作家・田村俊子(1884-1945)の死後、最大の理解者だった湯浅芳子が中心になって東慶寺に墓碑を建て、後進の女流作家のための「田村俊子賞」を創設した。1961年の第一回受賞者は瀬戸内晴美(寂聴)さんだった。授賞式は俊子の墓前で行われたとのことだ。 鐘楼の傍に田村俊子文学碑がある。自然石に自著『女作者』の一文、「この女作者はいつも おしろひをつけてゐる この女の書くものは 大がひおしろひの中から うまれてくるのである」が刻まれている。女性の自立を象徴する東慶寺にふさわしい碑だ。 次へ