太閤坦
Memorial stone of Taiko

阿弥陀ケ峯は一足早く紅葉が始まっていた。山頂には誰もおらず、振り返ると先ほどすれ違った男性が次の石段に向かって門をくぐるのが見えた。周囲の眺望はきかず、京都市街が木の間隠れに見えるだけだが、気分はいい。廟の周囲を巡り、息を整えてから石段を下る。