休ケ岡八幡
Yasumigaoka Hachiman Shrine
薬師寺を訪れるときは近鉄の「西の京」駅から歩くため、通常の寺院のように南大門からではなく、北側、講堂の裏から入ってしまう。南大門は正面玄関ではなく南の裏門であるかのような印象を受ける。休ケ岡八幡宮は南門の南側にあるため、いつも訪ねる人は少なく、ひっそりと佇んでいる。八幡様は平安前期の寛平年間(889〜898)に宇佐神宮から勧請され、薬師寺を守護している。ご神体は三柱の神像(僧形八幡神、神功皇后、仲津姫命)で、国宝。今朝も境内はきれいに掃き清められ、まだ誰の足跡も記されていなかった。 戻る