12月のネコの額 (=^・^=)ノ

2009年12月27日

ジビエの季節、またの名を夏の名残のバラ



ジビエの季節
「チチチチチ」っていう声が聞こえたんで、カメラを持って待っていたら、 やって来ましたメジロさん。
花札の2月の絵柄「梅に鶯」で有名な小鳥さんですニャー (=^^=) むふっ、んめそう (=^^=)ノ
ウグイスは目の周りの縁取りもないし、茶色というか灰色というか、ものすごく地味な鳥なんで、
誰も間違えることはないと思うんですが、日本画だとやっぱりデーハーな色が必要なんでしょうね。
メジロをウグイスだと言って描くのが一般的なようですニャー。
この季節、葉っぱが落ちて、隠れているつもりのものがいろいろ露わになってしまうのよぉ(=^^=ゞ

   

もみじ
12月の半ば頃には、モミジが色づいて、あっという間に散っていきました。
3枚目はちょっとやり過ぎかニャ (=^^=ゞ

   

バラ
ちょっと寒くなってきましたが、つるバラを中心にぱらぱらと咲いています。

       

オールド・ブラッシュはこれからが本領発揮。バラ好きの人なら誰でもお世話になっている
HelpMeFindのサイトで検索してみると、オールド・ブラッシュのほかに18の別名が記されています。
その中に“Parsons' Pink China”とか、“Old Pink Daily”、“Old Pink Monthly”といったお馴染みの呼び名と並んで、
“Last Rose of Summer”の名が見られます。日本では『庭の千草』ですニャー (=^^=)
『庭の千草』っていうと、フロトーの『マルタ』。明治時代からかなり上演され、浅草オペラの定番
だった演目で、その中の“Letzte Rose”が本歌のように思われていますけど、実は
アイルランドの詩人トマス・ムーアの詩に、『宝島』とも蒸気機関とも関係がない
スティーブンソンさんが曲をつけたもの。
ムーアの詩集が発表されてすぐに、メンデルスゾーンが変奏曲を書いたんで、当時からポピュラーなメロディー
だったみたいですが、音楽的にずば抜けて奇妙キテレツなのはエルンストの変奏曲ですニャー (=^^=;;
ヴァイオリンの曲なのに二段譜表に書かれていて、右手の超速アルペッジョに乗って
左手のピッツィカートでメロディーが歌われます。Midoriちゃんの十八番だったけど・・・今でも弾いてるのかな?
日本語訳では「夏の名残のバラ」が白菊に置き換えられていますけど、今の季節のオールド・ブラッシュを
見ると、白菊の葬式っぽいイメージとはちょっと違うぞぉ。寒空に向かって凛と咲いている姿は、
白菊よりもいっそう「もののあはれ」を醸し出しておりますです、はい (=^^=)
歌の内容はまあ、とんでもなく厭世的、悲観的で、平安文学よりは鴨長明に近いかも。
そんなわけで、かどうか知りませんけど、クリムゾン・グローリーと並んでイギリス人が一番愛するバラ。

   


庭の様子
まあ、かなり寒々としていますニャー (=^^=;;
   

つるバラは少しずつ剪定しながら葉っぱをむしっています。とにかく巨大なんで、誘引し終わるまで、
あとひと月ぐらいかかりそうです (=^^=ゞ

 

冬の雲
巨大なペンシルビルは、どこぞの不動産投資ファンドが作ったワンルームマンション。
今時どんな店子が入るのか入らないのか、しばし すぺきゅれいと しちゃいますです(=^^=)

   


ネコの額(目次)に戻る

デデの小部屋(ホームページ)に戻る

ボクの小部屋が気に入ってくれたネコ(または人間)の君、
電子メールsl9k-mtfj@asahi-net.or.jpまでお手紙ちょうだいね。