スタートの組 村田、佐藤、石田、世利
太宰府走ろう会のメンバー
14時スタートの組 江口、倉掛、市役所の
メンバー
16時スタートの組 左端が私


14時組のスタート前 やる気満々のノンべー江口さん
160キロの冒険にいってらっしゃい はやる気持ちを抑えて




5回目の挑戦
最終組でのスタート。前回1位、前々回1位の山本祐さん、山本但さん、恵村さんらスピードランナーばかりだ。はやる気持ちを抑えてペースを落とすのだが、周りが早くついつい追いかけてしまった。東彼杵まではキロ5分台のハイペースだ。こんなペースじゃ潰れてしまう。早々マイペースで行くことにした。途中福山の(ウルトラDAISUKI)の藤本さんや単独日本縦断した濱口さんとウルトラ談議をしながら歩を進めた。しかし45キロ地点(諫早)友野さんと並走してた時、転倒してしまった。左膝をざっくり切り血を流す怪我で立ち上がる事も出来ない。心配して頂いた友野さんには先に行ってもらう。この時点で最後尾。タイツは破れふくらはぎも痛い。当然走ることは無理でひたすら歩いた。走る気力を失いリタイヤを考えた。しかしボランティアの皆さんの励ましに前へ前へ進んだ。今回はほんとうに最後まで諦めなくてよかった。ゴール間近の俵坂で6時間前にスタートされた衛藤夫妻の後姿を見れたのです。ペースは違うにしろ同じ道程を踏んできたと思うと全身鳥肌がたち感動で震えました。どうにか23時間ジャストでゴール。160キロ走らせてくれた左足に感謝すると共に寝ずに対応して頂いたボランティア、スタッフの皆さんに心より感謝します。  最後まで諦めなくてよかった。…
山下サポートカー 大変お世話になりました 大村湾に沈む夕陽 綺麗で思わず写して
しまいました。
110キロ地点 渕上さん、野口さん、峯さん
のエイドステーション
130キロ地点 酒井さん、山口さんそして山口
から西村さんが応援に駆けつけてくれました。


23時間ジャストで無事にゴール出来ました。皆さんお疲れ様でした。

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